家猫であってもワクチン接種は必要!猫のワクチンについて種類や注意点を紹介!【第122回】/ペットのお悩みなんでも大百科

家猫であってもワクチン接種は必要!猫のワクチンについて種類や注意点を紹介!

猫の病気を防ぐためにはワクチン接種が有効です。家猫であっても、外部から病気をもらってくることもあるため、ワクチン接種をしておいた方がいいでしょう。今回は、ワクチンで防げる病気やその種類・費用等についてご紹介します。また、ワクチンを打った後の副反応や注意点などもご説明しますので、参考にしてみてください。


 

目次

ワクチンの必要性とは?

室内で飼っている猫であっても、万が一の時に備えてワクチンを接種しておく必要があります。猫の感染症は外部からもらってくることが多く、外出する猫はそのリスクも当然高まります。

感染源は他の猫だけとは限りません。飼い主さんや訪問者・他に飼育している動物など、あらゆるルートが考えられます。例えば外出時や訪問者が感染症にかかっている動物の排泄物を踏んでいた場合、家に感染源を持ち込むことになります。このような理由から、家猫であってもワクチンを接種しておくよう勧められています。

猫のワクチンの種類や費用とは?

ワクチンで予防できる病気をご紹介していきます。
まずは「猫ウイルス性鼻気管支炎」があります。くしゃみや発熱・下痢・食欲不振等の症状があり、重度の場合、肺炎や脱水症状・結膜炎が起こることがあります。

「猫カリシウイルス感染症」もワクチンで予防できる病気の一つです。くしゃみや発熱など風邪のような症状がみられ、口腔内潰瘍や肺炎・腸感染などが起こることもあります。毒性や致死性が高い「強毒全身性猫カリシウイルス」の報告もあるため、ワクチン接種が求められています。

「猫汎白血球減少症」は猫パルボや猫ジステンパーとも言われる病気で、これもワクチンで予防することができます。激しい下痢や嘔吐・高熱があり、血便が出ると命の危険もあります。成猫だと軽症で済むこともありますが、子猫は体力もついていないため重症化しやすいです。

「猫クラミジア感染症」は、猫クラミジアという細菌が原因で起こる感染症で、結膜炎や目やに・くしゃみなどを引き起こします。猫クラミジア感染症は人獣共通感染症で、猫から人にも感染するため、予防接種や感染予防をすることが大切です。

「猫白血病ウイルス感染症」は、発熱や食欲不振・貧血・腎臓病等を引き起こします。生後数ヶ月でワクチン接種をすると、感染後の死亡率や重症化を防げるでしょう。

「猫免疫不全ウイルス感染症」は、猫のエイズです。猫同士で感染しますが、空気感染はしません。発症後は免疫不全を起こし、下痢や口内炎・発熱がみられます。感染しても発症しない猫が多く、知らない間にウイルスが拡がってしまいます。そのため、ワクチン接種をすることで、ウイルスの蔓延を未然に防ぐことができます。

猫のワクチンは複数を組み合わせた混合ワクチンで行い、室内飼育の猫は「3種混合ワクチン」が推奨されています。猫ウイルス性鼻気管支炎と猫カリシウイルス感染症・猫汎白血球減少症の3つを予防するものです。

外出する猫は、3種混合ワクチンに猫白血病ウイルス感染症が加わった「4種混合ワクチン」、猫クラミジア感染症を加えた「5種混合ワクチン」を接種します。3種混合ワクチンに入っている猫カリシウイルス感染症は、複数の型が存在する病気です。3種混合ワクチンには一番発症率の多いタイプの型が入っており、さらに2つのタイプを加えた「7種混合ワクチン」の接種もできます。猫免疫不全ウイルス感染症は、混合ではなく単独ワクチンです。

ワクチンの費用は動物病院ごとに異なります。一般的には、3種混合ワクチンの費用が約3000円~5000円です。5種混合ワクチンは約4000円~6000円、7種混合ワクチンは約5000円~7500円で実施しています。ワクチン接種は予防行為になるため、ペット保険の対象外です。接種時期は、生後2ヶ月~3ヶ月の間に1回目、その1ヶ月後に2回目を行います。成猫になってからは、年に1回の追加接種をするといいでしょう。健康状態や他の動物との接触状況によって、ワクチンの種類や回数を決めるため、獣医師との相談が必要です。


イオンペット獣医監修 猫の病気の大辞典
気管支炎
肺炎
結膜炎

猫汎白血球減少症
猫白血病ウイルス感染症
猫免疫不全ウイルス感染症

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

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猫ワクチンを打った後の副反応や注意点とは?

ワクチンを接種した後、副反応が出る場合があります。ワクチンによって軽度の感染症状態にするため、体調が悪くなることもあるでしょう。時には、アナフィラキシーショックを起こすこともあり、ワクチン接種後1日~2日は様子をみることが大切です。日本獣医師会によると、2008年~2012年の1万件以上の予防接種で、133件に副反応がありました。

何らかの副反応が出た割合は、全体の約1.25%です。最も多いのが、食欲や元気がなくなることで、次いで発熱となっています(アナフィラキシーショックは1件)。副反応に対する診察や治療を早急に施すために、ワクチン接種は午後の診察に間に合うよう、午前中にするのが望ましいです。

感染症で治療が必要になった場合、治療費が高額になる可能性があります。その際、ペット保険に加入していれば治療費は補償対象になるでしょう。しかし、ワクチン接種をしていなければ、補償の対象外としている保険も多いため注意が必要です。

愛猫を守るために、ワクチンの接種をしよう!

猫の病気の中にはワクチン接種で予防できるものがあります。3種~7種の混合ワクチンが用意されているため、ワクチン接種の回数も少なくて済むでしょう。副反応を起こす場合もあるため、起きやすい異常についてはあらかじめ調べておき、接種後は様子をみるようにしましょう。

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