猫が獲物(お土産)を飼い主に持ってくるのはなぜ? その理由と対処法を紹介【第81回】/ペットのお悩みなんでも大百科

猫が獲物(お土産)を飼い主に持ってくるのはなぜ? その理由と対処法を紹介

既に猫を飼っている人やこれから飼おうと思っている人の中には、猫が捕まえてくる「獲物」について困っている・心配している方がいるかもしれません。猫はその本能から虫や小動物などの獲物を捕まえ、さまざまな理由から飼い主の元に持って帰ってくることがあります。なぜ猫が捕まえた獲物を飼い主の元に運ぶのか、その理由を詳しく説明し対処法を紹介します。


 

目次

猫が虫などの獲物を飼い主のところまで持ってくる理由は?

室内飼いしている猫やきちんとエサをあげている猫でも獲物を捕まえることはよくあります。猫が虫や小動物を飼い主の元まで運んでくる…、これは猫の本能であり、猫にとってはごく当たり前な行動です。その理由には諸説あり、はっきりはしていませんが、基本的には「飼い主に対する好意」という見方が有力です。つまり、持ってきた虫や小動物は飼い主に対する「お土産」や「プレゼント」であるということです。

元々、猫は肉食であり、小動物だけでなく虫も食べます。飼い主にとって、猫が捕まえてきた虫や小動物などは食料ではありませんが、猫にそれが分かるわけはありません。猫は飼い主が自分のように狩りをしているところを見たことがないため、狩りができない存在なのだと捉えています。つまり、「獲物の分け前」を運んできてあげないと、飼い主は飢え死にしてしまうと勘違いしているようなのです。虫や小動物などを飼い主の目の前まで運んでくるのは、猫なりに心配した結果だということです。

また、「狩りの手本」ということもあります。親猫が子猫に狩りを教えるように、飼い主の元に獲物を持ってきて、教材にしようとしているのです。単純に自分の大きな戦利品を自慢するためということもあり得ます。自慢するような素振りを見せている場合は、飼い主に褒めて欲しいのかもしれません。

さらに、猫は狩りのできない飼い主のため、半殺しにした虫や小動物を持ってきて、実際に「練習をさせてあげよう」とすることもあります。死にかけている獲物を見ると、飼い主としては残酷に感じることでしょう。しかし、猫としては悪気があるわけではなく、すぐ逃げてしまう元気な獲物では飼い主の練習にもならないと考え、あえて半殺しにして運んできてくれているのです。野生の親猫は、子猫の元にとどめを刺さずに弱らせた獲物を持ってきて、狩りの仕方を教えることがあります。それと同じことを飼い主にしているというわけです。

その他にも、「獲物の保管」ということも考えられます。猫の胃袋はあまり大きくないため、獲物をたくさん捕らえたものの、すべて食べきることができなかった時、安全な場所に保管しておこうと考えて飼い主のいる場所に持ってきているということです。狩りをしても、必ず成功して獲物が手に入るとうわけではありません。エサを食べてお腹が膨れた状態でも、猫が虫や小動物を襲うのは食べ物がない状況を避けるためなのかもしれません。

この場合も、飼い主のいる場所を安全だと認識しているわけですから、やはり飼い主に対して好意を抱いていると言えます。また、飼い主が自分の獲物を勝手に奪うことはないと信じているとも考えられます。飼い主のために持ってきたわけではないとしても、やはり猫との信頼関係が成り立っているといえるでしょう。

獲物を持ってくるのをやめさせるための対処法

獲物を持ってくる行動が好意からであったとしても、飼い主としては虫や小動物を持って来られては困惑してしまうことでしょう。虫や小動物を捕まえても、できれば持って来ないようお願いしたいところです。基本的に飼い猫は野生の猫と比べて食べ物に困ることが少ないため、狩りへの欲求は少ないという傾向があります。そのため、きちんとした対処法を行えば解決することもあります。

最も有効なのは、おもちゃを与えることです。飼い猫の場合、お腹が空いているために虫や小動物を捕まえるわけではなく、あくまで狩猟本能によるものです。その本能を猫用のおもちゃで満足させようというわけです。

猫のおもちゃには棒状や紐状の物があり、これらは飼い主が猫と遊ぶのに適しています。一方、ボールなどは猫自身が転がして遊べるため、忙しい飼い主に向いているかもしれません。
また、猫におもちゃを与える以外にも、鈴付きの首輪をつけるというのも効果的です。鈴が鳴ることによって、獲物となる虫や小動物が逃げるため猫が獲物を捕まえることが難しくなります。
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もらったプレゼントはどうしよう..?

さて、それでも獲物を届けてくれる場合、好意の証としてもらったプレゼントはどうしたらよいのでしょうか?
結論として、猫からもらった小動物や虫などのプレゼントは処分して問題ありません。多くの場合、猫は獲物を届けたことで既に満足しています。よそ見をしている間に(感謝をしつつ)片付けてしまいましょう、衛生面からも放置したり保管するのはよくありません。

猫用のおもちゃで狩猟本能を満足させると効果的

猫が獲物を飼い主に持ってくるのは、基本的に飼い主に対する好意からです。本能によるところが大きいですが、飼い主に分け前をあげようとしたり、狩りの手本を見せようとしたりしているのです。獲物を持ってくるのをやめさせるためには、おもちゃを与えてみましょう。おもちゃで遊ぶことで本能を満足させることができれば、狩りの頻度も減らせるはずです。また、鈴付きの首輪をつけて獲物を捕まえづらくすることも有効です。もらったプレゼントは、片付けてしまって大丈夫です。


【参考:ペットのお悩みなんでも大百科 猫がハマるおもちゃのヒミツ!? その法則と売れ筋ジャンルを大公開!【第50回】

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