猫の耳が熱いときは病気?チェックの仕方について【第73回】/ペットのお悩みなんでも大百科

猫の耳が熱いときは病気?チェックの仕方について

うちの猫の耳が熱い!そんなときは耳が熱くなる原因について冷静に探ってみましょう。基本的に猫の耳はひんやりと冷たいのが正常な状態です。人間は、汗腺から出した汗が蒸発する際の気化熱によって体温が一定になるよう調節しています。猫にも汗腺はあるのですが、その数は少なく、体温調節はグルーミングや、耳や肉球などの体毛の少ない部分から熱を放出して行っています。


 

目次

どんなときに猫の耳は熱くなるの?

猫の耳が熱くなるのにはいろいろな原因が考えられます。冷たいはずの猫の耳が熱くなってしまう場合、まずは「興奮している時」が挙げられます。病院に行ったり遊びに熱中したりと、いつもと違う状況で興奮状態の時には体温が上昇し、その熱を下げるために耳から熱を逃がすことがあります。そんな時は、しばらく様子を見てみましょう。落ち着いたころには熱が引いていることが多いので一時的なものだと分かります。

次に「眠い時」や「眠っている時」です。猫も人間と同様に体温を下げることで体をリラックスさせるため、熱を放出しようとして耳が熱くなることがあります。これらはどちらも健康上は心配が要らない状態と言えます。

また「気温が高い時」にも体内から熱を逃がすために耳が熱くなることがあります。気温・室温が高すぎて猫が「熱中症」になってしまった時も耳の熱さが続くことがあります。気温が高い時に猫がぐったりして動かなかったり、耳だけでなく肉球や鼻など普段は冷たい場所が熱かったりする時、または頭や体に熱がある時も熱中症が疑われます。

他にもウィルス感染による「猫風邪」や、何らかの病気によって発熱している可能性もあります。こうした病気が原因の場合は、耳だけでなく鼻も熱くなり嘔吐や下痢を伴いますので体調不良が原因だとすぐに分かります。

さらに考えられるのが「外傷」による発熱です。ケガやかゆみによるかきむしりなどによって、傷口から細菌が入り炎症を起こし熱が出ている可能性があります。片方の耳だけ熱かったり赤くはれていたりする時は、耳のケガを疑ってみてください。また耳ダニなどの「寄生虫」による皮膚炎がある時も熱を持つことがあります。黒い垢のようなものが耳から出ている時は耳ダニを疑いましょう。

イオンペット獣医監修 猫の病気の大辞典
熱中症
皮膚炎(ツメダニ症)
皮膚炎(ニキビダニ症)

猫の耳が熱いときはどうすればいいの?

まず猫の様子をしっかり観察して、原因が気化熱なのか、体調不良なのかを判断します。興奮している時や眠い時は、しばらくすれば熱がおさまることが多いので心配する必要はありません。気温が高い時にはクーラーなどで室温を下げる工夫をしましょう。

耳が熱い状態が続いていて熱中症が疑われる場合は、応急処置として保冷剤やクールマットで猫の首や脇、ももの付け根を冷やすなどの対応を行い、すぐに動物病院に連れていきましょう。また、脱水症状を起こさないためには、普段から新鮮な水を常に用意し、適時水分補給ができるようにしておく必要があります。

ただし、耳や頭は熱いのに肉球だけ冷たいような時は、体の末端まできちんと酸素が行き届いていなかったり、貧血を起こしたりしている可能性もありますので、この場合もすぐに動物病院に連れて行った方がよいでしょう。他にも呼吸の様子がおかしかったり、咳や鼻水・くしゃみがあったりする場合や、食欲不振や嘔吐・下痢の症状があったり、外傷や寄生虫が疑われたりする場合も、早めに受診するようにしましょう。

原因を判断しかねる場合は、猫の体温を測ってみましょう。猫は、体の具合が悪くてもそれを隠す習性がありますので、ぐったりしている時や食欲がないように見える時は、かなり調子が悪いのでは?と疑ってみましょう。猫の平熱は人間より高めの38~39度と言われており、39度を超えると発熱、40.5度を超えると高熱と考えられるため、体温は病院に連れていくべきかどうかの判断材料になります。

猫の体温を測るために、ペット用の体温計を常備しておくとよいでしょう。1秒前後で測ることができて、また、非接触赤外線により耳などで測定する体温計もあります。受診の際には測定した体温の他、くしゃみがあったりぐったりしたりしているなど、気になる症状もば忘れずに伝えるようにしましょう。

猫の耳が熱いときはよく観察して!

猫の耳は基本的に冷たいのが正常な状態です。耳が熱い時は、気温のせいなのか体調不良なのかを冷静に見極め、様子がおかしいと感じたら素人判断はせず、早めに動物病院に連れていってあげましょう。普段から猫の体調チェックをこまめに行い、的確な対応をしてあげて下さい。


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※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。

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