猫に必要な睡眠時間ってどれくらい?子猫や老猫による違いも!【第113回】/ペットのお悩みなんでも大百科

猫に必要な睡眠時間ってどれくらい?子猫や老猫による違いも!

窓際で、ソファで、キャットタワーの上で…、いつも寝てばかりの猫ですが、それには深い理由があることをご存知ですか?猫も人間と同様、睡眠不足に陥るとストレスが溜まったり、不健康になったりするなど様々な弊害が現れることがあります。愛猫が長生きする上で欠かせないものの一つが、この睡眠なのです。
そこでこの記事では、猫に必要な睡眠時間や年齢による違い、また心地よく寝てもらうために飼い主さんができる工夫などをご紹介します。


 

目次

猫はどうして睡眠時間が長いの?

猫は名前の由来が寝子(寝る子)だという説があるほど、睡眠時間の長い動物で、1日平均12~16時間を寝て過ごしています。その理由は、元々狩猟動物だったためと言われています。他の猫との縄張り争いや狩りに備えてエネルギーを蓄えておくため睡眠を長く取る..という訳です。
また、猫も人間と同じように睡眠サイクルがあり、体と脳が完全に休息しているノンレム睡眠(深い眠り)と、体は休んでいるものの脳は起きているレム睡眠(浅い眠り)を一定の周期で繰り返しています。ただし人間と大きく異なるのは、レム睡眠の時間帯が大半を占めるということです。

つまり、猫は常にうたた寝状態で睡眠を取っているということです。睡眠中の猫が耳や尻尾を動かすことが多いのは、眠りが浅い証拠と言えるでしょう。逆に体を一切動かさずに寝ている時は、貴重なノンレム睡眠の状態と捉えることができます。
浅い眠りの状態が長いのも、野生動物だった頃の習性が残っているためです。外敵から身を守るため、些細な物音にも瞬時に反応できるよう深い眠りにつきにくくなっています。
そのため、襲われるリスクがほとんどない飼い猫は、野生の猫と比べてノンレム睡眠の時間がやや長い傾向にあるようですよ。

年齢による睡眠時間の違い

子猫は成猫よりもさらに長く、1日に18~20時間は睡眠をとります。ほぼ1日中、寝ていることになりますね。体を育むのに必要な「成長ホルモン」が睡眠中に分泌されるので、寝れば寝るほど健康的に育っていくのです。
生まれたばかりの頃は、母猫の母乳を飲んでいる時間以外はほとんど活動しません。離乳した後は活発に動く時間も増えますが、それでも眠っていることの方が長いことに変わりはありません。

9歳を過ぎた老猫も、子猫と同様に1日の大半を眠って過ごします。猫も歳を取ると体の代謝機能が衰え始め、少し動いただけでも多くのエネルギーを消費するようになります。そのため、体力を回復するために眠る時間が長くなるのです。
シニア期になれば子猫や若い猫のように活発に走り回ることは少なくなりますが、食欲があって十分に眠れていれば健康状態に問題はありません。年老いた猫が1日中眠っていると「もしかして病気?」と不安になりがちですが、他に異常が見られなければ、それは自然なことですので安心して下さい。

睡眠不足で短命に!?猫を快眠に導くためのポイント!

猫も睡眠時間が不足してくると、ストレスを感じるようになります。飼い主と良好な関係が築けなくなったり、イライラして反抗的な態度を取ることも増えてきます。
また、抵抗力が弱まるので感染症をはじめとする病気にかかりやすくなり、体調が悪化することもあります。たかが睡眠不足と甘く見てはいけません。
愛猫の健康と長生きをしてもらうためには、やはり気持ち良くぐっすりと寝てもらうことが大切です。

快眠に欠かせない要素の一つは室温です。15~22度位が猫にとっての適温と言われています。寒すぎず、暑すぎない環境を作ってあげましょう。猫のコンディションは寝ている時の体勢である程度判断することができます。
顔を体に埋めて丸くなって眠っている時は、寒さを感じている可能性があります。また、仰向けになって急所であるお腹を見せて寝ている場合は、体の熱さを逃しているとも考えられます。ただし、この体勢は飼い主を信頼している場合にも見せることがあります。そこでより確実に判断するために、猫の足の裏をチェックしてみましょう。もし足の裏が床にぴったりとついていれば、熟睡できていない可能性があります。これは危険が生じた際に逃げやすくしているためです。
逆に、足の裏が浮いており、頭を低くして眠っているようであれば、しっかり深い眠りに入っていると思って良いでしょう。

老猫は同じ体勢のまま長時間眠り続けることがありますが、その際床ずれで皮膚にダメージを負ってしまうこともあります。そんな時は、一定時間ごとに猫の体勢を変えたり、クッション性の高い敷物の上で寝かせたりすることも効果的です。
このようにちょっとした工夫で、猫を快眠へと導くことができます。

猫にとっても、睡眠不足は万病のもと

猫はエネルギーを蓄えるためや成長するために長時間眠る動物です。睡眠不足に陥るとイライラしたり、病気になったりするなど健康を害する危険性があるので、十分な睡眠時間を確保することが重要です。
猫にぐっすり寝てもらうためには、部屋の温度に気を配りましょう。特に足の裏を地面につけた状態で丸くなったり、仰向けで寝たりしている場合は熟睡ができていない可能性があるため注意が必要です。

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