猫の夜泣きの原因と対策について知りたい【第39回】/ペットのお悩みなんでも大百科

猫の夜泣きの原因と対策について知りたい

子猫やシニア猫の場合には、人間と同じように夜泣きをすることがあります。また、猫の年齢に関係なく、突然夜泣きを始める猫もいるでしょう。ただ、これまで鳴くことのなかった猫が突然夜泣きを始めると、心配になる飼い主も多いようです。夜泣きがおさまらない場合には、飼い主がストレスを受けてしまうことも考えられます。そうならないためにも、夜泣きの原因を知っておくことが大切です。猫が夜泣きをする理由は、年齢や環境によって異なります。ここでは、タイプ別に猫の夜泣きの理由や対策を説明しましょう。


 

目次

本来猫は夜行性の動物

猫というのは、夜から明け方にかけてエサを捕まえる「薄明活動性動物」です。夜中の狩りにそなえ、午前中には無駄な力を使わないように寝るという習性を持っています。一般的な猫の睡眠時間は14~16時間程度であり、子猫の場合には1日に20時間も寝るのです。そんな猫が人間に飼われていると、人間と同じ時間帯に生活をともにしなくてはいけません。人間との生活に慣れている飼い猫でも、本来の習性から夜から明け方にかけて急に活動的になる場合もあるのです。

そのため、どんな猫でも夜に興奮状態となり、大きな声で鳴いたりすることはあります。猫本来の習性がそのような行動をさせていますので、驚くことではないでしょう。ただ、あまりにも大声で鳴き続ける場合には対策が必要です。ここからは、ケース別の猫の夜泣きの対策法を紹介していきましょう。

猫の夜泣き1:子猫の場合

子猫のうちの夜泣きは人間の赤ちゃんと同じです。おなかが空いている場合や、寂しくて構って欲しいときに鳴くことが多くみられます。また、トイレが汚れてしまっている場合には、トイレの掃除を要求して鳴くこともあるでしょう。しつけだと思い、怒鳴ったり、たたいたりする方法で泣き止ませる人もいますが、不安や寂しさから鳴いている場合には、子猫を追い詰めてしまうこともあります。

頼りにしている飼い主から怒鳴られたり、たたかれたりしてしまうと、さらに不安を感じて鳴き止まないことも考えられるでしょう。そのため、頭ごなしに怒るのではなく、まずは猫の要求を満たしてあげることが大切です。また、猫は生後半年頃から発情期をむかえます。発情期には相手を求めて大声で鳴くこともあるのです。この場合には、早めに去勢手術を受けさせることで夜泣きが解消することが多くみられます。

猫の夜泣き2:ストレスが関係している場合

猫の夜泣きは、ストレスが関係していることもあります。猫は、引っ越しなどで飼育環境が大きく変化すると、不安や孤独を感じてしまい、ストレスを受けやすくなる動物です。そういった場合には、できるだけ猫と一緒に過ごしてみましょう。飼い主と一緒にいられる時間が長くなると猫も安心します。もし、仕事などで長い間一緒にいられないという場合には、飼い主のにおいがするものを与えるのもいいでしょう。着古した洋服などを、猫のケージに入れておくだけでも安心します。

また、夜もできるだけ飼い主の近くで寝かせるようにするのがいいでしょう。孤独を感じにくくなり、夜泣きの解決につながります。その他にも、タオルに巻いた湯たんぽなどを与えるという方法も効果的です。温かいものに寄り添うと、よく眠れるようになります。ただし、やけどなどには十分に注意し、ペット用の安全な湯たんぽを選びましょう。

猫の夜泣き3:シニア猫の場合

猫は生後1年で人間の15歳になります。2年で24歳になり、そのあとは4倍速で歳をとる動物です。猫がシニアと呼ばれる年齢は10歳ごろからであり、シニアになると夜泣きをすることもあります。シニア猫の夜泣きは、痴呆症のひとつであると考えましょう。猫が痴呆症になると体内時計が狂ってしまうこともあるのです。そのため、昼夜が逆転してしまい、夜泣きへとつながります。

この場合には、日中は猫を日光の当たる場所に移動させるのがいいでしょう。また、適度な運動をさせ、昼寝の時間を短くすることが大切です。そうすることで、痴呆症が原因となる夜泣きが予防できます。また、飼い主が猫になるべく話しかけてあげるというのもひとつの方法です。コミュニケーションを積極的にとることも、痴呆症の対策に効果を発揮します。

猫の夜泣き4:病気の場合も

これまでに紹介した理由が当てはまらないという場合には、猫の体調が悪い可能性も考えられます。ただ、病気の場合には、昼間は普通にしていて夜にだけ鳴くというのはありません。それでも、どうしても原因がわからないという場合には、早めに獣医に相談しましょう。専門家に診てもらい、きちんと健康チェックをしてもらうと、飼い主も安心できます。

猫の夜泣きには何らかの理由がある!

猫が夜泣きをする場合には、飼い主に何かを要求していることが多く見られます。そのため、頭ごなしに叱るのは逆効果です。叱りつけることで猫と飼い主の間の信頼関係が崩れてしまうこともあるでしょう。夜泣きをしても、できるだけ猫の立場になって要求を満たしてあげることが大切です。もし、思い当たる理由がなく猫が夜泣きを続ける場合には、病気の可能性も十分に考えられます。そういった場合には早めに獣医に相談することが大切であるといえるでしょう。

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