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食欲不振?猫が梅雨に元気がなくなる理由と対策【第50回】

編集部 まめお | 2018年06月11日


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食欲不振?猫が梅雨に元気がなくなる理由と対策

 

飼い猫が梅雨になると毎年ぐったりしている……そんな様子に心配になる飼い主さんも多いのではないでしょうか。とくに食欲の低下は多くの飼い猫に見られるもので、さらなる体調不良にも繋がります。そこでどんな対策をとったら良いのか、そもそもなぜ梅雨になると体調が悪くなるのか、こちらで解説しましょう。

目次

梅雨に体調を崩す猫、その理由は?

もともと猫の祖先が暮らしていた場所は、乾燥地帯である砂漠。雨がほとんど降らない地域で生活していたため、現代の猫も湿気は大の苦手です。
猫は汗をほとんどかかず、体温調整はグルーミングによる気化熱で行っています。舐めた部分の唾液が蒸発する際、体温を奪うため涼しくなるというわけです。しかし湿度が高いと水分が蒸発しにくく、うまくいきません。熱がこもりやすくなり、人間と同じように熱中症にかかることもあります。そのため、じめじめとした梅雨はとくに体調を崩しやすくなるのです。
それだけでなく、長い雨が続くことで日光に当たれないのも要因のひとつ。日光は猫にとって体温調整や殺菌など、重要な役割を果たします。また湿度が高いとノミ・ダニや細菌の繁殖が活発になり、皮膚トラブルを起こすことも。さらに部屋を閉め切り、トイレのニオイや猫の苦手なニオイがこもりがちになることも体調不良の原因に。そのほか、日頃から外に出る猫の場合は運動不足になり、ストレスがたまって体調を崩すこともあります。
こういった理由で、梅雨は猫がぐったりとしがちです。人間でも蒸し暑い時は食欲がなくなるように、猫もあまりごはんを食べなくなる傾向にあるようです。

 


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食欲不振に効果的な対策

1回食事をしないくらいならさほど心配はありませんが、食欲不振が続くとさらに体調が悪くなってしまいます。ちょっとした工夫をして、猫の食欲アップを目指しましょう。エアコンのドライ機能などを利用して湿気を取り除くこと以外に、以下のような対策が有効です。

●盛り付けを工夫

フードを盛る時に、平べったく盛るのではなく中央だけ山のように盛り上げてみましょう。食べやすくなり、これだけで改善されることもあります。

●温める

猫は嗅覚によって食欲が刺激されます。ごはんを温めることで香りが良くなり、食欲が出ることも。レンジを10秒単位で使い、様子を見ながら人肌程度まで温めましょう。

●ふやかす

ドライフードの場合は、お湯でふやかすことで香りが増して食欲増進に繋がります。器に入れたフードが浸る程度に70度くらいのお湯をかけてふやかしましょう。香りだけでなくやわらかさも増し、食べやすくなります。

●かつおぶしで香りつけ

かつおぶしを使い捨てのお茶パックなどに入れ、パックごとドライフードの袋や容器の中に入れておきます。香りが移り、食欲が増すでしょう。ただしかつおぶしはそのまま猫に与えるのは良くないため、あくまで香りつけです。

●トッピングをする

いつものドライフードの上に、ウェットフードや湯がいたささみなどを少しだけトッピングします。香りや風味が増し、食感が変わって食いつきが良くなります。

●フードを変える

フードには、原材料や味、香りなど様々な種類があります。思い切って変えてみるとあっさり食べてくれることも。ドライフードからウェットフードに変えると食べるようになるケースが多いようです。

梅雨の際の注意点

梅雨の時期は、いつも以上に衛生管理をしっかりと行わなくてはなりません。とくにフードが痛みやすい時期のため、食中毒には注意しましょう。嘔吐や下痢、発熱の原因となります。
ウェットフードは水分量が多い分、腐りやすくなってしまいます。食事が終わったらそのままにせず、食べ残しはすぐに片付けましょう。1回ずつ取り替えるのが基本です。開封したフードは、冷蔵庫で1日くらいまでしか保存できません。
ドライフードも注意が必要です。食べ残しに唾液が付着しているとそこから菌が繁殖し始めます。カビが生えることもあるので、毎食取り替えた方が良いでしょう。またフードの袋は、開封した瞬間から酸化が始まります。なるべく密閉し、暗く涼しい場所に保管してください。小分けになっているフードもおすすめです。
いずれの場合も、エサ皿はこまめに洗うようにしましょう。
また、水もこまめに換えて常に新鮮な水が飲めるようにしておいてください。こちらも唾液が混ざると傷みやすくなります。気が付いたら水入れがぬるぬるになっていた、なんてことのないようこまめに洗いましょう

食いつきのいいキャットフードの選び方

猫によって好みは分かれるところですが、一般的にはドライフードよりもウェットフードの方が食感や香りが良く、食いつきがいいとされています。食欲不振の際にはウェットの方が良いかもしれません。
また猫はニオイで食欲が増すため、よりニオイの強いフードの方が食べやすいでしょう。そのため原材料にチキンやサーモンなど動物性たんぱく質をたっぷりと使ったフードがおすすめ。食感が生肉に近いタイプのフードもあります。反対に、原材料にとうもろこしなどの炭水化物が多いものはあまりおすすめできません。基本的に原材料名の欄は多く使われている材料から先に記載されているので、チェックしてみると良いでしょう。またいくら香りが良くても、合成香料が多いフードには注意が必要です。
ただ、「おいしいごはん」に慣れてしまうと、梅雨以外の時期もそれしか食べなくなってしまうことも。様子を見ながら変えてみましょう。

日本の梅雨は、猫にとってはつらいものです。ちょっとしたひと工夫で食欲が戻ってくるかもしれないため、色々と試してみると良いでしょう。ただ何日もごはんを食べないようなら病気の可能性もあるため、動物病院を受診してください。

 


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