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猫は雨が嫌いと聞くけれど、その理由は?【第48回】

編集部 まめお | 2018年06月11日


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猫は雨が嫌いと聞くけれど、その理由は?

 

お外で遊ぶのが大好きな愛猫だけど、雨の日は窓際に佇むだけで出ようとしない……そんな光景を見たことのある飼い主さんも多いでしょう。犬と違って「猫は水が嫌い」という話は有名ですが、それは一体どうしてなのでしょうか。猫が濡れることを嫌がる理由と、克服方法について解説していきます。

目次

猫が水嫌いなのはDNAから決まっている!?

猫が水を嫌がる理由は、猫たちの祖先であるリビアヤマネコまでさかのぼるとされています。リビアヤマネコはアフリカの砂漠地帯に生息していました。砂漠にはあまり雨が降らないため、そもそも水への耐性は低かったと考えられます。
しかも砂漠は、昼と夜で気温差が数十度にも及ぶ厳しい土地。暑いというイメージが先行しますが、濡れてしまうとそのまま気化熱によって体温を奪われ、夜の寒さに耐えられなくなってしまいます。
とくに猫の毛は細くてサラッとしており、脂分がほとんどありません。つまり撥水性がなく、一度濡れると非常に乾きにくいということです。昼間に雨に降られて濡れたまま極寒の夜を迎えれば、命の危険さえ伴うでしょう。毛皮に撥水性のある犬と違い、猫が濡れることを極端に嫌がるのはそのためです。
このDNAを現代でも受け継いでいるため、猫は本能的に水を嫌うと考えられます。「濡れる=命の危険がある」と本能で感じてしまうということですね。少しでも濡れると、ぺろぺろとグルーミングをして水滴を取り除こうとします。

あなたの家の猫は?水が好きな猫の種類

基本的に水嫌いの猫ですが、中には水をあまり嫌がらない種類の猫もいます。同じネコ科でも、虎は豪快に川や湖を泳ぎますよね。種類によっては、水を怖がらなかったり泳ぎに挑戦したりする家猫もいるのです。
たとえばベンガル。ヤマネコをルーツに持った野性味ある猫種で、虎のような見た目をしています。アクティブで怖いものしらずな性格のため、プールや海をスイスイ泳ぐ姿があちこちで確認されています。
大型猫の代表であるメインクーンも水が得意なようです。モフモフとした豊かな被毛は比較的撥水性が高く、寒さや雨に強い猫種とされています。遊び心も強く、時々泳ぐこともあるようです。
また短毛種のアビシニアンは、泳ぐことはあまりできませんが水に興味津々。好奇心旺盛で、水をおもちゃとして捉えているようです。水道の蛇口を捻ると飛んでくることも。トイレやお風呂に落ちないよう注意しましょう。
ただ、水が好きな猫種といっても性格や個性はそれぞれ異なります。上記の種類でも水が苦手な猫もいるので、無理矢理泳がせるなんてことのないようにしましょう。

 


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猫の水嫌いを克服させる方法

水が得意な種類じゃなくても、環境や育ち方によって水が平気になる猫もいます。シャンプーをしてあげる時、水を怖がらないならスムーズに終わりますし、猫ちゃんの負担も軽くしてあげられますよね。どうすれば水嫌いを克服できるのでしょうか。
できれば仔猫のうちから、少しずつ水に慣れさせていきましょう。シャンプーの時は、最初は怖がるので必ず優しく丁寧に扱うこと。いきなりシャワーをかけるのではなく、桶などに入れたお湯を少しずつかけるところから始めてください。「お風呂は気持ちいい」とわかれば、次第に水を怖がらなくなっていきます。また桶などにお湯を少し入れ、仔猫の好きそうなおもちゃを浮かべてみるのも良いでしょう。
成猫になると、仔猫よりも水嫌いの克服は難しくなります。とはいえ温かな濡れタオルなどでカラダを拭くところから始め、少しずつ慣らしていくことで改善は可能です。濡れタオルに慣れてきたら足先からお湯をかけていきましょう。いよいよシャンプーをする時は、なるべく短時間で済ませることがポイント。事前にブラッシングをしておくことである程度の汚れが落ち、時短に繋がります。またシャンプー後はタオルやドライヤーでしっかりと乾かし、濡れている時間をなるべく短くしてあげましょう。

そもそも水嫌いは直すべき?

本来、猫はキレイ好きな動物です。多少の汚れはグルーミングを行い、自分でキレイにしてしまいます。そのため猫のシャンプーは必ずしも必要というわけではありません。短毛種でニオイや汚れが気にならないようなら、お互いに大変な思いをしてまで水嫌いを克服する必要もないでしょう。
ただし、長毛種の場合は別です。長毛種の猫は汚れや毛玉ができやすく、月に1回程度のシャンプーが必要となります。毎回大暴れして大変なようなら、水嫌いを克服できるように頑張る意味は大いにあるといえるでしょう。
また短毛種の場合でも、生活環境などによっては汚れて帰ってくることが多い猫も。いつも愛猫を清潔に保ってあげたいなら、猫ちゃんのためにも水嫌いの克服を目指しましょう。
猫が水や雨を嫌うのは、本能によるものだったのですね。シャンプーをする大変さを思えば、水嫌いを克服するのもひとつの手。しかし無理矢理克服させようとするのではなく、猫の気持ちを理解して根気よく取り組んでいくことが大切です。

 


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