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猫に服を着せても大丈夫なのはいつから?【第46回】

編集部 まめお | 2018年05月24日


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猫に服を着せても大丈夫なのはいつから?

 

近年は、SNSでも可愛いお洋服を着た猫ちゃんの写真を見かけるようになりました。自分もやってみたいけどいつから着せても大丈夫なの?そもそも猫に服を着せても良いの?と疑問に思っている方も多いでしょう。猫に服を着せることについて、正しい知識を身につけてからトライすることが大切です。

目次

  1. 手術後や皮膚病の時
  2. 寒さに弱い高齢猫など

猫に服を着せるのはデメリットだらけ?

まず覚えておきたいのは、立派な被毛のある猫に服は基本的に必要ないということ。メリットよりもデメリットの方が多く、猫にとって負担になってしまうだけのこともあります。
デメリットとして一番に挙げられるのは、猫にストレスが溜まってしまうことです。そもそも被毛を押さえつけられるのは、猫にとってあまり心地良いものではありません。そしてグルーミング(毛づくろい)ができないのが大きな問題。グルーミングは、猫にとってカラダをキレイにするだけではなく、水分を気化させることで涼しくする体温調節や、気持ちを落ち着かせるストレス解消の効果があります。グルーミングをしたいのにできないのは、猫にとって大きなストレスとなってしまうでしょう。
また、服やボタンを気にして噛んだりひっかいたりしているうちに破れて誤飲してしまう危険性や、ジャンプした拍子などに服や飾りを引っ掛けて重大な事故に繋がってしまうリスクもあります。クールダウンできないことで熱中症になる可能性や、カラダに現れる体調不良のサインに気づきにくくなるというデメリットもあります。
ただ、デメリットばかりではありません。ケガをしている部分を舐めないようにする役割や、体温調節がうまくできない猫ちゃんのカラダを温めてあげる寒さ対策の効果もあります。また服に慣れることで、ベストタイプのハーネスに抵抗がなくなることも。ハーネスは災害時にも役立ちます。
基本的には猫の服はあまりおすすめできませんが、場合によってはむしろ必要なケースもあるということを覚えておきましょう。

こんな時は、猫に服を着せてあげよう

猫ちゃんにとって、服を着た方が良い場合もあります。

1.手術後や皮膚病の時

避妊・去勢手術をしたあとなどに、傷口を舐めたり縫合糸を噛み切ったりしないように保護する効果があります。また皮膚疾患によって薬を塗っている場合も同様です。
術後などはエリザベスカラーを巻くのが一般的でしたが、かなり大きく顔の横に張り出すため歩きにくく、どうしても家具や柱にぶつかってしまいがち。ストレスを感じ、エリザベスカラーを激しく嫌がる猫もいます。そのため、動物病院によっては術後服として猫の服を着せることもあるようです。

2.寒さに弱い高齢猫など

仔猫や年を取った猫は、自分で体温調節が上手にできません。とくに高齢の猫は寒いのに気づかず冷たい場所で寝転んでいることも。また暑い国が原産の無毛の猫種の場合は、日本の寒さにとても弱く体調を崩しがちです。
これらの場合に、猫ちゃんが嫌がらなければ防寒対策として服を着せるのも良いでしょう。暖房をつけっぱなしにできない時などに有効です。

 


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猫に服を着せるのはいつからならOK?

猫は大体10歳で人間の56歳、15歳で人間の76歳に該当します。年齢を重ねると急激な気温の変化についていけなくなるので、服で温度調整してあげると良いでしょう。
ただ寒さに弱い高齢猫に服を着せてあげたくても、慣れていないと猫にとって大きなストレスになります。防寒はできてもストレスで体調を崩した…ということのないように、仔猫のうちから少しずつ慣らしておくと良いでしょう。
最初は袖のない服を、ごく短時間被せるだけにしてください。嫌がるようならすぐに脱がせ、様子を見ながら着せてあげましょう。ただし仔猫のうちは激しく動いたり予測のつかない行動を取ったりするものです。服が思わぬ事故に繋がらないよう、必ず着せている間は目を離さないようにしてください。常に着るのではなく、時々着る程度の頻度に収めた方が良いでしょう。

猫に服を着せる時に注意しておくこと

猫に服を着せる際に必ず心がけてほしいことは、無理強いしないことです。一般的には服を嫌がる猫ちゃんの方が多く、無理矢理着せるとお互いにケガをすることにもなりかねません。猫にとって大きなストレスになってしまいます。着せる際に激しく暴れるようなら諦めるのもひとつの手です。
そして、長時間着せっぱなしにしないようにしましょう。これは服を嫌がらない猫ちゃんの時でも同様です。長時間着せていると、どんなに慣れていてもグルーミングができずにストレスが溜まってしまいます。様子を見ながら脱いだり着せたりしてあげてください。グルーミングをしたそうな仕草を見せたら、すぐに脱がせてあげましょう。さらに脱いだあとは毛玉ができていることも多いので、ブラッシングなどのケアをしてあげてください。
季節に合わせて服の素材も選ぶことも大事です。夏は熱中症にならないよう、通気性の良いものを選んであげてください。服のサイズも、小さいと窮屈でストレスが溜まりますし、大きいとどこかに引っ掛けてケガをするおそれがあります。小さすぎず大きすぎずジャストなサイズで、できれば誤飲のリスクが低いシンプルなデザインのものを選定しましょう。

猫の服はとても可愛いですが、注意すべき点もたくさんあります。可愛い姿を写真に残すことが目的の場合は、写真を撮ったらすぐに脱がせてあげると良いでしょう。ストレスやケガにだけ気をつけて、愛猫のオシャレを楽しんでください。

 


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