にゃんにゃん編集部

猫,指,
ペットと暮らすトリビア

猫の指にまつわる3つの雑学【第64回】

編集部 まめお | 2018年07月09日


0

猫の指にまつわる3つの雑学

 

あなたは「猫の指は何本あるの?」と聞かれたら、即答できますか?猫飼いさんでも意外と知らない方も多いかもしれませんね。また、あのぷにぷにの肉球にも、猫にとっては大切な役割があるのです。こちらでは、知っていると自慢できる猫の指に関する豆知識を3つご紹介しましょう。

目次

猫は前足と後足で指の数が違う!

猫はご存知の通り、四足歩行の動物です。そのすべての指が同じだと思っている方もいるかもしれませんが、じつは前足と後ろ足では指の数が異なります。
猫の指は、前足がそれぞれ5本ずつ、後ろ足がそれぞれ4本ずつの計18本。前足には他の4本の指から離れたところに人間でいう親指がありますが、後ろ足にはそれがありません。では、なぜ前と後ろで数が違うのでしょうか?
諸説ありますが、猫が生きていく上での進化だと考えられています。より速く走るためには、多くの指は邪魔になってしまいます。馬がひづめのみに進化したのはそのため。しかし猫は、走るだけではなく木に登ることも多くあります。木に登るためには、前足の指と爪を木肌に引っ掛け、抱え込むようにして体重を支える必要がありました。そのため、前足には5本の指が必要だったのです。
ただ木に登る際も、後ろ足はあまり関係がありません。また獲物を捕まえる際も、前足は重要ですが後ろ足はあまり使いません。そのため、後ろ足の指は徐々に退化していったと考えられます。
つまり、前5本ずつ後ろ4本ずつという指の数は、木に登る・獲物を捕まえる・速く走るという様々な行動を取る猫の生き方に最適なものだといえるでしょう。

 


▲2017年2月イベント「にゃんこ自慢大会 🐾 ~もふもふ賞~」/torawoさんの入選作品
「にゃんこ自慢大会 🐾 ~もふもふ賞~」 入選作品発表!!詳しくはこちら

猫の肉球には足音を消す役割がある!

ぷにぷにして愛らしい猫の肉球。このぷにぷにには、単に気持ちいいだけでなく猫にとって様々な役割があります。
まず挙げられるのが、「足音を消す」という狩りをする際に重要な役割です。私たちもハイヒールを履いて歩けばコツコツと足音がしますが、裸足で歩けば足音があまりしません。やわらかくて弾力のある猫の肉球の消音性は大変優れもので、足音を立てないことで自分の気配を消すことが可能となります。獲物に気づかれないようにそっと忍び寄り、一気に仕留めることができるでしょう。野生で生きていくためには、なくてはならないものだといえます。
またぷにぷにの肉球は、猫にとってクッションのような役割を果たします。着地した時の強い衝撃を吸収するため、高いところから飛び降りても大丈夫。飛び回る猫がケガをしないのは、このクッション性の高い肉球があるからです。
ほかにも、肉球はセンサーのような役割も果たすとされています。じつは肉球には神経が多く集まっているため、接触や振動には大変敏感。あまり触ると嫌がるのはこのためです。ただ接触には敏感でも熱さ・冷たさには鈍感なため、飼い主さんは愛猫がヤケドしないよう気を付けてあげてください。

ちなみに、猫の肉球には部位ごとにそれぞれ名前があります。覚えてみるのも良いでしょう。

【前足】
掌球(しょうきゅう)……真ん中にある大きな肉球
指球(しきゅう)……指の根元にひとつずつある小さな肉球
狼爪(ろうそう)……ちょっと離れた指(人間でいう親指)にある肉球
手根球(しゅこんきゅう)……手首のあたりにある肉球で、豆状骨という骨を保護する役割を持つ

【後ろ足】
足底球(そくていきゅう)……真ん中にある大きな肉球
趾球(しきゅう)……指の根元にひとつずつある小さな肉球

指の数が多い猫は”幸せを呼ぶ猫”

猫の指は基本的には前足5本ずつ・後ろ足4本ずつですが、まれに「多指症」という生まれつき指の数が通常よりも多い猫が存在します。多指には遺伝子が関係しているため日本ではあまり見かけませんが、海外では指が多い猫は「幸運を呼ぶ」として大切にされています。
こういった多指の猫は、「ヘミングウェイ・キャット」と呼ばれることもあります。
由来はアメリカのノーベル賞作家アーネスト・ヘミングウェイ。彼は1930年代、フロリダ州のキーウエストで友人の船乗りから猫を譲り受けました。この猫は6本の指を持つ多指症で、ヘミングウェイは大変可愛がったといわれています。今でも博物館となったヘミングウェイの家では、遺伝で多指症になった子孫猫たちがたくさん走り回っているとか。そのため、とくにアメリカでは「ヘミングウェイ・キャット」という呼び名が定着しているようです。
当時は指の多い猫は手先が器用なため、たくさんネズミを捕ってくれるとしてとくに船乗りたちの間で重宝されていました。このことからも「縁起が良い」とされており、航海のお守りとして人気が高かったそうです。
多指症の多い猫種としては、アメリカンポリダクティルクリッパーキャットが知られています。ギネス記録として残っているのは、7本の指×4本の28本の猫。すごいですね。ちなみに指が多くても、健康上とくに問題はありません。場合によっては爪が研ぎにくく定期的な爪切りが必要なこともありますが、指が多くてもとくに治療は必要としないため安心してください。

 

よく知っているようで、意外と知らない猫の指の話でした。猫を飼っている方は、愛猫の指がどうなっているかそっと見てみてください。もし指が多かったら、あなたにとって幸運を運んでくる招き猫となってくれるかもしれませんよ。

 


▲2017年9月イベント「にゃんこの寝顔コンテスト」/Kohkoさんの入選作品
「にゃんこの寝顔コンテスト」入選作品発表!! 詳しくはこちら

 

<<前の記事 | ペットと暮らすトリビア | 次の記事へ>>

0