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猫はクレート嫌い?スムーズにクレートに入ってもらう方法【第34回】

編集部 まめお | 2018年04月25日


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猫はクレート嫌い?スムーズにクレートに入ってもらう方法

 

動物病院に愛猫を連れて行く時、クレートになかなか入ってくれずに苦労をした経験はありませんか?狭い所を好む猫がクレートを嫌がることを不思議に思うかもしれませんが、そこには猫なりの理由があります。こちらでは、猫にスムーズに入ってもらうための方法をご紹介しましょう。

目次

  1. 部屋にクレートを放置しておく
  2. 中におやつを入れる
  3. 扉を閉めてみる

クレートの役割

クレートとは、犬や猫を移動させる際に用いる小型のケースのこと。キャリーバッグキャリーケースと呼ばれることもあります。動物病院やペットホテル、旅行や帰省などペットを外出させる時におもに使用します。
猫の場合は室内飼いが基本となり外出をさせることはあまりないので、クレートは動物病院に行く時におもに使用するという方が多いでしょう。「滅多に使わないからボストンバッグで代用する」という方も時々いますが、これはあまりおすすめできません。普通のバッグは生き物が入る用に作られていないため、猫のカラダに負担がかかったり、壊れて猫が脱走したりするおそれがあります。安全に猫を移動させるために、必ずクレートを使用しましょう。
そのほかクレートは狭くて暗いため、猫にとって良い隠れ場所になります。また家の窓を全部開けて大掃除する時などに一時的に入っていてもらうと脱走の心配がありません。さらに災害時にもクレートは活躍します。猫飼いなら、ひとつは用意しておくと良いでしょう。

狭い所好きの猫が、クレートを嫌うのはなぜ?

猫は野生だった頃の名残から、狭くて暗い場所が大好き。段ボール箱や押し入れに入りたがるのも鍋に入って眠るのも、狭い所が落ち着くからです。そのため、条件がぴったりのクレートには喜んで入ってくれそうに思えますよね。しかし実際は、クレートが大嫌い見るだけで逃げ出すという猫ちゃんも多いようです。それはなぜでしょうか?

じつは、クレート自体が嫌いなわけではありません。クレートに入った時の「状況」「出来事」に嫌な思い出があるからなのです。
そもそも猫は、狭い場所は好きですが閉じ込められるのは大嫌い。自由を制限されるのは苦手で、扉を閉められるととても不安になります。

さらに猫は「関連付け」がとてもうまい動物です。クレートを動物病院に行く時だけ出してきていませんでしたか?そうするとクレート=病院という図式が成り立ってしまいます。クレートに閉じ込められて動物病院に連れて行かれたという嫌な思い出が、「クレート=怖いこと」というイメージに直結してしまうため、クレートを見るだけでも警戒して逃げ出すようになってしまうのです。

 


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クレートに慣れるためのトレーニング方法?

では、どうすればクレートを嫌がらずスムーズに入ってもらえるようになるのでしょうか。まずは「クレート=嫌な場所」というイメージをなくすことからスタートしましょう。普段からクレートに慣れてもらい、クレートが特別な時(病院)にだけ使用するものではないと思ってもらうことが大切です。

1.部屋にクレートを放置しておく

扉を取り外すか開けっ放しにした状態で、部屋の隅に置いておきましょう。最初は入らないかもしれませんが、気にせずそのままにしておきます。クレートの存在が猫の生活の一部になるように馴染ませましょう。

2.中におやつを入れる

慣れてきたら、クレートの中に猫の好きなおやつを置いてみましょう。最初はサッと取って逃げていくかもしれませんが、だんだん警戒心が解けて中で過ごす時間が長くなっていくはずです。「中に入るといいことがある」と思わせることがポイント。お気に入りのおもちゃや毛布を入れておくのも良いでしょう。

3.扉を閉めてみる

クレートの中で落ち着いて過ごせるようになったら、そっと扉を閉めてみましょう。最初はごく短時間で構いません。徐々に扉を閉めておく時間を長くしていきます。可能ならそのまま少しだけ玄関の外に出てみたり、軽く近所を散歩したりすると「病院だけじゃないんだ」と思ってもらえます。

クレートの選び方は?

猫用のクレートには、サイズ素材デザインなど様々な種類があります。愛猫にぴったりのものを選んであげましょう。
素材はおもにプラスチックなどの「ハードタイプ」と、布製などの「ソフトタイプ」の2種類に分けられます。

ハードタイプは硬くて頑丈なので、クレートに慣れていない猫ちゃんや体格の良い猫ちゃんにおすすめ。多少は中で暴れても大丈夫ですし、粗相をした場合の掃除も簡単なので、初心者向きと言えるでしょう。安定性も良く、普段から部屋に置いておく際も役立ちます。
ソフトタイプは抱っこが好きな猫ちゃんが好むことがあります。クレートに慣れてきた猫ちゃんや、小柄な猫ちゃんの場合はこちらでも良いでしょう。
そして大切なのは、猫のカラダの大きさに合っているということ。狭すぎると身動きが取れませんし、広すぎると中で走り回ってケガをすることがあります。中で方向転換ができる程度の適度な広さのものを選びましょう。
そのほか、前方だけでなく上部にも扉がついていると、猫ちゃんを入れたり出したりする際にラクになります。動物病院でもそのまま診てもらえるためおすすめです。

クレートは猫飼いに必須のアイテムですが、猫がクレートを嫌がるのはかわいそうですよね。それはこれまでの嫌な思い出のせいかもしれません。根気よくトレーニングして、猫ちゃんが自分からクレートに入ってくれるように慣らしていきましょう。

 


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