本当に大丈夫?猫にささみを与えるときの注意点【第70回】/ペットのお悩みなんでも大百科

本当に大丈夫?猫にささみを与えるときの注意点

猫の食べ物といえばさまざまな種類がありますが、中でも人気が高いのが「ささみ」です。メインの食事としてはもちろん、おやつとして与えている飼い主さんも多いでしょう。ただし、ささみは与え方を間違えると健康を害してしまうおそれもあるため注意しなければなりません。今回は、猫にささみを与える際の注意点について詳しく解説します。


 

目次

猫はささみを食べられる?

そもそも、猫に鶏のささみを与えても大丈夫なのでしょうか?インターネットなどでは「猫にささみを与えるのはよくない」という情報も見かけるため、不安になってしまいますよね。結論からいえば、猫がささみを食べても基本的には問題ありません。猫は何でも食べる雑食性の動物だと思われがちですが、実はタンパク質を主に摂取する肉食動物なのです。ささみはタンパク質を豊富に含むだけでなく、鉄分やビタミンまで摂取できる優れた食材です。それでいてカロリーは控えめなので、健康に良い食材だといえるでしょう。

ただ、いくらささみが栄養豊富とはいえ、必ず与えないといけないわけではありません。栄養の面から見れば、一般的な猫の食事である市販のキャットフードだけでも十分です。キャットフードをしっかり食べられる猫であれば、無理にささみを食べさせる必要はないでしょう。あくまでも、おやつとして与えたい場合や、新鮮な自然の食材も食べさせたい場合、手作りのフードを作りたい場合などにささみを用いるのは問題ないということです。市販の猫用おやつの中にもささみを使用した商品は数多くあるので、安心して与えてあげましょう。

与え方には要注意!アレルギーや感染症のリスクも

猫に鶏のささみを与えること自体は問題ないのですが、与え方には十分な注意が必要です。栄養豊富で優れた食材であるささみも、与え方を間違えれば逆に猫の健康を損なってしまうおそれもあります。大切な猫の健康を守るためにも、正しいささみの与え方を知っておきましょう。具体的には、「量」「アレルギー」「調理法」「腎臓疾患」に注意しながら与えるということです。この4点に注意しておけば、安全においしいささみを食べさせてあげられる可能性が高いです。

まず量についてですが、毎日ささみばかり食べさせるのは良くありません。ささみに含まれる栄養素の種類や量は限られているため、毎日大量のささみを与えていると栄養バランスが偏ってしまいます。ささみにはタンパク質や鉄分、脂質やビタミンなどが豊富に含まれますが、一方でカルシウムや食物繊維などは不足しがちです。カルシウムは骨の形成などに欠かせませんし、食物繊維の不足も便秘を招いてしまいます。また、ささみは低カロリーの食材なので、成長期の若い猫などは摂取カロリーが足りなくなり、正常に発育できなくなるおそれもあります。

このため、基本的には栄養バランスに優れた市販のキャットフードを与え、ささみはあくまでも補助的、もしくはおやつとして与えるようにしましょう。また、猫は食べ物の好みがうるさい子も多く、偏食になりやすい動物です。ささみは味もおいしく柔らかいので猫が好んで食べやすく、慣れてしまうとキャットフードなどほかの食べ物を食べなくなってしまうこともあります。さらに、ささみを食べすぎてお腹がいっぱいになり、キャットフードを食べられなくなるケースもあるでしょう。こうなると栄養バランスに問題がでてしまうため、ささみを与えるならキャットフードに混ぜたり食事の後で与えたり、少量だけにしたりと工夫が必要です。

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アレルギーについては、実際にささみを食べさせたときの体の変化を注意深くチェックしておきましょう。猫の中には鶏肉アレルギーを持つ子もおり、ささみを食べた後に下痢や嘔吐をする、体を頻繁にかく、目が充血して目ヤニや涙が多く出るなどの症状が出ることがあります。健康に大きな害をおよぼす可能性もあるので、ささみを食べさせるときは少量から始め、アレルギー反応が出ないか確認することが大切です。すでに症状が出ている場合は、すぐにささみを与えるのを止め、獣医師に相談しましょう。

調理法については、ささみを生のまま猫に食べさせてはいけません。生肉にはさまざまな細菌などが住み着いており、そのまま食べると感染症にかかるおそれがあります。食べる前に必ず茹で、細菌などを退治してから与えるようにしましょう。ちなみに、ささみはそのままの形で与えるより、3cm程度にほぐしてから与えたほうが食べやすいです。消化もよくなりますし、喉につまらせる心配もありません。

また、腎臓疾患については、ささみの栄養素が大きく影響しています。ささみにはタンパク質やリンが多く含まれているのですが、これらは摂取しすぎると腎臓に大きな負担をかけてしまいます。栄養素を分解するために腎臓が疲弊したり、腎結石や腎不全の原因になったりすることもあります。すでに腎臓疾患の持病を持っている猫の場合、症状を悪化させる危険があるので特に注意する必要があります。

<参考>イオンペット獣医監修による「猫の病気の大辞典」
腎不全

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。


ささみは猫も大好き!正しく与えて健康を守ろう

ささみは与えすぎると健康に問題が生じる可能性もありますが、正しい与え方を意識しておけば必要以上に不安になる必要はありません。ささみは入手しやすく価格もリーズナブルですし、栄養的にも優れていて猫の食いつきも良いとさまざまな魅力があります。おやつや食事にうまく取り入れ、愛猫の健康を守りつつ役立てていきましょう。

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