犬と猫の肉球を徹底比較!大切な肉球のケア方法についてもご紹介【第115回】/ペットのお悩みなんでも大百科

犬と猫の肉球を徹底比較!大切な肉球のケア方法についてもご紹介

プニプニとした肉球は、世界中の愛犬家・愛猫家の方々を虜にしていますよね。魅力はその感触にとどまらず、肉球のにおいフェチや、肉球の間からはみ出る指毛フェチまで存在しているとのこと..。しかし、一口に肉球といっても、実は犬と猫のそれには大きな違いがみられます。今回は、犬と猫の肉球は何が違うのか、その特徴について解説します。また、肉球のケア方法についてもご紹介しますので、愛犬・愛猫の健康のために参考にしてみてくださいね。


 

目次

肉球の役割とは?

肉球を持つ動物は、犬と猫だけではありません。食肉目(哺乳類の一種)に属する動物には、肉球があるといわれています。例えば、ライオンやキツネ、パンダ、コアラなども肉球を持っています。私たち人間には備わっていない肉球ですが、いったいどのような役割をしているのでしょうか?肉球の主な役割は「クッション機能」と「滑り止め」です。肉球には、脂肪に加えて、コラーゲンやエラスチンなどの弾性繊維が含まれています。これらがクッションのように機能することで、歩くたびに地面から受ける衝撃を和らげています。弾力のある肉球は、関節や足の骨を強い衝撃から守る役割を果たしているというわけです。

また、肉球には汗腺があり、少量の汗で肉球を湿らせています。適度に保湿された肉球は、滑り止めの役割も果たすことになります。もし、肉球がカサカサと乾燥している状態だと、特に走り出すときや止まる時に足が滑ってしまいます。湿り気のある肉球であればこそ、地面をしっかりと踏みしめて走り回ることができるのです。このように肉球は、犬と猫が快適に生活していくうえで、欠かすことができない重要なものです。

しかし、肉球は地面に直接当たる部分でもあるため、散歩中のケガや火傷にはくれぐれも注意して下さい。特に、真夏のアスファルトの温度は60度近くまで上昇することもあり、とても危険な状態です。

犬と猫それぞれの肉球の特徴

犬の肉球は、感触がザラザラとしており比較的厚くて丈夫です。これには、犬の祖先といわれるオオカミの生態が大きく影響しているそうです。一般的なオオカミは雪が積もるような寒い地域に生息していました。そのため、滑る雪道でも走り回れるように、肉球が「滑り止め」として進化したのです。犬の肉球もオオカミと同じように、雪道のような滑りやすい地面でも、走り回れる仕様になっています。子犬の頃はまだ肉球が柔らかいのですが、散歩などで外を歩く機会が増えるにつれ、肉球は分厚く頑丈になります(ほとんど外に出ない室内犬の肉球は比較的柔らかいままのようです)。また、犬の肉球は、痛みや温度を感知することもできます。

一方、猫の肉球は、薄くてつるつるしています。猫の祖先といわれる、リビアヤマネコの生態が影響しているためです。リビアヤマネコは、北アフリカから西アジアにかけて生息していました。暖かい地域で暮らしていたため、オオカミのように滑り止めの役割は不要だったのです。猫は、獲物を捕らえようと忍び歩きをしますが、この忍び歩きにはつるつるした肉球のほうが適しています。また、猫の肉球は、ある程度の体温調節や顔周りのお手入れにも役立っているのです。ちなみに、猫の肉球の色は、毛色によって変化します。黒猫の肉球は黒色、白猫の肉球はピンク色、まだら模様の猫は肉球にも模様があるといった具合です。

肉球のケア方法

犬や猫の肉球は、ひび割れしたり乾燥したりしやすいので、日頃からこまめにチェックしてあげることが大切です。ひび割れしている部分から菌が入って化膿することもあり、症状が悪化すると歩けなくなるおそれもあります。乾燥が気になるときは肉球クリームなどを塗り、十分に保湿をしてあげましょう。

毛の長い犬や猫の場合は、肉球の周囲にある毛を定期的にカットする必要があります。肉球が隠れるほど毛が伸びてしまうと「滑り止め」としての役割を果たすことができず、フローリングなどで滑って転倒してしまうおそれもあります。長く伸びてきた毛は、ハサミ、またはペット用のバリカンを使ってカットしましょう。

肉球をケガしてしまうと、他の部位よりも完治するのに時間がかかるといわれています。肉球の表面には血管が少ないため、傷を治癒する力が機能しにくいからだそうです。加えて、肉球は体の全体重が集中する部分でもあり、せっかく治りかけていた傷口が再び開いてしまうことも少なくありません。犬や猫がしょっちゅう肉球をなめたり噛んだりしているときは、ケガをしている可能性も考えられます。擦り傷程度の軽いものであれば、消毒液で傷口を消毒し治るまでは室内で過ごさせてください。大きなケガの場合は、すぐに動物病院で受診をして、適切な治療を受けるようにしましょう。

日頃のケアで肉球を乾燥やケガから守ろう

犬と猫の肉球の違いは、それぞれの祖先の生態によって生じたものです。乾燥が気になるときは肉球クリームを塗り、肉球が隠れるほど長い毛は定期的にカットしてケガを未然に防げるようにこまめにお手入れをしてあげましょう。犬や猫は人間のように言葉を話すことができないので、飼い主さんがいち早く異常に気づいてあげることが大切です。

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