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愛犬の体臭がキツイのは「病気」が原因!?【第15回】

編集部 まめお | 2018年05月29日


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愛犬の体臭がキツイのは「病気」が原因の可能性も!?

 

洗ったり清潔にしても犬の体臭がキツイ…そんなケアをしても消えない愛犬の臭いは、病気が原因の可能性も。犬の体臭は、健康状態を知らせる重要なサイン。愛犬の不調サインを察知し治療や予防などの対処をするためにも、今回は知っておきたい【犬の体臭に潜む病気】を解説します。

目次

「肛門が臭い」時に疑う病気

肛門周辺やお尻のあたりが臭う場合、肛門周囲や消化器系、または生殖器にトラブルを抱えている可能性があります。

肛門嚢炎

お尻を地面にこすりつけたり、痒がったり、肛門まわりの皮膚が荒れている場合は、肛門嚢炎の可能性があります。肛門嚢炎とは、犬の肛門の左右斜め下にある袋(肛門嚢)が炎症をおこす病気。肛門嚢には、臭腺である肛門腺から分泌された液が入ってますが、その分泌液が排出されず嚢内に溜まると、細菌が繁殖して炎症を起こしてしまいます。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:肛門嚢炎

子宮蓄膿症

子宮の中に入った細菌が炎症をおこし、膿が溜まってしまう病気。
避妊していない5歳~高齢期のメス犬に比較的みられる病気で、発情期の後にみられることがあります。悪化すると尿毒症や腎不全などの合併症につながることもあり、重症のことは命の危険もあります。早めに獣医さんの診察・治療をうけるようにしましょう。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:子宮蓄膿症

膣炎

メス犬の膣内部が細菌に感染し、炎症を起こす病気。膣が赤く腫れたり、粘性で臭いのある膿のようなおりものがでることもあります。外陰部をよく舐めたり、床にこすりつけるような仕草を見せることもあります。

前立腺炎

前立腺(精液を作ったり射精の時に働く生殖器)が、尿道から侵入した細菌に感染し炎症を起こす病気で、去勢していないオスの成犬から老犬にみられます。尿が白く濁ったり血が混じったり、おしっこの臭いがきつくなるといった症状が見られます。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:前立腺炎

「耳が臭い」時に疑う病気

耳が臭う場合は、外耳炎など耳の病気の可能性があります。

外耳炎

耳の外耳道に炎症が起きる病気。カビ、酵母(マラセチアなど)の真菌、細菌(バクテリア)、寄生虫(ダニ)、アトピーやアレルギーなどによりひきおこされるもの、また原因がわからない特発性のものもあります。特に耳がたれている犬種に多い病気で、耳をかく、耳垢が多い、耳から悪臭がするなどの症状があります。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:外耳炎

「口臭が臭い」時に疑う病気

口臭が臭う場合は、歯や歯ぐきなど口腔内にトラブルを抱えている場合があります。
日頃からの歯磨きとともに、口の中の状態もチェックしましょう。

歯周病

歯周病とは、歯肉炎(歯ぐきの炎症)や、歯周炎(歯根膜や歯槽骨などの歯の周りの組織が破壊された病態)の総称。口内環境が不衛生になることで細菌が繁殖し、炎症や口臭を引き起こします。歯周炎まで進行すると元の状態に戻すことは困難。高齢で細菌への抵抗力が落ちていくにつれ、多くみられるようになります。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:歯周病

口内炎

口の中の粘膜が炎症をおこす病気。原因は、外傷やウイルス・細菌感染、糖尿病や腎不全その他の疾患との併発によるもので、体力や免疫力が低下していたり歯周病があると発症しやすく、回復も遅くなります。口の中が腫れや発疹がある、よだれが出る、口臭がするなどの症状が見られます。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:口内炎

「全身・皮膚が臭い」時に疑う病気

全身が臭い場合、皮膚炎などの皮膚系の病気の可能性が考えられます。

脂漏症

細菌や寄生虫の感染、アレルギー、ホルモン性の疾患で、皮膚の新陳代謝が活発になりすぎることで、皮脂の分泌過剰や、皮膚の角質化がみられる病気です。
乾燥でフケが増える乾性脂漏と、皮脂で皮膚がべとべとする湿性脂漏があり、かゆがる、毛が抜ける、悪臭がするなどの症状がみられます。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:脂漏症

膿皮症

膿皮症とは、皮膚に細菌が感染し化膿する病気の総称。不衛生な環境、栄養不良や免疫力の低下などにより、炎症部分や傷口などにブドウ球菌やレンサ球菌が感染して発症します。シャンプーのやりすぎや皮膚炎などから続けておこることもあり、全身や顔などのほか、脇や内股、指と指の間などの部位にみられます。痒がる、膿ができる、臭いがする、毛が抜けるなどの症状があります。

参照:イオンペット獣医による監修「犬の病気大辞典」:膿皮症

マーキングやフェロモンとしても意味がある犬独特の臭い。完全に消すことは無理でも、毎日の愛犬の健康管理や食事管理をはじめ、部屋の臭いを消す対策など、飼い主さんがこまめにケアすることで、ある程度抑えることが可能です。

▼▼体臭がキツイ犬についてはこちらの記事もチェック▼▼
ペットのお悩みなんでも大百科【第14回】『体臭がキツイ犬の【原因と対策】』

▼▼お部屋の「犬臭さ」を消す方法についてはこちらの記事もチェック▼▼
ペットのお悩みなんでも大百科【第16回】『お部屋の「犬臭さ」を消す方法!【原因と4つの対策】』

しかし、ケアしても症状が改善しない場合は病気の可能性も考慮に入れ、早めに獣医さんに受診するようにしましょう。犬の健康状態を知るためにも、犬の体臭はこまめにチェックすることが大切です。

 

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

 

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