幸運を招く? 三毛猫のオスが少ない理由【第14回】/なるほど!ワンニャン大図鑑!

幸運を招く? 三毛猫のオスが少ない理由

野良でも三毛猫を見かける機会はありますが、じつはそのほとんどがメスの三毛猫です。オスの三毛猫は数が少ないことから、希少価値が高いとされています。では、なぜオスの三毛猫は数が少ないのでしょうか。今回は、オスの三毛猫をほとんど見かけない理由についてご紹介しましょう。


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三毛猫のオスが希少な理由

三毛猫の毛色といえば、黒・茶・白の3色。「メスもオスも、色は同じなのにどうして数に差が出るのか」とお思いでしょうが、答えは染色体に隠されていました。生き物は染色体を持って生まれ、三毛猫の場合、メスがXX、オスがXYという対の染色体を持っています。猫の毛色は、Xという染色体が持っている色で決まるため、たとえば三毛猫のメスならば「黒黒」、「黒茶」、「茶茶」という組み合わせができるでしょう。ちなみに元から白色は、常染色体というメスでもオスでも持ち合わせているものに遺伝子があるので、どちらにせよ白が毛色として現れます。
一方でオスの場合は、XYの染色体のうち、毛の色を決めるものはXしかありません。つまり、「黒白」もしくは「茶白」のオス猫しか生まれないのです。では、なぜオスの三毛猫が存在するかというと、まれにXXYという染色体を持った子が生まれるから。クラインフェルター症候群という染色体異常が起こり、3万分の1の確率で、オスの三毛猫となります。

三毛猫のオスの値段

三毛猫は基本的に雑種なので、血統書のある猫のように正確な値段はつきません。さらに、ペットショップで販売されることもまれなので、オークション方式で取り引きされるのが一般的です。とはいえ、オスが生まれる確率の低さから希少性は高いので、高額で取り引きされることが多々あります。オークションだと、大体数百万から数千万の値がつくでしょう。ただし、三毛猫のオスのほとんどは、生殖機能を持ちません。オスの三毛猫よりも、さらに低い確率で生まれる生殖機能が備わったオス三毛猫は、さらに高値がつきます。

三毛猫のオスは幸運を招く猫?

三毛猫のオスは、生まれる確率が低く貴重であることから、「縁起が良い象徴」として言い伝えられてきました。似たものに、招き猫というモチーフがありますが、そのモデルは三毛猫のオスだとも言われています。また、南極観測の際に、タロとジロという犬と一緒に南極へ渡ったのが、タケシという三毛猫のオス。この話からも、三毛猫のオスは幸運を招くと思われているようです。

オスの三毛猫は、めったに見かけることができませんが、実在しているのも事実です。数千万もの値段がつくほどの猫なので、もし出会えたらきっと幸運が巡ってきた証拠。生きているうちに、一度は三毛猫のオスをこの目で見たいものですね。

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