犬のほくろは要注意?病気の見分け方や、心配な時の対応について【第126回】/ペットのお悩みなんでも大百科

犬のほくろは要注意?病気の見分け方や、心配な時の対応について

愛犬の歯茎や口腔の粘膜、爪の周囲などにほくろのようなものはありませんか?そして、それは本当にほくろなのでしょうか?犬の体にできた黒い点は、ただのほくろの場合もあれば、癌である可能性もあります。この記事では犬のほくろについてその特徴や注意点、癌との見分け方、対処法など詳しくご紹介します。


 

目次

犬にもほくろはできる?問題はないの?

ほくろとはメラニン色素が集まったものです。このほくろは犬の体にもできます。愛犬の被毛を掻き分けてほくろを見つけた経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか。犬も基本的には人と同じで、ほくろができていても体に影響はありません。また、犬の歯茎や粘膜部分、舌などにはものを噛むことによる色素沈着や舌斑と呼ばれる生まれつきの黒いシミがある場合もあります。これも色素沈着や舌斑によるものであれば、問題はありません。

しかし、気をつけたいのが「それが本当にほくろかどうか」ということです。見つけたほくろが膨らんでいたり、大きくなったりしていたらそれはほくろではないかもしれません。体の黒い点がほくろではない場合には、癌という可能性が考えられます。愛犬家にはよく知られていますが、犬の癌は珍しいものではなく、死因の上位を占める病気です。犬種によっては遺伝的に発症しやすい場合もあります。犬の体にできた黒い点は、メラノーマと呼ばれる悪性腫瘍である可能性もあるのです。

同じように、シミやイボも犬の体にできるものですが、それがただのシミやイボでない場合、同じく癌や皮膚病など何らかの病気に関わっている可能性があります。シミでは紫外線の影響によるケース(普通のシミ)や皮膚炎によるケース、また、ほくろと同じように癌によるケースもありますし、イボでは良性のただのイボであるケースと悪性の癌であるケースがあります。

ほくろを見つけた時の飼い主さんの対応

では、愛犬の体にほくろを見つけた場合、飼い主さんはどのように対応すればいいのでしょうか。また、ほくろと癌を見分けるポイントはあるのでしょうか。

まずは見つけたほくろの様子をよく観察することが必要です。癌の特徴としては輪郭がはっきりしない、整った形をしていない、色が均一でない、大きい、隆起しているというようなことが挙げられます。これらに当てはまっていないかどうかチェックしてみましょう。口腔内の歯茎や粘膜部分、耳の内側、脚の付け根、爪の周囲にできたほくろやシミ、イボに関しては特によく見ておくことが大切です。癌は口や歯茎の奥にできている場合もあるため、口腔内は細部までチェックしましょう。

少しでも気になる場合は、なるべく早く動物病院を受診し、獣医師の目で判断してもらうことが大切です。素人判断で放置してしまっては症状が進み、取り返しがつかないことになる可能性がもあります。動物病院での治療としては、主に視診や触診で問題の有無を判断します。しかし、視診や触診で判断できなかったり、良性か悪性かの確実な結果を得るためにはその部分の細胞を病理検査にかける必要があります。その場合、犬に全身麻酔をかけて切除手術を行うことになるため、犬の体調や負担も考えた治療方針を立てることが必要です。


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毎日のスキンシップが大切な理由

飼い主さんと愛犬との間には、毎日のスキンシップが非常に大切です。それは撫でたり遊んだりすることで犬と飼い主さんの絆を深め、更に犬の心を満たし、ストレスを取り除くのが大きな理由です。しかし、スキンシップの重要性はそれだけではありません。毎日犬の体を触ったり撫でたりすることは、飼い主さんが犬の体の異常にいち早く気づけるということでもあります。また、身体の隅々まで人に撫でられることに慣れておくことで、病院にかかった時に治療しやすくなるという効果もあります。特に口周りは、人に触られることに慣れさせておいた方がよいです。

犬とのスキンシップを行うときには、優しく犬の体に触れるようにし、同時に細かな部分までチェックするようにしましょう。この時、犬の体を傷つけたり負担をかけたりすることのないよう気を配る必要があります。マッサージやブラッシングを兼ねて、犬がリラックスできるような状態で行うのが理想です。スキンシップの際に特によく見ておきたい部分は、口腔内の歯茎や粘膜部分、耳の内側、脚の付け根、爪の周囲などです。これらは癌ができやすい部分だとされていますから、念入りに確認するようにしましょう。被毛を掻き分けて皮膚を見たり、耳の中や舌の裏側まで見たりと細かな部分まで徹底してチェックすることが大切です。

愛犬の癌を見逃さないために。歯茎や粘膜、爪の周囲は重点的にチェックを!

犬のほくろと癌について、注意点や必要な対応をご紹介しました。犬は体調が悪くても話すことができません。そのため、何か異常や変化があれば、飼い主さんがいち早く気づいてあげる必要があるのです。早期発見、早期治療のためにも、毎日の犬とのスキンシップ、健康チェックは欠かさないようにしましょう。その時には歯茎や粘膜、脚の付け根や爪の周囲など細かな部分までチェックすることが大切です。


※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

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