犬や猫の里親になる方法!注意点や心構えについて【第64回】/ペットのお悩みなんでも大百科

犬や猫の里親になる方法!注意点や心構えについて

犬や猫をペットショップで購入するのではなく、譲渡会や里親募集サイトから保護猫や保護犬を迎える動きも最近は盛んになっています。殺処分されてしまう犬や猫が減り、ペットを飼いたいと思っている人は最小限の費用で希望する犬や猫と出会うことができるため、双方にメリットがある方法と言えますが、お迎えするには相応の覚悟や準備が必要にもなります。それではどんなこと・ものが必要なのか紹介していきましょう。


 

目次

譲渡会とは?

譲渡会とは、保護された犬や猫と自分の家に迎え入れたいと希望する人とのマッチングを図る場で、新しい飼い主との間をつなぐ役割をしています。地域の保健所や動物愛護センターや民間の保護団体が主催しており、保護した犬や猫を新しい飼い主(里親)が育てやすくするために最低限のしつけなどをしてくれており、月に数回といったように定期的に開催されていることが多いです。

参加にあたっては、事前連絡が必要な場合や、開催日に直接行けばよい場合などさまざまですので、確認してみましょう。場所は各団体が決めた公共施設や保健所の他、猫カフェや動物病院で行われることもあります。譲渡会では希望する犬や猫に直接会うことができるだけではなく、日ごろ犬や猫の世話をしているスタッフから普段の様子や性格なども詳しく聞くことができます。ただし、当日に犬や猫を連れて帰ることができないことが多いので注意が必要です。

子猫や子犬はとても可愛らしいので多くの人が希望しますが、一方で、大人になっている犬や猫を選ぶという考え方もあります。持病があるかどうかや性格も安定しているので判断がしやすいためです。しつけもされていることがあるため、初めてペットを飼う人には成犬や成猫を選ぶというのもおすすめです。

譲渡会やマッチングの場では、大きな声を出したり騒がしくしたりしないことが大切です。保護された犬や猫は、野生で暮らしていたり捨てられたりしていたので、まだ人間を警戒したり不信感が消えていない可能性があるからです。譲渡側の保護主も犬や猫の体調に気を使いながら譲渡会に参加しているので、むやみに驚かすようなことは控えましょう。

触らせてもらえる場合でも、相手の犬や猫の様子をよく見て疲れさせたり、負担をかけたりしないよう気を配りましょう。譲渡側としては飼い主のペットを迎える覚悟や住環境などの条件をしっかり見ています。譲渡側の指示に従いその条件に従うだけでなく、命に対する責任が伴うことを自覚して、引き取った後も幸せに暮らせる飼い主と認めてもらえるような行動を心がけましょう。

【参考:特派員 Makicina イタリア捨て犬&猫の譲渡会【vol.23】

どうやったら里親になれるの?

譲渡会の他にも、里親募集サイトなどを介して直接譲渡側と連絡を取り、犬や猫とのマッチングを行う取り組みもあります。ただし、希望すればすぐ譲渡してもらえるわけではありません。抽選で決まったり、飼い主の犬や猫を迎える覚悟や熱意が決め手になったりします。

また、譲渡側の決めたルールや条件を飼い主側が満たしているかどうかを確認し、良い条件の家が優先されることもあります。特に犬の場合は、一軒家であることが条件であったりするなど、騒音対策が十分行える環境かどうかが譲渡の決め手になることもあります。猫もすでに多頭飼いでたくさんの猫を飼っている家では許可が下りないこともあります。

いずれにせよ犬や猫が幸せに生活できるかどうかの判断が譲渡側よりなされます。最近は動物の転売や虐待を目的とした里親詐欺が発生しているため、譲渡側も慎重に飼い主を選ばざるを得ないという状況も考慮に入れておきましょう。

譲渡側の条件を満たすと認められれば、1週間ほどのお試し期間が設けられ、希望した犬や猫が直接家に届けられたり飼い主が自分で引き取りに行ったりしてペットとしての生活が始まるのが一般的な流れです。その後、犬や猫と飼い主との相性が良ければ晴れて正式に譲渡が成立します。

この際に譲渡側が飼い主の家を訪問し、家庭環境の最終確認をしたうえで譲渡金などの費用を飼い主側が支払うことになります。譲渡金の内訳は、主に検診にかかった費用やワクチン代など譲渡までに発生した実費であることが多いです。手続きに必要なものは譲渡側であらかじめ決められているはずですので、認印等が必要かなども前もって確認をしておきましょう。

迎えた後の注意点や必要な心構えは?

こうして譲渡が成立し、めでたく新しい家族を迎え入れた後は、どんな点に注意していけばいいのでしょうか?ケージやエサやりなどの最低限の住環境を用意するほか、かかりつけの動物病院を決めて一度連れていった方がよいでしょう。譲渡側が利用していたところが自宅からも近く、通うことが可能であれば迎え入れる前の健康状態などにも詳しいので安心ですし、譲渡側もその後の様子を獣医師から聞けるので双方にメリットがあります。

そこで必要なワクチン接種をしたり定期的に健康診断を受けたりするほかに、避妊去勢手術を行うならばいつ頃に行うか見通しを話し合うのがいいでしょう。猫などは譲渡の条件に避妊去勢手術を施すことが前提となっていることがあります。不幸な猫を増やさないためにも、指示に従い確認しておきたいものです。

また、個体認識できるマイクロチップを装着するのもおすすめです。病院によりますが、五千円~数万円程度で行えるので、避妊去勢手術の際に同時に行う人も多いです。万が一、家から行方不明になってもマイクロチップを装着すれば保護先で確認が取れ帰ってこられる確率が上がりますので検討しましょう。他にも犬であればしつけ教室などに通って、今後のしつけの見通しを立てるのがいいでしょう。


【参考:ペットのお悩みなんでも大百科 子猫の飼い方6つの注意点!子猫を飼った・拾った・もらったら…【第7回】

【参考:ペットのお悩みなんでも大百科 犬や猫にマイクロチップを付けるメリットとデメリット【第44回】


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準備を整えて犬や猫を迎えよう!

里親募集サイトや譲渡会の情報は、できる限り調べてから優先順位を決めて参加するといいでしょう。譲渡会の会場までは車で行けるのか交通機関を使うのか、ケージは必要なのかなど知っておけば当日スムーズに参加することができます。ペットを迎えたいと思った時に、里親募集サイトや譲渡会を利用する方法があるということをぜひ知っておいてください。

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