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食べちゃダメ!猫のあじさい中毒にご用心【第52回】

編集部 まめお | 2018年06月11日


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食べちゃダメ!猫のあじさい中毒にご用心

 

梅雨といえば、あじさいが美しい季節ですね。しかし、じつは猫にとってあじさいは毒になるということをご存知ですか?猫は退屈を紛らわせたり、毛玉を吐き出すために植物を食べることがあります。うっかりあじさいを誤食させてしまうことのないよう、飼い主がしっかり知識をつけておきましょう。

目次

あじさいには毒がある!?主な症状とは

涼し気な色合いが美しいあじさい。雨の中で眺めると風流な気持ちになりますが、じつは毒性の強い植物として知られています。人間が食べても嘔吐やめまいといった中毒症状が引き起こされますが、猫にとってはさらに危険。命のリスクさえ伴います。
あじさいには「青酸配糖体」と呼ばれる成分が含まれています。この成分は、食べると消化器官で猛毒の青酸に変化。様々な症状を引き起こし、死に至らしめます。毒があるとされるのは、葉・茎・蕾など。とくに蕾は毒性が高く、少しかじっただけでも重大な症状が出ることがあります。
少量の摂取の場合は、嘔吐や下痢、沈鬱、元気がなくなるといった症状が見られます。大量に摂取すると、心拍数や呼吸数の増加、痙攣・麻痺などの症状が起こり、昏睡状態に入って呼吸困難に陥り、死亡するケースもあります。

 


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もし愛猫があじさいを食べてしまったら

万が一愛猫があじさいを食べてしまったら、一刻も早い処置が必要です。すぐに吐き出させる必要があるので、早急に動物病院へ連れて行きましょう。動物病院では胃の洗浄や、既に出ている症状に対する処置を行います。
動物病院では、「いつ・何を・どれくらい食べたか」という情報が重要となります。できれば食べたあじさいも持参すると、獣医さんが処置しやすくなるでしょう。
処置が遅れると手遅れになる場合もあるので、少量でも食べたとわかったらすぐに獣医さんに診てもらってください。

こんなにある!猫が食べると危険な植物

猫は日頃から様々な理由で草をかじる習性がありますが、じつは猫にとって有毒な植物は非常にたくさんあります。一説によるとなんと700種類以上。ネギや玉ネギ、ニラなどは「猫に食べさせてはいけない」として有名ですが、それ以外にも危険性の高い植物は身近なところに存在しています。代表的なものをご紹介しましょう。

アサガオ
毒のある部位:ツルや葉、とくに種子
症状:嘔吐、下痢、瞳孔拡大、血圧低下、幻覚など。

アイビー
毒のある部位:葉、実
症状:嘔吐、下痢、腹痛、ヨダレ、皮膚炎など。ツルがある植物は基本的に猫によくないとされています。

アロエ
毒のある部位:樹液
症状:体温低下、下痢

サツキ
毒のある部位:葉、花の蜜
症状:嘔吐、下痢、血尿、ヨダレ、ふらつき、麻痺など。大量に摂取すると死亡。

スズラン
毒のある部位:すべて
症状:嘔吐、下痢、腹痛、不整脈、心不全など。最悪の場合死亡。活けた水にも毒が残るので注意が必要です。

チューリップ
毒のある部位:球根
症状:嘔吐、下痢、腹痛、脱水、呼吸困難、手足のしびれ、痙攣、麻痺など。最悪の場合死亡。仔猫の場合致死率が高くなります。

ツツジ
毒のある部位:葉、花の蜜
症状:嘔吐、下痢、ヨダレ、視力障害、筋力低下、痙攣、昏睡など。最悪の場合死亡。

トマト
毒のある部位:葉、茎
症状:経口摂取で嘔吐、下痢、腹痛、呼吸困難、心拍異常など。皮膚接触で皮膚のかぶれ、結膜炎など。

パンジー
毒のある部位:種子、根茎
症状:嘔吐、神経麻痺、心臓麻痺など。

ヒヤシンス
毒のある部位:球根
症状:大量摂取で心臓麻痺など。皮膚接触で皮膚炎を起こすことも。

ポインセチア
毒のある部位:葉、茎
症状:口腔内の炎症、嘔吐、下痢、腹痛、皮膚接触による皮膚炎など。

ポトス
毒のある部位:すべて
症状:口腔内の炎症、皮膚接触による皮膚炎。

ユリ
毒のある部位:すべて(花粉も含む)
症状:嘔吐、ヨダレ、脱水、脱力感、腎障害、視力障害、全身麻痺、死亡など。致死率が高く、ユリを触った手で猫を触ることや活けていた水を舐めることも危険です。

愛猫に安全に過ごしてもらうために

猫は好奇心が強い動物です。猫にとって毒になる植物にもそうと知らずに近づいてしまうことも多いので、上記をはじめとする危険な植物には近づけないようにしましょう。
室内のみで飼っている場合は、観葉植物台所の野菜にも注意が必要です。上記の植物を置かないように気を配り、葉っぱを噛みたい猫ちゃんには猫グッズとして市販されている猫草などを用意すると良いでしょう。またアロマの精油にも猫にとって危険な植物の成分が含まれていることもあるため、アロマテラピーもやめておいた方が賢明です。
普段から外にお出かけする猫ちゃんの場合は、危険な植物だけを避けるのは難しいかもしれません。しかし普段から愛猫の様子をよくチェックするように気をつけ、症状が出たら吐かせる・病院に連れて行くといった対策をすぐに取れるようにしておきましょう。

あじさいは庭先に咲いていることも多い身近な花ですが、じつは猫にとって命の危険すらあるこわい植物です。できるだけ普段から危険な植物には近づけさせないよう最大限の努力を行い、万が一食べてしまった時にはすぐに対処できるようにしておきましょう。

 


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