神の使い? 食用犬? 知られざるチワワの歴史とは【第3回】/なるほど!ワンニャン大図鑑!

神の使い? 食用犬?
知られざるチワワの歴史とは



猫のような小ぶりなサイズと愛くるしい表情で知られるチワワですが、種の起源や歴史をご存知でしょうか。大好きなパートナーのことをきちんとお勉強したい飼い主さんのため、意外と知らないチワワの基礎知識を紹介しましょう。


目次


諸説あるチワワの起源説

チワワの起源にはいろいろな説があって、確かなことは分かっていません。今の段階で有力視されているのは、メキシコの先住民が飼っていた「テチチ」が先祖という説です。テチチは、死者をあの世に連れていく神聖な存在として崇められる存在でした。そのため、亡くなった人が安らかにあの世に行けるよう、生け贄にされていたようです。現在のメキシコ辺りに栄えたトルテカ帝国・アステカ帝国があった土地では、テチチと見られる骨が見つかっています。 スペイン軍の侵略を受け、アステカ帝国が滅亡した16世紀には、テチチはスペイン人によって食べ尽くされ、絶滅したともいわれています。19世紀には、メキシコ・チワワ州で現在のチワワの祖先が産まれたのだとか。チワワは産まれた土地からその名がつけられ、メキシコからアメリカへ渡ってから徐々に個体数を増やしていきます。中国の小型犬と掛け合わせて繁殖に努めたともいわれますが、明確には分かっていません。

日本におけるチワワの歴史

日本にチワワが来たのは、1970年あたりのことです。進駐軍将校がペットとして連れてきたことをきっかけに、基地内を中心に個体数を増やしていきます。その後進駐軍の撤退に伴ってチワワの数も急減するものの、ある企業のTVCMに出演したことで一躍ブレーク。眼をうるませたチワワのあまりのかわいらしさに、TVに釘付けになった人も多いのではないでしょうか。室内でも飼いやすい小柄なサイズは、現代人の生活スタイルにもマッチし、現在のチワワブームに繋がりました。有名人にもチワワを飼っている人は多く、いまなお根強い人気を誇っています。 チワワブームが最高潮の時期には、1匹あたり30万円を超えるほどの高値がつくこともありました。「パピーミル」と呼ばれる悪質な業者も少なからず登場し、社会問題に発展することも。トレンドに乗って飼い始めたもののお世話ができなくなってしまい、捨てられてしまった子も多いといいます。チワワに限ったことではありませんが、飼い始めた以上は最後まで責任もって愛し、一緒に生活していく心構え必要ですね。


チワワの歴史はメキシコから始まり、アメリカで個体数を増やしたことを皮切りに世界中で愛されるペットとして広まりました。古くから人々の生活に根付き、長きに渡って愛されてきた犬種ということがうかがえます。


 

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