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国内特派員/ちいかめ物語

「ヒロトのジオリウム」【第10話】

特派員 カナ | 2017年11月24日


10+
(プロローグ)
私はカナ、中学生。家族は、父、母、祖母、小学生の弟 ケンタです。動物大好きな家族みんなで可愛がっていた猫のチロが、ある日病気で死んでしまいました。すごく悲しかったけど、またペットを飼おうと話し合っていた矢先、今度はおばあちゃんが倒れてしまったのです。おばあちゃんを介護をすることになって、ペットどころではなくて諦めていたのですが、youtubeで水槽の中を元気よく泳ぐ可愛いカメを観た瞬間、一目ぼれ! おこづかいをはたいてネットのペットショップに申し込んだのです。

 

生物の中には深海魚のように太陽にサヨナラしたものもいます。

ミシシッピニオイガメはドロガメという種類で、おもに川底で小さな虫などを食べて生きている水棲ガメ。太陽の光を必要としなくても生きて行けるよう、進化したのかもしれません。

でも本当のことはわかりません。
図書館の本も、ネットのカメの飼育サイトでも、クサガメやミドリガメのことはたくさん書いてあるけど、ミシシッピニオイガメのことについては少ないです。

というより、猫しか飼ったことのないわたしには、カメという動物そのもの自体、よくわからない。今日も、ちぃはカメハメハ女王推奨のカメにいいライトの光を怖がって、ちいかめ神殿の上に登ろうとしないし。

わたしはペットを飼いたいという自分の都合で、自分には過ぎたものに手を出してしまったのかな。

カメの日光浴用のライトは長時間点けていると高温になるので、注意が必要です。

カメの陸場に向けて少なくとも20センチ以上は距離をあけ、光が当たる陸場が30度程度に温まるように設置します。

その週の日曜日、わたしたち三人はヒロト君の家に遊びに行きました。

ヒロト君は今ジオリウムに凝っています。

ジオリウムというのはテラリウムとアクアリウムを組み合わせたもの。

水槽に岩や流木などを土台として置き、そこに観葉植物や苔類を植え付け、爬虫類や熱帯魚の飼育なども加えて独自の生物世界をインテリアとして楽しむものです。

カナ&ミキ&ユウカ「すご~い!恐竜がいる!」

ミキ「これヒロト君が作ったの?中坊のくせにナマイキ!」

カナ「カメたちも故郷を思い出して、癒されるわね」

ユウカ「真ん中にある青いお皿何?」

ヒロト「地球に墜落したUFOだよ。このジオリウムは恐竜のいた時代に地球外生物がやって来て生態系に影響を及ぼすという設定なんだ」

カナ&ミキ&ユウカ「ふ~ん・・・」

ヒロト「このジオリウムにも太陽光の代わりのライトを使っていて、うちのカメを放すとじっと甲羅干しを楽しむようになったんだ」

え、ちょっと待って、こんなもの作らなきゃカメに日光浴してもらえないなら、今のままでいい。

ちぃは本当に明るいのが苦手そうだし、それでも食欲は十分、甲羅だってピカピカしてるし。

ヒロト君のジオリウムは立派だけど、わたしのちぃにはパパが作ったちいかめ神殿があるんだもの。

ただのレンガ作りだけど、パパがちぃのために作ってくれたものをそう簡単には捨てられないよ。

(次回につづく。。)

 

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