青黒い舌がトレードマーク チャウチャウってどんな犬?【第29回】/なるほど!ワンニャン大図鑑!

青黒い舌がトレードマーク
チャウチャウってどんな犬?

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もふもふとした毛並とユーモラスな表情が印象的なチャウチャウは、中国が原産で日本でも古くからなじみのある犬種です。そんな愛嬌たっぷりのチャウチャウについて、その基礎知識や特徴的な青い舌の秘密、そしてチャウチャウを飼育する際の注意点などをご紹介します。


目次


チャウチャウの基礎知識

ライオンのようなふさふさとした毛並と困ったような表情の顔、そして口元から覗く青黒い舌がチャウチャウの外見的な特長です。中国では2000年以上前から食用として飼育されてきた犬種で、日本には高度経済成長期に入ってきました。体高は50㎝前後で中~大型犬ですが、食用及び毛皮を目的に飼育された歴史の影響により、運動量をあまり必要としません。 頑固でマイペース、冷静で警戒心が強いという性格をしています。体色は、レッド(赤茶)や黒、灰色、フォーン(淡黄)、クリーム、ホワイト、シナモンです。

舌が青黒い理由は?

チャウチャウの特長の一つが青黒い舌です。原産国の中国では「青舌犬」ともいわれていますが、なぜ舌が青いのかははっきりとはわかっていません。ほかにも青い舌を持つ犬種は、同じ中国原産のチャイニーズ・シャーペイ北海道犬があげられます。
これらの犬種とチャウチャウは近縁で、また秋田犬も近い仲間といわれています。
チャウチャウと青い舌を持っている犬たちは狼に比較的近しい犬種で、おそらく同じ先祖を持っていたと考えられています。

チャウチャウを飼う際の注意点

チャウチャウをペットとして飼育するようになったのは20世紀に入ってからです。 飼育しやすい気質への改良が進められていますが、もともとの「頑固でマイペース」という性格は強く残っているため、犬を初めて飼う人におすすめできる犬種ではありません。我が強く、家族の中で一番と認識した「リーダー」の命令にも従わないこともあります。このため仔犬の頃から社会性を根気強く教える必要があり、家族全員との信頼関係や主従関係をしっかり認識させ、しつけや訓練にも時間をかけられる環境が必要です。また、こういった気質は繁殖系統に大きく影響するといわれているため、購入時に確認することが大切です。チャウチャウは中~大型犬ですが、運動量はそれほど必要ありませんしかし太りやすい体質をしているため、毎日2回の散歩が必要です。
またマズルが短い(短頭)長毛なので、暑さが苦手です。夏はとくに温度管理に気を付けなければなりません。体毛は長毛と短毛の2種がいますが、しっかりとした下毛を持っています。週2~3回くらいていねいにブラッシングして手入れをしてあげましょう。筋肉質で丈夫ですが、困り顔の特長である目のまわりの形状の影響で、眼病の発生率が高い犬種です。
また皮膚炎も発症しやすいとされています。日頃から目の状態や皮膚の状態に注意を払い、異常があったらすぐに獣医師に診てもらいましょう。
また、中年以降は胃がんなどの消化器系がんの発生率が高いといわれています。食欲の変化や排泄物の状態に注意して早期発見を心がけることが大切です。

チャウチャウは神経質でマイペースな犬種ですが、飼い主には従順です。愛嬌のある見た目とは裏腹なクールな性格で、そのギャップが魅力でもあります。チャウチャウの飼育を検討する際には、性格の特徴や気質について、ブリーダーさんの話をよく聞いてみましょう。

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