わんわん編集部

老犬,対策,起こる,
ペットのお悩み・なんでも大百科

老犬が怒る4つの原因と対策!飼い主に吠える、噛む、唸る時は…【第18回】

編集部 まめお | 2018年06月29日


0

【老犬が怒る4つの原因と対策】飼い主に吠える、唸る、噛みつく時は…

 

愛犬が最近怒りっぽくなった…など、高齢期を迎えた犬に意外と多い性格の変化。今まで信頼した分、吠えられたり噛まれた時のショックは大きいでしょうが、実は愛犬には「怒る理由」があるんです。そこで今回は、老犬と長く幸せに暮らすために知っておきたい【老犬が怒る4つの原因と対策】をご紹介します。

目次

老犬になると、性格が変わる!?

子犬や成犬の時期に比べ、シニア世代になってから愛犬の性格が変わったというケース、実は少なくありません。人間と同様、活発でやりたい放題だったワンちゃんが高齢になって性格が丸くなるパターンもあれば、大人しかった犬が年とともに怒りっぽく攻撃的になるという場合もあるようです。

老犬が怒りっぽくなる理由を知ろう

大切なのは「老犬が怒る理由」に目を向けること。対策次第では改善するケースもあるので、毎日の健康チェックとともに愛犬の行動にも目を配り、愛犬の気持や状況を知ることから始めましょう。

老犬が怒る4つの理由と、その対処法

飼い主さんに唸ったり嚙みつくなど、老犬が怒る「理由別の対処法」をご紹介します。

【理由1】病気や怪我などの痛みで吠える

次のように、痛い所に触れられたくなくて唸ったり噛み付いてしまうことがあります。

  • 体のどこかが痛い(散歩を嫌がる、体を触られるのを嫌がる)
  • 関節痛(立っている時に足が震える、ふらつく)

<対処法>

痛みや不調がありそうな場合は、すぐに動物病院で診察・治療してもらい、少しでも早く痛みをとり除いてあげましょう。

【理由2】老化による精神的不安

次のような老化現象も、不安からの怒りの原因になることもあります。

  • 視力の低下
  • 聴力の低下
  • 睡眠時間の変化
  • 急に触られて驚いた

<対処法>

特に視覚・嗅覚・聴覚などの感覚が衰えると、今まで把握できていたものが認知できなくなり不安を感じる犬も。犬の体に触れたり撫でようと急に手を出したりすると、認知能力が衰えた老犬は驚き飼い主さんでも反射的に噛みついてしまうことがあります。
老犬に接触する時は、声掛けながらゆっくり愛犬に近づき、手の臭いを嗅がせて安心させてから体に触れるようにしましょう。
しかし、これらの感覚の衰えが「病気」が原因の場合は、動物病院での治療で改善する場合も。愛犬の行動に異変を感じたら、一度獣医さんに相談するようにしましょう。

【理由3】環境の変化による不安

次のような急な環境の変化に対応できず、不安定で怒りっぽくなるケースも。

  • 環境の変化(引っ越しなど生活環境の変化に適応できず不安)
  • 生活習慣の変化(散歩や留守番時間の変化などによるストレス)

<対処法>

環境の変化が理由の場合は、少しでも愛犬が落ち着ける環境を整えることが大切。
お気に入りの毛布やベッドを犬が安心できそうな場所に置いたり、声をかけやスキンシップを行い、環境や生活習慣に早く慣れるようにしましょう。

【理由4】認知症(痴呆)になっている

次のような症状が見られる場合は、認知症の可能性があります。獣医さんや老犬介護のプロなどに早めに相談しましょう。

  • 昼夜が逆転している
  • 夜鳴きがひどい
  • 食事を食べる量や欲しがる回数が増える
  • 同じ所をグルグル歩き回る
  • トイレを失敗することが増えた
  • 前はできていたお手やおすわりができない
  • 甘えん坊になる

<認知症の予防法と対処法>

認知症になると、飼い主を認識できなくなるだけでなく感情のコントロールもうまくできなくなり、怒ったり攻撃的になったり、逆に甘えん坊になるなどの反応を示す場合もあります。

▼▼老犬の甘えん坊についてはこちらの記事もチェック▼▼
ペットのお悩みなんでも大百科【第13回】『急に甘えだした老犬!実はこんな「病気」が原因かも?』

 

認知症の場合、症状を改善することは難しいですが、少しでも症状が進まないよう次のような予防法を行うことは可能です。

・日光浴をさせる
適度な日光浴をさせ、生活リズムを整えることも大切。特に夜鳴きしまう老犬には、昼間にできるだけ声をかけたり遊んだりし、夜長く眠れるよう工夫しましょう。

・ブラッシングやマッサージをする
ブラッシングやマッサージなど、物理的な皮膚や被毛へ刺激が脳を活性化させてくれます。

・散歩など、適度な運動をさせる
適度な運動は筋力をアップし、寝たきりを防ぐことで認知症の予防にも役立ちます。たまに別のコースでお散歩したり、自然や土、風などに触れることも、脳にとって良い刺激になります。

・他の犬や人と接する時間を作る
お散歩先などで、他の動物や人と触れ合う時間を作るのもオススメ。他者との交流が刺激となり、認知症予防にもつながります。
ただし、誰にでも噛み付いてしまうワンちゃんの場合、お散歩や外出の際は必ず口輪をつけるなどの対策を欠かさないようにしましょう。

頭ごなしに叱ってはダメ

トイレやトレーニングなど、昔できたことができなくなっても頭ごなしに叱ったり体罰を与えてはいけません。できなくても、ワンちゃんの一つの個性としておおらかに見守り、愛犬が安心して暮らせるよう心がけましょう。

 

ほとんどの場合、犬も好きで怒っているわけではありません。怒る原因を把握し、適切な対処や予防法をおこなえば、愛犬はもちろん飼い主さんの心も軽くなるでしょう。
愛犬との心安らぐ時間を長く続けるためにも、無理になりすぎない程度で、今できる一番良いと思える対策を選択することが大切です。

 

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
※対処法・しつけ方法は、犬種、年齢、性格等にもよりますので、上記内容が必ずしも有効というわけではありません。

 

<<前の記事 | ペットのお悩み・なんでも大百科 | 次の記事へ>>

0