猫の真空行動とは?運動会のように大暴れする理由と対策方法を徹底解説!【第77回】/ペットのお悩みなんでも大百科

猫の真空行動とは?運動会のように大暴れする理由と対策方法を徹底解説!

夜中や明け方に突然ドタバタと大暴れをする愛猫に驚いた経験のある飼い主さんも多いのではないでしょうか?元気なのは良いことですが、睡眠不足に加えご近所さんへの迷惑も気になってしまいますよね。そもそも、なぜ猫は夜から明け方にかけて運動会さながらの暴れっぷりを披露するのでしょうか。今回は、猫がこのような行動をとる理由をはじめ、効果的な対策方法について解説していきます。


 

目次

その名も「真空行動」!猫が夜や明け方に大暴れする理由

それまで大人しく過ごしていたのに、突然大暴れを始める愛猫。飼い主さんなら心当たりがある方も多いでしょう。「猫の運動会」とも呼ばれるこの行動は、実は「真空行動」という正式な名前がつけられたポピュラーなものなのです。なぜか夜中や明け方に限って運動会が始まるケースが多く、不眠に悩まされたり近所への騒音が気になったりしますよね。猫が真空行動を起こすのには、主に2つの理由があると言われています。

1つ目は、猫の本能によるものです。本来、猫は夜行性の動物であり、昼間はのんびり眠り、夜中から明け方にかけて狩りなどで活発に活動します。しかし、ペットである猫は狩りをする必要がないため、昼寝で蓄えたエネルギーを発散させるチャンスがありません。エネルギーがあり余っていることもあり、本能的に夜中に突然スイッチが入って暴れまわることがあるのです。本能となると簡単に変えることはできないため、ある程度の真空行動はあきらめるしかない部分もあります。

2つ目は、ストレスによるものです。もともと猫には規則正しい生活を送る性質があります。お気に入りの場所やいつも接する人間、行動範囲にある物など、同じ環境を好みます。そのため、部屋の模様替えをしたり、新しい猫を迎え入れたり、仕事が忙しくなって飼い主が遊んでくれなくなったりすると大きなストレスを感じて真空行動に拍車がかかることがあるのです。ストレスが引き金になっている場合、大暴れだけでなく噛みついたり引っ掻いたり、トイレ以外の場所で排泄したりと普段ならやらない問題行動が見られることもあります。

目指せ安眠!効果的な真空行動対策

本能だから仕方ないとはいっても、眠れないほど大暴れされると放っておくわけにもいきませんよね。しかしこのとき、大きな声で叱ったり叩いたりするのは止めましょう。このような行動は猫を余計に興奮させるだけで、真空行動を抑える効果はほぼありません。あり余ったエネルギーを発散するために起きていることも多いので、猫とたっぷり遊んであげることがポイントとなります。飼い主が眠る前に、おもちゃなどを使って猫とダイナミックに遊び、できるだけ体力を消耗させておきましょう。

しかし…、遊んでいると猫が興奮し、なかなか寝てくれなくなることもあります。猫の心身を落ち着かせるためにも、飼い主さんが眠る1時間前くらいを目安に遊びを切り上げるようにしましょう。飼い主さんの就寝時間までに猫の興奮が落ち着き、一緒に安眠できる可能性が高くなります。就寝前に遊んでも真空行動が収まらなかったり、飼い主さんが十分に猫と遊んであげられなかったりする時は、電動のおもちゃなど一人遊びできるものを与えておきましょう。

遊び相手を作るため、多頭飼いをするのも効果的です。おもちゃや仲間がいれば、飼い主さんが遊べなくても十分に体力を消費できるようになります。ただい、猫愛が遊んでいるところを飼い主さんが見守れない場合、家具や食器などで思わぬケガをさせてしまうリスクもあります。一緒に遊べない時は、愛猫がケガをしないように危険なものを片付けておきましょう。

ストレスが原因で真空行動がひどくなっている場合は、ストレスのもとを取り除く必要があります。猫と仲の悪い家族や同居猫がいればできるだけ会わせないようにする、模様替えが原因であれば家具を元の配置に戻すなど、ストレスを軽減できるように配慮しましょう。

ご近所対策としては、猫のいる部屋の床や壁などにコルクマットを敷きつめ、大暴れによる騒音を防ぐのも効果的です。コルクマットがあれば爪とぎによるダメージも防げるので一石二鳥ですね。



【参考:ペットのお悩みなんでも大百科 猫がハマるおもちゃのヒミツ!? その法則と売れ筋ジャンルを大公開!【第50回】

放置は厳禁!病気が原因の場合も

夜になる前にしっかり遊んで体力を消耗させたり、ストレスのもとを取り除いたりしても、100%真空行動が収まるとは限りません。ある程度は受け入れる覚悟も必要ですが、どうせ収まらないからといって完全に放置してしまうのは止めましょう。例えば、甲状腺の病気が原因となっていることもあります。この場合、どんなに対策をしたとしても病院で根本的な治療をしなければ真空行動は落ち着きません。放置すれば、健康面でも問題が残ります。いろいろな対策を試してみても真空行動がひどいままなら、一度動物病院で診察してもらいましょう。


イオンペット獣医監修 猫の病気の大辞典
甲状腺機能亢進症


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対策方法はいろいろ!飼い主も愛猫も気持ち良く過ごそう

突然始まる猫の運動会は本能的なものではありますが、「あり余った体力を発散したい」「ストレスでイライラする」などの理由や、病気が原因の場合もあります。それを理解し上で対策を行えば、真空行動が落ち着く可能性もあります。体力を発散すれば猫も満足して休息できますし、真空行動が落ち着いて飼い主もご近所さんも心穏やかに眠ることができます。人間と猫が気持ち良く一緒にいられるように、いろいろな対策を試してみましょう。

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

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