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国内特派員/ちいかめ物語

「新しい水槽」【第6話】

特派員 カナ | 2017年02月08日


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(プロローグ)
私はカナ、中学生。家族は、父、母、祖母、小学生の弟 ケンタです。動物大好きな家族みんなで可愛がっていた猫のチロが、ある日病気で死んでしまいました。すごく悲しかったけど、またペットを飼おうと話し合っていた矢先、今度はおばあちゃんが倒れてしまったのです。おばあちゃんを介護をすることになって、ペットどころではなくて諦めていたのですが、youtubeで水槽の中を元気よく泳ぐ可愛いカメを観た瞬間、一目ぼれ! おこづかいをはたいてネットのペットショップに申し込んだのです。

 

パパがペットショップで買ってくれたヒーターとろ過装置のおかげで、わたしはカメの世話がすごく楽になりました。

水槽の上の方までたっぷり飼育水を入れても水温は常に25~6度に保たれ、またびっくりするほど水を清潔に長持ちさせてくれるようになったのです。

外掛け式のろ過装置は、名前の通り水槽の縁にろ過マットの入った装置を引っ掛けて、モーターで吸い上げた飼育水がその中を通ってきれいにろ過され、再び水槽に帰ってゆく仕組みです。

装置が外側にあるので水槽の中で幅を取ることなく、小さな水槽に向いているのです。

ペットショップで店員さんがわたしに水槽のサイズを訪ねた理由が納得です。

カメの飼育本に「赤ちゃんガメは泳ぐのが下手なので、あまり水位を高くすると溺れる可能性がある」と書いてあったので、水は少ない方がちぃにはいいんだと思っていました。

でもカメは水の中で生きる動物です。

溺れないように浅瀬や陸場を作ってやるのはもちろん、小さな水かきを使って自由に泳ぐことができるように、十分な水量もまた子ガメの全身運動のために必要なのですね。

パパありがとう!

そして、佑香ちゃんがくれたペット用のヒーターもちゃんと役に立っています。

水槽の水を取り替える時、ちぃかめ神殿やろ過装置も水槽から出してきれいに洗いますが、その間ちぃには飼育水を入れたバットに移ってもらいます。

このとき、バットをヒーターの上にのせておくと水温が暖かく長持ちして、ちぃに寒い思いをさせずにゆっくり水槽をきれいにすることができるのです。

今は2月、気温が低くなってちぃも寒そう。バットの一方に温めたお湯をそっと注ぐと、ちぃはそちらへと暖かさを求めて泳いでゆきます。

500円玉ほどの大きさしかなかったちぃも、たくさんエサを食べて一まわり大きくなりました。

カメを飼うことが初めてで、何もかもおぼつかないわたしなのに、元気で育ってくれて、それだけでもうれしい。

そんなある日、先日のペットショップから大きな水槽セットが届きました。

カナ「すごい、90センチ水槽にキャビネットまで。ママ、いくらなんでもちぃには早すぎるよ」

ママ「勘違いしないで、おばあちゃんの部屋に運ぶの手伝って」

カナ「おばあちゃんの部屋?え、どういうこと?」

(次回につづく。。)

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