愛猫のおへそを見たことありますか?おへその探し方とスキンシップによる病気チェック【第76回】/ペットのお悩みなんでも大百科

愛猫のおへそを見たことありますか?おへその探し方とスキンシップによる病気チェック

もちろん猫にもおへそはありますが、どこにあるのかよく分からない方も多いことでしょう。そもそも、おへそがあるのかどうか気にしたことがない飼い主さんもいるのではないでしょうか?猫の体は毛で覆われているので、注意深く探さないとおへそを見ることはできません。今回は、猫のおへその探し方と、スキンシップしながらできる病気チェックの方法を紹介します。


 

目次

猫のおへそは人間と同じ腹部の中心にある

猫にも当然ながらおへそがあります。猫も人間と同じ哺乳類ですので、母猫のお腹にいた時は、へその緒から生きるために必要な栄養を得ていました。そしてやはり猫のおへそも、人間と同様に腹部の中心についています。おへそを見つける時は、腹部の中心部分をじっくり探してみましょう。一部毛が薄くなっている箇所が見つかるはずです。そこがおそらく猫のおへそです。

おへその位置が分かっても、猫が下を向いている状態だとおへそを見ることは難しいです。そのため仰向けの状態にして、腹部を注意深く探す必要がありますが、何の抵抗もなく素直にお腹を見せてくれることは少ないかもしれません。腹部に触れられることを快く思わない猫に対して、無理におへそ探しを行うのは避けた方がよいでしょう。猫に余計なストレスを与えてしまい嫌がられてしまいます。猫がリラックスしている時や寝ている時に、撫でたりマッサージをしたりするついでに探してみて下さい。

おへその位置探しと同時にチェックしておきたいのが、おへその健康状態です。人間だと、おへそが出ていることを「でべそ」と呼びますが、猫のおへそがある位置にでべそらしきものを見つけたら要注意です。でべそと思われるそのしこりは、隠れた病気のサインかもしれません。もし一目見ただけで凹凸が分かるほどのしこりなら、動物病院で診てもらうことをおすすめします。

気をつけておきたい!猫のおへそで分かる病気のサイン

猫の機嫌が良いときは、スキンシップをしながらおへそを探して、同時に病気チェックをしましょう。でべそのように思われるしこりを見つけた場合は、臍ヘルニアという病気の可能性があります。臍ヘルニアは塞がるはずの臍の穴がうまく塞がらず、そこから腸あるいは脂肪が外に飛び出す病気です。しかし、臍ヘルニアの穴が小さい場合は症状が出ないことも多く、成長するにつれて穴は自然に塞がります。注意すべきは穴が大きい場合です。段々と穴が大きくなっている状態だと、脂肪や腸管が外に飛び出してしまうこともあります。

腸管が穴から飛び出したとしても、動物病院で診察を受ければ、飛び出した部分を押し戻す処置で元に戻るケースもあります。しかし、それでも元通りにならなかったり、すぐまた外に出てきたりする状態だと、腸閉塞や腹膜炎を起こす可能性もあります。また、腫瘍の中には腹部にできるものがあるため注意が必要です。異変に気づいたらすぐに動物病院に連れていきましょう。

脂肪の固まりがしこりになる脂肪種も、おへその部分にできることが多いです。猫にできる脂肪種は害がないことが多く、放置しても悪性にはなりにくいため摘出手術を実施しないケースもあります。いずれにせよ、猫のおへそを探しているときにしこりを見つけたら、動物病院で相談してみることをおすすめします。


イオンペット獣医監修 猫の病気の大辞典
腸閉塞
黄色脂肪症


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なぜ腹部を見せて寝るの?猫が「ヘソ天」で眠る理由

ところで、おへそといえば、天井に腹部を向けて気持ちよさそうに眠っている猫がいますよね。いわゆる「ヘソ天」と呼ばれる可愛らしい仕草ですが、猫がヘソ天で寝る理由をご存知でしょうか?本来、哺乳類にとって腹部は攻撃されると命にかかわる急所です。もし、愛猫がヘソ天で寝る姿を目撃したら、「この人の近くにいれば、何かの危険が迫っても守ってもらえるから大丈夫」と飼い主に絶対的な信頼を寄せていることを意味します。急所を見せて寝ていても絶対に攻撃されない、という安心感の表れです。動物園のライオンなどもヘソ天で寝ることがありますが、「檻があるから絶対に敵に襲われない」と分かっているからです。

ヘソ天で安心して寝ている愛猫を見かけたら、飼い主に対する信頼を失わないためにも、そっと見守って下さい。特に、野良猫だった猫を飼い始めた当初は、怖い思いをしたトラウマを心に抱えていることも多いです。安心しきって寝ている時にいたずらをして驚かせてしまうと、心の中の恐怖心を刺激することになりかねません。

おへそを探しながら愛猫とスキンシップ!病気発見にも効果的

猫のおへそは、意識して探さないとなかなか見つからないものです。まだ見たことがない方は、腹部の周辺を触りながら確認してみることをおすすめします。スキンシップのついでにおへそチェックを定期的に行うと、体調の変化や病気の発見にも役立ちます。常日頃から観察していれば、異変にも気づきやすくなります。愛猫の腹部に違和感がないかどうか、普段から気にかけておきましょう。


※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

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