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国内特派員/ちいかめ物語

「赤ちゃんガメの冬越し」【第4話】

特派員 カナ | 2016年12月14日


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(プロローグ)
私はカナ、中学生。家族は、父、母、祖母、小学生の弟 ケンタです。動物大好きな家族みんなで可愛がっていた猫のチロが、ある日病気で死んでしまいました。すごく悲しかったけど、またペットを飼おうと話し合っていた矢先、今度はおばあちゃんが倒れてしまったのです。おばあちゃんを介護をすることになって、ペットどころではなくて諦めていたのですが、youtubeで水槽の中を元気よく泳ぐ可愛いカメを観た瞬間、一目ぼれ! おこづかいをはたいてネットのペットショップに申し込んだのです。

 

イチョウの葉が黄色く色づく街並みを、わたしは仲良しのゆうかちゃんと
ペットショップのあるホームセンターに来ました。

カメは冬になると冬眠しますが、生まれたばかりで体力のない赤ちゃんガメにはとっては危険!
飼育下ではカメ専用の温度調節機能のついたヒーターをつけて、冬眠をさせないで冬越しをさせるのです。

けれどカメの飼い方の本に、ヒーターで飼育水を温めるときは、
水槽全体の水温が一定になるようにモーターで水を循環させることが大切だと書いてあります。

ちぃの小さい30センチ水槽にそんな道具は入りません。そこで。。。

カナ
「そうするともっと大きな水槽が必要だということなのかな、
一度にそんなたくさんの買い物なんて・・・」

誰かに相談すべきかも。
でも人に頼るばかりでなく、お店で品物を色々見たくなったので、
友達のゆうかちゃんを誘って行くことにしました。

きれいな広々とした店内には、カメのための飼育用品や立派な水槽が並んでいます。
ふと、一緒に行ったゆうかちゃんを見ると、ペット用のライトの前で考え込んでいます。

カナ
「ゆうかちゃん、何か欲しいものがあるの?」

ゆうか
「うん…、ねえ、カナちゃん、望月さんにもらったUVライトだけど」

カナ
「うん、あれやっぱりちぃには必要ないみたい」

ゆうか
「それならわたしにくれないかな、ポポに必要かも」

ポポはゆうかちゃんの飼っている羽衣(はごろも)セキセイインコです。
うっとりするくらいきれいなインコで、ゆうかちゃんの話ではインコも生育のために
お日さまの光が必要なのですが、ゆうかちゃんは今までそれを知らなかったのです。

ゆうか
「ちぃちゃんのことで、生き物にはお日さまの光が大事だって知ったの、
でもわたしの部屋に日光浴できる場所はないし、
UVライトがあったらいいかもって・・・」

望月さんからもらったライトは爬虫類用ですが、
シェードをつけるなどして調節をすれば十分インコにも使えるでしょう。
わたしが快くOKすると、
そのお礼にとばかりに、ゆうかちゃんが、

ゆうか
「わたし、考えがあるの」

ゆうかちゃんは、ちぃ(カメの)の為に家から発泡スチロールの箱と
ハムスター用のペットヒーターを持ってきてくれました。

ゆうか

「うん、やっぱりぴったりだわ!」

ゆうかちゃんが発泡スチロールの箱にペットヒーターを敷いて、
その上に水槽を載せると、水温が上がってきました。

保温性のある発泡スチロールの箱がヒーターの熱を逃さずに水槽を温め、
温度が上がったのです。

ゆうか
「前飼っていたハムスターに使っていたの。
寒い時はヒーターを使ってもあまり温まらなくて、
これでしばらくは大丈夫だと思うよ」

カナ

「すごい!ありがとうゆうかちゃん」

大きな水槽も、カメ用のヒーターやモーターも、いずれは買うことになるでしょうが、
今はまだ小さいちぃにはこれで十分。

わたしももう少しカメについて勉強して、それからにしようと思っています。

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