猫とルンバを一緒に「飼う」ことはできるの?使用する際の注意点【第68回】/ペットのお悩みなんでも大百科

猫とルンバを一緒に「飼う」ことはできるの?使用する際の注意点

お掃除ロボット・ルンバに乗って移動する猫の姿を動画や写真で一度は見かけたことがあると思います。掃除機が苦手な猫が多いなか、なぜルンバは平気なのか…と不思議ではありませんか?ここでは、どうして猫はルンバに乗りたがるのか、また、乗ることによるルンバへの影響や、猫がいる部屋で使用する際の注意点について解説します。


 

目次

猫がルンバに乗りたがる理由

猫がルンバに乗りたがる理由として、まずは「程よく温かい」ということが言えます。現在のような超薄型テレビが主流になる前、分厚いボディを持つブラウン管テレビの上は猫の定位置の1つでした。その理由は、テレビをはじめとする家電製品が稼動することによって放つ「程よい熱」です。特に冬場は暖を求めてストーブの前や部屋の日向に集まったりする彼らですから、ルンバが稼動している際に放つ熱も同様にお気に入りなのでしょう。

「身体のサイズに対して適度な大きさである」という点も、猫が乗りたがる要素の1つです。ルンバの直径が約34cmであるのに対し、イエネコの平均的な胴回りのサイズは35〜45cm、体長は45cm前後となっています。ざっくりと計算するとルンバの円周は100cmであるため、猫のメジャーな座り方であるエジプト座りや香箱座りをしてもゆったりとしたスペースが確保できる計算です。ダンボール箱などジャストサイズのものを好む猫にとって、大きすぎず小さすぎずなサイズ感であるルンバは絶好のスポットなのかもしれません。

他にも好奇心旺盛な猫が、ルンバの「不規則な動きに興味を示して思わず乗ってしまう」という点も挙げられます。本来イエネコは小動物を追いかけて捕食していた肉食獣であり、「動くもの」につい目が奪われるのは不思議なことではありません。まるで生き物のように動くので、中には威嚇や攻撃をしかける猫もいるくらいです。また一定の動物は縄張り意識が強く、ルンバの「上に乗ることで征服感を感じている」のではという説もあります。さらに猫は気まぐれでものぐさな気性であるため、ルンバに「乗ると移動が楽」という側面もあるようです。「掃除機のような大きな駆動音を出さない」という点も、お気に入りである理由の1つのようです。

ルンバに乗っても平気なの?

キョロキョロと落ち着かない様子で乗っていたり、反対にリラックスしながらすまし顔でルンバに乗っている猫の姿はとても愛らしいものです。しかし同時に、「猫が頻繁に乗ると壊れるのでは…?」と気になっている方も多いことでしょう。ルンバは非常に便利な家電製品である分、一番リーズナブルなものでも3万5千円前後、レギュラータイプだと5万円前後と決して安くはありません。いくらルンバに乗る猫の姿がかわいいと言っても、これは見過ごすことができない点です。

実はルンバの公式ホームページとマニュアルのどちらを見ても、稼動時間や充電時間は掲載されているものの耐久重量に関しては記述がありません。これは自動車や体重計のように、人や物を載せることを前提とした製品ではないからです。面積が広く平らな形状であるためうっかり忘れがちですが、本来の機能はあくまで掃除をするものであり物を載せて運ぶ製品ではないことを覚えておいてください。

もちろん掃除機という特性上、物にぶつかることも想定して設計されているため造りは比較的頑丈と言えます。猫の平均体重は3〜5kgとそこまで重たいものではなく、「猫が乗ったから壊れた」という話も個人的には聞いたことがありません。ただし、何も乗っていない時よりは多少なりとも負担がかかっていること、長毛種や毛が抜けやすい種類の猫を飼っている場合は、吸引した毛が原因で不具合がおきる可能性もあることは念頭に置いておきましょう。

猫がいる部屋でルンバを使用する際の注意点

ルンバを使用する際の注意点として、まず猫との相性が挙げられます。猫の五感の中で優れている器官は聴覚で、人間の約4〜5倍という驚きの能力です。その分、風船が割れたり掃除機の駆動といった大きな音が大嫌いであり、猫によってはルンバの微弱な稼動音ですら苦手なケースもあります。また見慣れない物体がいきなり現れたことに対して拒否反応を示す場合もあるため、あまりに警戒するようであれば、最初はわずかな時間だけ運用するようにして少しずつ慣れさせてあげてください。

次に気をつけたいのは、猫の吐しゃ物や排泄物です。もし猫が吐しゃ物や排泄物を放出したのに気付かずルンバを使用すると、ルンバがそれらを吸入してしまいます。それどころか、ルンバが汚れるに止まらず、それら汚物を室内にまき散らしながら動きまわる...という悲劇が待っているのです。そのため、猫を部屋内で放し飼いにしている方はできる限り在宅中に、しかも目の届く範囲内で使用するようにして下さい。どうしても外出時に使うのであれば、猫はケージの中に入れたり別室に移動させるといった方法をとるのが安全です。

猫との相性や排泄物に注意しながら運用しよう

多くの猫は温かくて不思議な動きをするルンバに興味を示しますが、中には怯える猫もいるため不安な方は導入する前にレンタルサービスを利用すると良いでしょう。換毛期は抜け毛が落ち着くまで稼動を控えるか、動物の毛に強いタイプを購入するのも良い方法です。万が一排泄物を放置したままルンバを運用すると大惨事になるため、なるべく自宅にいる時に稼動させることをおすすめします。

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