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猫ちゃんのお出かけ、こんなことがストレスになってます!【第18回】

編集部 まめお | 2018年03月02日


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猫ちゃんのお出かけ、こんなことがストレスになってます!

 

愛猫と一緒に旅行に出かけたいと考える飼い主さんも多いでしょう。しかし、じつは猫にとってお出かけは大きなストレスになると知っていましたか?大切な猫ちゃんになるべく負担をかけないよう、「猫とお出かけするということ」はどういうことなのかこちらで確認しておきましょう。

目次

  1. 慣れないキャリーバッグや
    ハーネス
  2. いつものトイレじゃない
  3. 車のエンジン音、粗い運転
  1. 使い慣れたタオルなどを
    キャリーに入れる
  2. キャリーバッグにはタオルで目隠し
  3. 車に乗っている時間はなるべく短く

お出かけ時の猫が受けるストレスってこんなこと

多くの猫は犬と違い、飼い主と一緒に外出や旅行を楽しむことができません。なぜなら、猫は「環境の変化」を極端に嫌う動物だからです。
犬は飼い主さえ居てくれればどこでも楽しめますが、猫はたとえ飼い主が不在でも慣れた場所の方を好みます。

猫にとって自分のテリトリーから連れ出されることはとても怖いことです。人間はお出かけが終わったらまた帰ってくることを知っていますが、猫にはわかりません。慣れた場所=自分の場所にもう帰ってこられないのではないかと大きなストレスを感じてしまいます。
ちなみに普段から家の周りに出ている猫でも同様です。外に出る猫は外出を楽しんでいるのではなく、自分の縄張りに異変がないか見回りをしています。車に乗せられてその縄張りから連れ出されれば、強い不安感を覚えるでしょう。

そのためお出かけ先ではウロウロとして落ち着かなかったり、激しく鳴いたり、逆にじっと固まって動かなくなったりする猫ちゃんが多いようです。飼い主が思っていたような「一緒に楽しむ」には程遠くなるかもしれません。

ストレスを与え続けるとこんな危険性が

猫は繊細な動物です。お出かけによって強いストレスを与えることで、体調を崩してしまうことがあります。とくに消化器官にダメージが来ることが多く、嘔吐、下痢、食欲不振や胃腸炎などの症状が現れるケースが多いようです。

そのままストレスを与え続けると、尿路結石や膀胱炎などの泌尿器系の病気にかかることも。またコロナウイルスという猫が普通に保有しているウイルスが突然変異を起こし、致死率の高い猫伝染性腹膜炎(FIP)を発症する可能性もあります。ストレスは万病のもとですから、なるべく最小限に抑えた方が良いことは言うまでもありません。

そのほか、車などの乗り物で移動することで乗り物酔いを起こしたり、車内の気温の上昇によって熱中症や脱水を起こしたりすることもあります。

ほかにもこんなストレスを与えてませんか?

猫にとって縄張りから外に出る「お出かけ」自体がストレスになるものですが、ほかにもストレスになる要因がいくつもあります。

1.慣れないキャリーバッグやハーネス

移動時には脱走防止のためにキャリーバッグやハーネス(胴輪)が必要です。しかし慣れていないと、猫にとってさらなる負担になることも。とくに病院に連れて行かれたなど、嫌な思いをした記憶があると拒否する傾向があります。普段から家の中で少しずつ慣れさせておくと良いでしょう。

2.いつものトイレじゃない

猫はキレイ好きな動物です。トイレが汚れていたり慣れたトイレじゃなかったりすると、排泄ができないこともあります。病気の原因にもなってしまうので、できればいつも使っている猫用トイレや慣れた猫砂を持参しましょう。

3.車のエンジン音、粗い運転

大きな音や急ブレーキ・急発進は猫にとって大きな負担になります。乗り物酔いなど具合が悪くなる原因にもなるので、なるべく静かに、丁寧な運転を心がけましょう。

少しでもストレスを軽減するために

お出かけが猫のストレスになるとは言え、病院や引っ越しなどどうしても家の外に連れて行かなくてはならないこともありますよね。そんな時のために、猫のストレスを少しでも軽くする方法をご紹介します。

1.使い慣れたタオルなどをキャリーに入れる

猫はカラダが何かに密着していると落ち着きます。キャリーバッグに普段使っているタオルなどを入れて空間を埋めてあげましょう。自分のニオイのするタオルでカラダを包んで安心させてあげるのもおすすめです。またお気に入りのおもちゃや、好きなおやつを持っていくと気分転換になるでしょう。

2.キャリーバッグにはタオルで目隠し

暗くしておいた方が猫も落ち着くので、キャリーバッグの窓部分にタオルなどをかけて目隠ししてあげると良いでしょう。外が見えない方が安心するはずです。ただし熱気がこもると熱中症になる可能性もあるため、必ず定期的に様子を見てあげてください。車の窓ガラスにシェードをつけるのも有効です。

3.車に乗っている時間はなるべく短く

車に乗ること自体が大きな負担なので、目的地までの最短ルートを調べてなるべく乗車時間を短くしてあげましょう。ただし猫を入れたキャリーバッグはなるべく揺らさずに静かにしておくことが鉄則なので、安全第一で。またエアコンを調節したり、時々休憩を挟んで車内の空気を入れ替えてあげたりすると良いでしょう。

愛猫とのお出かけは最低限にとどめよう

猫は犬と違い、色々な場所に連れ出すことには不向きです。ストレスを溜めさせるだけの結果に終わることも少なくありません。できればお出かけは病院や引っ越しなど、やむを得ない時だけにしておきましょう。

1~2日の短い間なら、エサや水、トイレなどをしっかり準備しておけば一匹で留守番させることも可能です。「置いていくのはかわいそう…」というのは、じつは飼い主の思い込み。意外と静かな家の中で快適に過ごしているかもしれません。短期間の旅行や帰省なら、留守番も選択肢に入れておきましょう。

お出かけに連れて行く場合も、事前にキャリーバッグやハーネスに慣れさせる、車酔いしないか確かめておくなど、しっかりと準備しておくことが大切です。

猫と一緒のお出かけは、思いのほか愛猫に負担をかけることに気が付いた方も多いのではないでしょうか。しかし愛猫が何にストレスを感じるかを知ることで、対策をとることも可能です。愛猫にとって最適な選択肢を選び、なるべくストレスなく生活させてあげましょう。

 

 

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