猫のしゃっくりは病気?その原因と対処法とは【第108回】/ペットのお悩みなんでも大百科

猫のしゃっくりは病気?その原因と対処法とは

猫も人間と同じようにしゃっくりをします。また、自然に収まることがほとんどです。しかし、猫のしゃっくりには人間のものとは違う特徴もあります。なかなか収まらないときは病気の疑いもありますので注意が必要です。ここでは危険なしゃっくりの見分け方、その原因と対処法に加え、猫のいびきに関しても説明します。


 

目次

猫のしゃっくりの見分け方

実は、猫のしゃっくりは音を立てないことが多いです。替わりにお腹の真ん中あたりがピクピクと波打つような動きをしますが、しゃっくり以外でも似たような動きを見せることがあります。他の主な動作との違いは以下の通りです。

咳の場合は、人間と同様に「ケホケホ」というような音を立てます。お腹の動きはしゃっくりと似た動きを見せますが、さらに体全体を動かします。音を立てることと、体全体を動かすという違いがあります。

くしゃみをする場合は、空気を強く吐き出しながら「くしゅん」というような音を立てます。その時は、同時に顔や頭も動かします。一方で、お腹はほとんど動かしません。

おならの場合は、下半身を少し動かし、音をや匂いを出すことがあります。一方で、お腹はほとんど動かしません。

食べ物や毛玉を吐き出す場合は、お腹はしゃっくりと似た動きを見せますが、さらに首を使い、口を大きく開けて吐き出す動作を見せるという違いがあります。

このように、咳をする場合と、食べ物や毛玉を吐き出す動作をする場合には、しゃっくりするときと同じようなお腹の動きを見せます。他の体の動きを見たり、立てる音を聞いたりすることで、しゃっくりかどうかを見分けましょう。

しゃっくりの原因と対処法

猫のしゃっくりの主な原因は、ご飯の食べ過ぎや早食いです。両者は密接な関係があります。そもそも早食いをする猫は食べ過ぎになる傾向があります。早食いをする猫は満腹感を得る前に食事を終えてしまいます。すると、さらに餌をねだることにつながり、ねだられてキャットフードを与えてしまうと、食べ過ぎになってしまう..というわけです。そこで、早食いと食べ過ぎを防止するための工夫が必要になります。

早食いに対処するには、市販の早食い防止皿を利用してみましょう。早食い防止皿は、皿の中に突起物があるため、早食いをしにくい構造になっています。ゆっくり食べることにつながるため、満腹感を得ながら食事をすることができます。食べ過ぎに対処するためには、適正量のキャットフードを与えることです。キャットフードのパッケージに記載されている猫の体重別の給餌量を参考にして1回に与える量を計り、1日に3回程度に分けて与えましょう。ねだられてもそれ以上は与えないことが肝心です。
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このような対策を行っても、まだしゃっくりが続く場合があります。その場合のしゃっくりの止め方としては、「大きめの粒のキャットフードを与える」「みぞおちのあたりを優しく押す」「喉か胸部を優しくなでる」といった方法があります。ただし、猫のしゃっくりは病気でなければ長くても1日程度で収まりますので、しゃっくりが始まってもしばらくは様子をみてもいいでしょう。1日過ぎてもしゃっくりが収まらない場合や頻繁にしゃっくりを起こす場合は、消化管の腫瘍、肺炎・気管支喘息・胸膜炎といった呼吸器系の病気、脳腫瘍なども疑われますので、できるだけ早く動物病院に連れて行って受診させましょう。

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肺炎
気管支喘息
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脳腫瘍

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

猫のいびきの原因といびきをかきやすい猫種

ここで、猫のいびきについて取り上げるのは、いびきの主な原因の一つがしゃっくりと同じくご飯の食べ過ぎだからです。小さい音のいびきで鼻水が出ていなければそれほど心配する必要はありません。しかし、大きな低い音で「ゴーゴー」といったいびきをかいている場合は、気管や鼻等の病気の疑いがあります。食べ過ぎにより肥満傾向にある猫の場合は、しゃっくりへの対処と同様に、適切な量のキャットフードを与えることが必要です。適度な運動もさせるように心掛けましょう。

また、先天的にいびきをかきやすい猫種もあります。スコティッシュフォールド・ヒマラヤン・ペルシャ・エキゾチックショートヘアといった猫達です。これらの種類に共通しているのは、鼻口部が短い上に、ぺちゃんこの鼻を持っていることです。もっとも、これらの猫でも苦しそうにいびきをかいている様子が頻繁にみられるようであれば、動物病院に連れて行く方がよいでしょう。


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しゃっくりは飼い主さんの工夫で改善できる

猫のしゃっくりは、病気でない限りは食事のさせ方を工夫することによって防止することができます。餌をおねだりする仕草がかわいいからといって必要以上にキャットフードを与えてしまうと健康を損なう可能性もあります。愛猫の健康を保つために、飼い主さんは日頃から食事や飼育環境に気を配ってあげましょう。

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