犬が寝言を言うときは…その理由と注意点、病気の可能性について【第133回】/ペットのお悩みなんでも大百科

犬が寝言を言うときは…その理由と注意点、病気の可能性について

人間と同じように、犬も睡眠中に寝言を言うことがあります。眠っているのにクーンと鳴いたり、ワンワン吠えたりしたのを見て、驚いたという飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。犬はなぜ寝言を言うのでしょうか?また、犬は夢を見るのでしょうか?さらには、寝言やいびきは脳の病気と何か関連があるのでしょうか?このような、犬の寝言やその注意点等についてご紹介します。


 

目次

犬が寝言を言う理由は?

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という2種類があります。レム睡眠は起きていたときの記憶を整理する浅い眠り、ノンレム睡眠は脳自体も眠っている深い眠りの状態です。これは犬も人間も同じです。そして、犬も人間と同じように、浅い眠りであるレム睡眠時に夢を見ると言われています。しかし、犬と人間の違いは、このレム睡眠とノンレム睡眠の比率です。犬はその習性から、何か起きたときにすぐに起きられるレム睡眠の時間が人間に比べて長いことがわかっています。特に狩猟犬や番犬の仕事をしていた犬種は、よりその傾向が強いです。レム睡眠が長いということは、それだけ夢を見る時間も長くなるということになります。

犬の寝言は夢を見ているときに出ることが多いです。寝言が出る理由は人間と同じで、自分が夢の中で言っていることを口走っているということです。そのため、夢の中の出来事によって寝言の鳴き声は様々です。例えば、クーンと鳴いているときは夢の中で何か悲しいことがあったのかもしれません。ワンワンと元気に吠えているときは、何か楽しい夢を見ていたり、他の犬と出会ったりしているのかもしれませんね。大きな声で鳴いていて驚かされることがあるかもしれませんが、人間が夢の中でうなされている時と同じですから、通常はあまり心配する必要はないようです。

寝言と病気との関連は?

愛犬が寝言を言ったり、うなったりするとストレスが原因なのではないかと心配になる飼い主さんも多くいらっしゃいます。しかし、実際には人間同様ただ寝言を言っているだけで、ストレスとの関連は少ないようです。犬がストレスを感じている時は、寝ている時ではなく、起きている時に自分の尻尾を追いかけまわしたり、自分の手足をなめまわしたりという行動が見られます。そのような行動が見られた際はストレス対策をしてあげましょう。また、寝言と脳の病気の関連もないと言われています。

寝言よりも気をつけるべきなのは睡眠中のいびきです。パグやブルドックなどの鼻が短い犬種は、いびきをかくことがよくあります。しかし、それ以外の犬種で頻繁にいびきをかいている場合は様々な病気の可能性がないとは言えません。具体的には喉の異常で換気をうまく行えない、器官が狭くなり、空気が通りにくくなるといった器官虚脱という病気があります。放っておくと空気が吸えず失神してしまうこともあるため、いびきがひどい時は素人判断は避け早めに動物病院に連れていきましょう。

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イオンペット獣医監修 犬の病気の大辞典
気管虚脱

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。



寝ている時に異常に激しく動いたり、その行動が長時間続く場合には脳の病気の可能性があります。異常な行動が続く時や心配なことがある時は、早めに獣医さんに相談することが大切です。

犬の寝言への対策は?

前述した通り、犬の寝言には病気との関連性がないため、特に対策する必要はないでしょう。飼い主さんにとっては心配かもしれませんが、基本的にはそのままにしておいて大丈夫です。逆に、心配のあまり寝言を言うたびに声をかけたり、体を揺さぶったりしてしまうと、犬は睡眠を妨げられ寝不足になってしまう可能性があります。特に犬はレム睡眠の状態が長いため、少しの物音や刺激で簡単に目が覚めてしまいます。人間と同様、犬も良質な睡眠が健康維持に不可欠です。人間だって気持ちよく眠っているところを起こされるのは不愉快ですよね。犬の睡眠を邪魔しないためにも、そっと見守ってあげるようにしましょう。

ただし、眠っている犬の状態をよく観察することはとても大切です。寝言以外の異常な行動を見極めることで、病気の早期発見に繋がります。普段から犬の睡眠の様子をチェックしておくことで、異常な行動を取ったときにより早く気づくことができるようになります。いびきと寝言は区別がつけづらいケースもあるため、特に注意が必要です。病気が原因のいびきを見逃してしまっては、より深刻な状況に陥りかねません。

犬は寝言よりもいびきに注意

人間の寝言については誰も心配しないように、犬の寝言も特に心配はいりません。犬も人間と同じように寝言を言うものだということがわかっていれば、それほど驚くこともないでしょう。ただし、いびきは何かの病気を発症している可能性があるため注意が必要です。異常を感じたら、早めに動物病院に連れて行ってあげましょう。

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