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犬を自転車で散歩させるのっていいの?悪いの?【第59回】

編集部 まめお | 2018年07月09日


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犬を自転車で散歩させるのっていいの?悪いの?

 

自転車を運転しながらリードを持ち、愛犬と並走する……そんな散歩の光景を見たことのある方も多いのではないでしょうか。しかし「犬がかわいそう」「危ない」という意見もあり、賛否両論あるのも事実です。そもそもじつはこの行為、法律に違反する可能性があるということを知っていましたか?

目次

自転車で犬を散歩するのは違法!

とくに大型犬などは毎日たくさんの運動量を必要とします。自転車を使って一緒に走れば、思いっきり走らせてあげることができますし飼い主としてもラクですよね。けれど公道で自転車に乗って犬を散歩させる行為は、じつは法律違反なのです。
「道路交通法」では、「自転車の運転者はハンドルやブレーキなどを確実に操作し、かつ道路状況に応じ他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなくてはならない」と定められています。
つまり、事故に繋がるがるような危険な運転をしてはいけないということ。たとえば傘をさしながら自転車を運転するのは、片手が塞がっているのでハンドルをとられる可能性があります。またイヤホンで音楽を聴きながら運転するのも、周囲の音が聞こえなくなるためNGです。
自転車に乗りながら犬の散歩をするのも、これらと同じように安全な運転を阻害すると判断されます。犬のリードを持ったままではハンドル操作の邪魔になりますし、犬が突然立ち止まったり方向転換したりしたら自転車はバランスを崩し、転倒してしまうでしょう。リードが歩行者を巻き込み、転倒させてしまう可能性も否めません。
そのため地方によっては、道交法に基づき条例でより細かく規定されていることもあります。たとえば東京都の道路交通規則では、自転車に乗って犬を散歩させることはハッキリ「違反だ」と規定されています。
自転車は軽車両であるため、違反すると3ヶ月以下の懲役や5万円以下の罰金が科せられる場合があります。またもしも歩行者にぶつかるなどしてケガをさせてしまえば、慰謝料や損害賠償を支払わなくてはなりません。愛犬の散歩に自転車を使うのはやめておきましょう。

 


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犬に最適な散歩の速度ってどれくらい?

犬には適度な運動が必要ですが、必要以上の激しい運動はよくありません。自転車に乗って最初から最後までハイスピードで長時間連れ回すのは、愛犬の負担になることも。心臓に負担がかかりますし、股関節の病気になったり肉球にケガをしたりする可能性があります。また愛犬自身も、立ち止まると首輪が締まるため、そうならないよう必死で走っているだけかもしれません。
犬にとって最適な散歩の速度は、犬種、年齢、犬の性格など様々な要因が関連するため一概にはいえませんが、「犬が走り出す直前」くらいのペースがひとつの目安です。仔犬なら歩き、成犬なら小走りやジョギング程度の速度、シニア犬ならゆっくりペースなど、状況に応じて変えてみてください。
また愛犬の様子を見ながら、歩いたり走ったりして強弱をつけてみるのも良いでしょう。行きは歩き、目的地に着いたらロングリードに変えて遊ばせ、帰りはまた歩く、というのもおすすめです。
散歩には、運動以外にも「社会性を育む」「縄張りの点検」「ストレス解消」など様々な役割があります。立ち止まってニオイを嗅いだり、気になったものをよく調べたりするのも大切なこと。ひたすら全力疾走させることが犬にとって良いとは限りません。span style=”color: #ff0000;”>「<散歩」と「運動」は別物と捉えると良いでしょう。

犬を走らせたいときのおすすめはドッグラン

普段の散歩とは別に、思いっきり運動させてあげることも犬にとって必要です。キャッチボールができる公園や安全が確保されている河原などでも良いですが、やはりおすすめはドッグラン。リードを外し、自由に走らせたり遊ばせたりできます。全力で走る犬はとても人間が追いつけるスピードではないため、専用の施設を利用するのがベスト。とくに狩猟を得意とするような犬種は運動が大好きなため、こういった場所でしっかりストレス発散をさせてあげましょう。
ただし、ドッグランにはほかの犬や飼い主さんもいます。入場していきなりリードを外したりせず、周囲の様子を見ながら愛犬が落ち着いてから外すようにしましょう。また自由に走らせる=放っておくことではありません。ほかの犬とトラブルを起こしたりケガをしたりしないよう、目を離さないようにしてください。そのほか、発情中のメスは利用しない、予防接種を済ませておくなど、施設のルールに従いましょう。

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マナーを守って楽しく散歩を

自転車で犬を散歩させる方は、愛犬のために「よかれ」と思っているケースがほとんどです。しかし歩行者や車の運転者にとっては、ぶつかられたり飛び出してこられたりするのではないかと不安になるもの。とくに犬が苦手な方にとって、ハイスピードで犬が走ってきたら怖いものです。
ほかの人の迷惑になったり、愛犬が嫌われてしまったりするのは悲しいことです。法律とマナーを守り、安全を確保した散歩を行う必要があります。
自転車を使わない散歩は、法令順守以外にも愛犬の様子も確認できるというメリットもあります。愛犬と楽しいひとときを過ごすという意味でも、歩いたり走ったりする散歩の方が良いでしょう。

 

ひと昔前は自転車による犬の散歩もよく見る光景でしたが、近年は自転車の安全運転について問題視されることが多くなり、規定が追加・改正される地域も多くなりました。飼い主としてしっかりと知識をつけ、適切で快適な散歩を楽しんでください。

 


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