老犬の食事方法の基本から、流動食・介護食の与え方について【第74回】/ペットのお悩みなんでも大百科

老犬の食事方法の基本から、流動食・介護食の与え方について

医療の進歩やドッグフードの品質向上などにより、犬の寿命は年々延びています。しかし、老犬になると足腰が弱り立ち上がれなくなったり病気になったりで、自力で食事できず介護が必要になることもあります。そこで、サポートが必要になった老犬のために、食事方法や流動食・介護食の与え方や、手作りレシピなどをご紹介します。


 

目次

老犬の食事の基本

老犬の食事の基本は、犬の状態に合わせて適切な食事環境を整えてあげることです。
1つ目のポイントは、食べる時の姿勢を調整することです。老犬になると飲み込む力が弱くなり、体勢によっては飲み込むときに気管支を詰まらせることもあります。これを防ぐためには、頭の位置を高くして飲み込みやすい姿勢で食事を与えることが大切です。立って食べられる犬の場合は、お皿が頭に近くなるように台を使って高さを調整します。寝たきりの場合は、クッションやタオルで体を支え、上半身を起こした状態で食べさせます。

2つ目のポイントは、高カロリーで高栄養のものを与えることです。老犬になると食事の量も減量し、普通のドッグフードでは栄養価が足りず必要なカロリーが摂取できないこともあります。そのため、少量でたんぱく質、ビタミン、脂質が摂取できるよう工夫が必要です。シニア用の栄養価の高いドッグフードも販売されています。

3つ目のポイントは、柔らかくして与えることです。老犬は噛む力も弱くなっているため、ドライフードをそのまま食べるのが難しいこともあります。ドライフードをお湯でふやかしたり、ウェットフードを与えたり、手作りしたりなど、食べやすい食事を与えるようにしましょう。また、老犬は水分の不足を感じにくくなっているため、定期的に水分補給をしてあげることも重要です。水分補給は水だけではなく、ヤギミルクやスープなどでも代用できます。
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流動食や介護食の作り方と便利グッズ

介護食の作り方はいくつかありますが、最も手軽にできるのが愛犬が好きなドッグフードを使った方法です。ぬるま湯に浸し柔らかくしたドライフードや、ウェットフードを団子状にして与えます。ドライフードに熱湯をかけると栄養価が壊れてしまう恐れがあるため、必ず40度前後のお湯に浸すようにしましょう。シリコンスプーンや持ち手付食器があると、介護食を入れて口元までもっていけるので便利です。

手作りの流動食・介護食は、ドライフードをぬるま湯で柔らかくしたものや、鶏肉、野菜などの食材を適切な大きさに切りぬるま湯と一緒にミキサーに入れ、ツブツブがなくなるまで滑らかにして作ります。飲み込める硬さは犬の状態によって異なるので、お湯の量を調節して適切な柔らかさにしましょう。シリンジやハチミツの空瓶などに入れると与えやすくなります。食材は、犬に害のある玉ねぎやニンニクなどは避けるのはもちろん、持病やアレルギーで食べてはいけない食材があるときも注意しましょう。


また、手作りではなく市販の流動食・介護食を利用することもできます。ペースト状やパテタイプのものは、シリコンスプーンや持ち手付食器に入れて与えられるほか、シリンジに入れても詰まらないので便利です。ただ、手作りのように食材全てに気を配ることはできないため、成分表で添加物や原材料をチェックするようにしましょう。

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流動食・介護食を与えるときのコツ

老犬に流動食・介護食を与えるのは、慣れるまでは難しく感じるかもしれません。クッションやタオルで体を支え、上半身を起こした状態で与えますが、首だけが上を向いた姿勢にならないように気をつけましょう。上半身全体を起こすようなイメージです。少し体を動かすだけでも疲れてしまう犬も多いので、体勢を整えたら落ち着くまで少し待ってあげる気遣いも必要です。


その後、流動食・介護職を無理やり口の中に入れるのではなく、まずは臭いをかがせて食事を与えることを知らせたうえで、少しずつ与えていきます。顎が上を向いた状態で与えると気管支に詰まる恐れがあるので、必ず顎が床に向いた状態で与えるようにしましょう。

犬が食事を口に含んだら、飲み込みやすいように喉をさすってあげます。しっかり飲み込めたか確認し、きちんと飲み込めるように水を与えることも大切です。食事に時間をかけすぎてしまうと、満腹感を感じ食べる量が少なくなるため、短い時間で効率的に与えることを心掛けましょう。少量しか食べない場合は、食事の回数を増やすという方法もあります。


食べ終わった後はすぐに寝かせるのではなく、消化しやすいようにそのままの姿勢を維持するの方が良いでしょう。20分から30分してもむせたり吐いたりしなければ、再び寝かせても大丈夫です。食事中だけでなく、食後の状態にも注意を払うことが大切です。

老犬が食べやすい工夫をすることが大事

人間にとっても犬にとっても、食事は元気の源です。自分で食事をするのが難しい老犬には、食べやすいように飼い主さんがいろいろ工夫してあげる必要があります。愛情をもって食事を与える飼い主さんの気持は、愛犬にも必ず伝わっているはずです。しかし、老犬の介護は忍耐も必要で、頑張りすぎると飼い主さんが消耗してしまうこともあります。手作りと市販品を上手に使い分けることもポイントです。

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