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ペットロスから立ち直れない時の【症状チェックリスト】と回復までの対処法【第17回】

編集部 まめお | 2018年06月29日


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ペットロス症候群の【症状チェックリスト】!
ペットを亡くした時の心のケアと対処法

 

家族同様に愛情をかけた分、ペットを亡くした時の悲しみや辛さは大きくて当然。ですが、なかなか立ち直れない…というのも辛いですよね。そこで今回は、最近多いと言われる「ペットロス症候群」の【症状チェックリスト】と【立ち直るための方法と対策】をご紹介します。

kuri
この記事の制作・監修

社会保険労務士事務所アルモニー 一木信輔先生
関西学院大学総合心理科学科卒業後、大阪医専 精神保健福祉士学科卒。社会保険労務士・精神保健福祉士として、企業のメンタルヘルス相談、ストレスチェック対応のアドバイスを行っています。
http://sr-harmonie.jp/

目次

ペットロスとは?

犬や猫の寿命は人よりもはるかに短いため、多くの飼い主は愛するペットの死に直面しなければいけません。
本来「ペットロス」という言葉は、死別や生き別れなどにより犬や猫などのペットを失う喪失体験のこと。

ですが、一般的にはペットを失って悲しむことを「ペットロスになった」と言ったり、ペットを失った悲しみから心の病になることを「ペットロス症候群」と呼んだりすることもあります。

ペットロス症候群の症状とは?

ペットロス自体は病気ではありませんが、ペットロスによる精神や心身への影響が長引き、生活に大きな支障が見られる場合を「ペットロス症候群」と呼ぶことがあります。

<ペットロス症候群の症状チェックリスト>

「ペットロス症候群」は、ペットを失った喪失感から体調不良や精神面での症状を発症させる精神疾患。具体的な症状として、次のようなものが挙げられます。

  • 眠れない
  • 無気力でやるきが出ない
  • 何事にも集中できない
  • 疲れやすい、疲労感が抜けない
  • 食欲がない or 過食してしまう
  • 楽しい・喜びなどの感情が感じられない
  • 突然悲しくなったり、涙が出る
  • 吐き気や胃が痛くなる
  • 頭痛、発熱、めまい など

<ペットロス症候群になりやすい人>

生きている時からペットへの依存度が高い人や、自責の念が強い人、ペットと接する距離が近すぎる人、亡くなる際の立会い方などにより、悲しみや後悔が長引いたり心身への影響が出やすくなる傾向が見られるようです。

ペットロスからの回復には、段階があります

まずは、自分が悲しみを克服するまでのどの段階にいるかを客観的に理解し、感情の変化と向き合いましょう。

【ペットロスの悲しみと回復の段階】

ペットロスの悲嘆と回復には、次のような段階があります。

(1)混乱・否認

ペットの死を受け入れられない、認めない

   ↓

(2)絶望・誰かのせいにする

悲しみや孤独、喪失感や絶望感を感じたり、ペットの死を自分や他人のせいにしたりする

   ↓

(3)受容・回復

すべてをありのまま受け入れ、立ち直る。

場合によっては(1)~(3)の段階を行き来するなど、ペットロスの悲しみから回復するのに必要な段階や時間は人それぞれで異なります。

ペットロス症候群を長引かせないための対策

愛する犬や猫を失って悲しむのは当然の感情。そして、その悲しみの感情も、時間が経てば薄らいでくるのも自然なことです。その人や環境により、回復にかかる時間は様々ですが、なかなか回復する兆しが見られない時には、次のような対処法を取り入れてみるのもおすすめです。

【ペットロスから立ち直る方法と対策】

今の段階を知ると同時に、心身にかかっている大きな負荷を少しでも癒すため、ペットロスの心を埋めるメンタルケアがおすすめの方法を次に紹介します。

  • 弔う・供養する(ペットの祭壇をつくる、お墓参りをする、メモリアルスペースをつくるなど)
  • ペットの死に対し決して自分を責めない
  • 心と身体を十分に休ませる
  • 運動で汗を流す、カラオケで大声を出す、布団にくるまって泣く
  • ゆっくりお風呂に入る
  • 美味しいものを食べる
  • 日光を浴びる
  • 人と話す など

 

心を埋める方法は人それぞれ。まずは自身の心が大きく傷ついている状態であること、その傷を癒すためのケアが必要だという事を第一に考え、自分にあったケアや対策を生活の中に取り入れましょう。

また、意外と効果的なのが人と話す事。そのペットとの楽しかった思い出や今のつらい状態など、なんであれ会話で感情を吐き出す事で、何がどのように辛いのか、自身の心の状態が整理できます。

心療内科など、病院を受診した方がいい?

ペットロスで悲しい期間が続いても、時とともに少しずつ心は平穏な状態へと回復していきます。
さらに、適切なケアを意識して行うことで症状が長引くことを防ぐことも可能です。

それでも症状が悪化するようであれば、うつ病などの精神的疾患を伴う可能性も。
体や精神への不調があまりにも長期間続くようなら、無理せずペットロスの専門家やカウンセラー、心療内科の医師などに相談しましょう。

ペットを飼う誰もが避けて通れないのが、最愛のペットとの別れ。
ペットロスで一番大切なことは、悲しい感情を無理に誤魔化すのではなく、時間とともに受け入れていくこと。
ペットの思い出を、悲しい気持ちだけでなく時間とともに慈しめるように、まずは自分が回復のどの段階にいるのかを把握し立ち直るためのケアや対策を意識的に行うことが大切です。

 

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