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知っておきたい!繁殖期を迎えた猫に注意したいこと【第40回】

編集部 まめお | 2018年04月27日


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知っておきたい!
繁殖期を迎えた猫に注意したいこと

 

猫には繁殖期(発情期)があります。繁殖期に入ると普段とは違う独特な様子になるため、初めて見る方はその姿に驚いてしまうかもしれません。また、よかれと思った飼い主の行動が、かえって猫の負担になってしまうことも。可愛い愛猫のためにも、繁殖期に関する正しい知識をつけましょう。

目次

猫の繁殖期とは?

子孫を残すため、繁殖可能な状態で適した時期を迎えることを繁殖期といいます。ちなみによく使われる「発情期」は、繁殖期の中にある期間のことです。猫は「季節発情動物」と呼ばれるタイプで、おもに日照時間が発情の時期に関係します。仔猫の生存率が高まる暖かい時期(日照時間が長い時期)を本能的に選んでいるようです。

猫の場合、オスには基本的に発情期がありません。オスは一年中繁殖可能な状態にあり、メスの発情に従って交尾を行います。発情したメスのニオイなどにつられてオスも発情するため、実質メスの発情期が猫の発情期といえるでしょう。

性成熟して繁殖可能になる時期は、メスは大体生後6~10ヶ月頃オスは生後8~12ヶ月頃といわれています。ただ個体差があり、生後4ヶ月で最初の発情期を迎えるメスもいれば、1歳を過ぎても迎えないメスもいるようです。また、長毛種や大型種の猫は総じて性成熟が遅い傾向があります。

繁殖期っていつ?期間はどのくらい?

日照時間が長くなる春先(2~4月)と、初夏(6~8月)が繁殖期のピークです。また秋にも発情することがあるので、年に2~3回繁殖期を迎えるといえるでしょう。さらに太陽光だけでなく人工の光にも反応するため、飼い猫の場合はもっと多くなることもあります。
メスは1度の繁殖期の間に、1回2~3週間ほどのサイクルを2~3回繰り返すことになります。そのサイクルを「発情周期」と呼びます。周期の内訳は以下の通り。ちなみに猫は妊娠の確率が非常に高い動物として知られています。

・発情前期:1~3日間

繁殖期に入った様々なサインを見せ始めます。ただこの時期はまだオスを受け入れません。

・発情期:4~10日間

サインがピークになります。オスを受け入れ交尾を行う時期です。

・発情後期:1~3日間

交尾をした場合、排卵を行います。しなかった場合は発情休止期に入ります。

・発情休止期:数日~1週間

発情が休止し、オスに興味を示さなくなります。

 


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発情期を迎えた猫の行動と、注意点

猫は発情期を迎えると、オスもメスも様々な独特の行動を取り始めます。思わぬトラブルやケガに繋がることもあるため、気をつけながら様子を見てあげましょう。

<オスの発情期の行動>
・鳴き声が変わる

発情したメスの鳴き声につられ、低く大きな声で鳴くようになります。

・ソワソワと落ち着きがない

メスを探しています。室内で一匹だけ飼っていても、屋外のメスの存在を感じていることも。

・尿スプレーをする

メスに自分の存在をアピールしています。撥水シートなどで対策を取りましょう。

・攻撃的になる

メスをめぐり、ほかのオスとケンカになってしまいます。なるべくほかのオスに近づけないようにしましょう。

<メスの発情期の行動>
・鳴き声が変わる

「ウァーオ」と人間の赤ちゃんのような、大きな声で鳴きます。夜中に鳴き声の応酬になることも多いです。

・カラダを地面や家具に擦りつける

くねらせるようにしてカラダをあちこちに擦りつけ、ニオイを残します。飼い主にすりすりと甘えてくることも。

・下半身を高く持ち上げる

お尻を突き出すような恰好でアピールします。この時あまり腰などに触れると余計に発情するので、そっとしておきましょう。

・オスに優しくなる

今まで冷たい態度を取っていたオスにもすり寄っていきます。

・活動的になり、外に出たがる

オスを探して活発になります。この時期はサッと脱走してしまうこともあるので、戸締りに注意しましょう。

・尿スプレーをする

オスほどではないですが、メスも自分の存在をアピールするためにスプレーをします。

繁殖期を迎えた猫のためにしてあげること

繁殖期に入った猫の行動は、飼い主にとって困ったことも多いものです。

たとえば大きな声でしきりに鳴き続けられると、近所の人に対しても申し訳なく感じてしまうでしょう。しかし猫を叱ったり閉じ込めたりして無理矢理やめさせてはいけません。大きなストレスを与えてしまいます。普段から近所の方に「ご迷惑をおかけしますが」など一言伝えておくと良いでしょう。
また尿スプレーも人間にとっては悩みの種ですが、やめさせることはできません。よくマーキングされる場所にシートを貼るなどして、猫を中心とした対策を取りましょう。
メスの場合は飼い主にすり寄るように甘えてくることも多いですが、あまり構うと余計に発情します。できるだけそっとしておきましょう。オスの場合はメスにつられて発情するため、できるだけメスを遠ざけておくことがポイントです。
また「またたびを使って気を逸らす」という方法を取る方もいますが、やりすぎると猫のカラダに負担になるためおすすめはできません。なるべく構わず、脱走やケンカに注意して自然に発情が収まるのを待ちましょう。

繁殖を望まない場合は、去勢・避妊手術を受けさせることをおすすめします。健康なのにかわいそうと思うかもしれませんが、発情期に交尾ができないのは猫にとって非常に辛くストレスになるものです。愛猫のためにも自分自身のためにも、獣医さんと相談して早めに手術を受けると良いでしょう。

 


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