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国内特派員/ちいかめ物語

「パパのちいかめ神殿」【第5話】

特派員 カナ | 2017年01月11日


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(プロローグ)
私はカナ、中学生。家族は、父、母、祖母、小学生の弟 ケンタです。動物大好きな家族みんなで可愛がっていた猫のチロが、ある日病気で死んでしまいました。すごく悲しかったけど、またペットを飼おうと話し合っていた矢先、今度はおばあちゃんが倒れてしまったのです。おばあちゃんを介護をすることになって、ペットどころではなくて諦めていたのですが、youtubeで水槽の中を元気よく泳ぐ可愛いカメを観た瞬間、一目ぼれ! おこづかいをはたいてネットのペットショップに申し込んだのです。

 

一つ気づいたことがあります。

それは水槽に入れている白い砂利。

ちぃがフンをした時に砂利のすきまに入り込んで、すぐには取りにくくなったり、
フンが砂利にあたって散らばってしまったりすることがあるのです。

パソコンでミシシッピニオイガメの動画を見た時、水槽に敷かれていたきれいな白い砂利を見て、
わたしも何気なく入れてみたのですが、カメを清潔に飼う上ではジャマになるようです。

カメを水槽で飼っている人たちのサイトを閲覧すると、
「ベアタンク」と言って砂利などを入れずに水底をカラの状態にするのが適切なようです。

また、今はちぃがとても小さいので気にすることはありませんが、
口に入るような大きさの石は、カメがエサと間違えて飲み込む恐れがあるので、
禁物のようです。

せっかく買ったのにムダなことをしてしまいました。
ちぃの水槽に入れるものは、あらかじめよく調べて、必要かどうか考えなくてはいけません。

パパ「おやあ?ずいぶんさびしい水槽だなあ、砂利はどうしたの?」

カナ「カメにはこの方がいいんだって」

パパ「でもこれじゃあんまり…ようし、パパにまかせろ」

そう言ってパパは大工道具を取り出し、庭先で何やらガンガンたたき始めました。

何と言うことでしょう!
庭に転がっていたレンガがパパの手の中で、積み木のようなブロックになっていたのです!

パパはできたブロックをよく洗って、ちぃの水槽の中に組み立てました。

パパ「ちいかめ神殿のできあがり~!」

ケンタ「パパすごい!ちぃが登ってる」

居間のパソコンでゲームをやっていたはずのケンタもやって来ました。

ちぃは小さい手足をぴちぴち必死に動かして、パパが作ったブロックの上に乗りました。

パパ「う~ん、でもこれじゃあ水位があまりに低すぎだよ、
勇者ちぃが神殿の頂上にたどり着けない!水を足そう」

カナ「えっ?・・・でも・・・」

これ以上水を足すと、ゆうかちゃんのくれたヒーターでも水温が低くなってしまいます。

パパはしばらく困った顔のわたしと水槽を見くらべていましたが、

パパ「これじゃあ、カメ寒いんじゃないの?たしかヒーターとか必要なんじゃないかな」

カナ「うん・・・でも、何だか買わなきゃいけないものがたくさんありすぎて、何を買っていいのかわからないの」

パパ「そっか・・・よし!じゃあ買いに行こう!」

カナ「えっ、でも・・・」

パパ「大丈夫!必要なものはお店の人が知ってるよ」

ケンタ「わあい!行こう行こう!」

ちょうどパートから帰ってきたママも合流して、車でペットショップへ。

お店でパパが売り場の人と話をすると、係の人はわたしに水槽の大きさをたずねました。

カナ「30センチ水槽です」

お店の人はすぐにいくつかの商品をそろえてくれました。

それは小さい水槽用のヒーターと、外掛け式のろ過装置、
そしてそのろ過装置専用の交換用ろ材でした。

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