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猫砂を食べないようにするにはどうすればいいの?【第10回】

編集部 まめお | 2018年01月31日


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猫砂を食べないようにするにはどうすればいいの?

 

愛猫がトイレの猫砂を食べていたら、飼い主さんはギョッとしますよね。じつは猫砂を食べる行動は、さほど珍しいことではありません。カラダのためにもやめさせたいところですが、どうしたら良いのでしょうか。猫砂を食べてしまう原因と、具体的な対策についてご紹介します。

目次

猫が猫砂を食べる原因とは?

まず猫用トイレの砂には、原料によっていくつかタイプがあります。トイレに流せる「紙タイプ」、不燃ごみとして出す「鉱物タイプ」、可燃ごみとして出す「木材タイプ」、おからなどを主原料とした「食品タイプ」などです。それぞれに「片付けがラク」「猫にとって使用感が良い」「消臭効果がある」などの特徴があり、どれが良いとは一概には言えません。

では、なぜ猫は猫砂を食べてしまうのでしょうか?たとえば、下記のような原因が考えられます。

1.おなかが空いている

食品を原料にしている猫砂はわずかに食べ物のニオイがするため、エサが足りないとつい猫砂を食べてしまうことがあるようです。ドライフードと食感が似ていることも、誤食する原因のひとつ。とくに成長期である仔猫時代は、キャットフードのパッケージの記載通りに与えても足りないことがあります。

2.栄養不足になっている

キャットフードによっては、栄養が充分ではないものや栄養バランスが偏っているものもあります。そのため、たくさん食べても栄養不足に陥っていることがあるようです。足りない栄養を補うため、本能的にいつものキャットフード以外のものを摂取しようとして猫砂を口にすることがあります。

3.ストレス

猫はデリケートな動物です。引越しで環境が変わった、新しい猫が来た、飼い主がかまってくれなくて寂しいなど、強いストレスを感じた時の異常行動として猫砂を食べることがあります。また飼い主の気を引こうとしてわざと猫砂を撒き散らしたり、口にしたりすることもあるようです。

4.好奇心

とくに仔猫のうちは、人間の赤ちゃんと一緒で何でも口に入れてしまう傾向があります。たまたま猫砂を口にした時に食感が気に入ってしまい、食べるようになることが多いようです。成長に伴って食べなくなるケースもありますが、成猫になっても食べる習慣が抜けないケースもあります。

5.グルーミングで口に入る

長毛種の猫の場合に多いケースです。トイレの後にグルーミングをした際、毛についていた猫砂を食べてしまうことがあります。とくに鉱物タイプの砂が毛に絡まりやすいようです。

6.病気

体調不良による誤食の可能性もあります。考えられる病気は寄生虫症や肝臓疾患など。病気によって嗜好に異常が生じているのかもしれません。猫砂以外にも、土を食べるケースもあります。

猫砂を食べるとどうなる?

当然ですが猫砂は食べるために作られてはいないので、カラダにとって良くありません。トイレの砂を食べると、実際に猫のカラダにどのような影響があるのでしょうか。

粘土(ベントナイト)などの鉱物タイプの砂は自然のトイレの感覚に近くなるため、砂を掻き出しやすく猫にも人気です。しかし食べてしまうとおなかの中で水分を含んでドロドロになり、そのまま固まって胃壁にこびりついてしまう可能性があります。実際に手術になった症例もあり、かなり危険でしょう。また重化学金属を含んでいる可能性もあり、カラダへの悪影響が懸念されます。

ではおからなどの食品を原料にした猫砂ならどうでしょうか。危険性は多少緩和されますが、それでもカラダに良いものではありません。なぜなら、食べることを想定していないので、防腐剤や防カビ剤が入っているためです。食べても安心とは言い切れないので、猫が食べるようならすぐに対策をとりましょう。

 

猫砂を食べないための原因別対策方法

猫がトイレの砂を食べるからといって、厳しく叱ったりするのはオススメできません。原因を根本的に解決することが大切です。では具体的にどうすれば良いのか、原因別の対策をご紹介しましょう。

【空腹・栄養不足の場合】

エサの見直しが必要です。おなかが空いて猫砂を食べてしまうようならもう少しエサを増やしてあげればOK。その分カロリーが気になる場合は低カロリーのエサに変えるのも良いでしょう。
栄養不足で食べてしまうようなら、フードの栄養成分をチェックしてください。栄養バランスの整っているエサに変えるか、手作りのフードをプラスしてあげると良いでしょう。おやつを与えるのも効果的です。

【ストレスの場合】

忙しかったり環境が変わったりして、猫にかまう時間が減っていませんか?きちんとコミュニケーションを取り、たっぷり遊んであげてください。また猫がリラックスできるよう、多頭飼いの場合は静かな環境を用意してあげたり、寝床をやわらかなタオルなどで整えたりしてあげましょう。ストレスを取り除くことが大切です。

【好奇心の場合】

食感や味・形が好きで猫砂を食べてしまう場合は、猫砂を変えてしまうことをオススメします。たとえば食品タイプから木材タイプに変えるだけで、あっさりと治ってしまうこともあるようです。どうしても治らない場合は、砂ではなくトイレシーツにするという方法もあります。最初は猫も戸惑うかもしれませんが、誤食を防ぐことが優先です。

【グルーミングの場合】

こまめにブラッシングしてあげましょう。とくにトイレの後は、砂が毛に絡まったり肉球の隙間に挟まったりしていないかチェックしてあげてください。また、鉱物タイプなどの粒が細かい砂は毛に絡まりやすいので、粒の大きい紙タイプや木材タイプに変えるのも良いでしょう。

【病気の場合】

早急に動物病院を受診する必要があります。猫砂の誤食以外にも、寄生虫の場合は嘔吐や便の異常、肝臓疾患の場合は食欲不振や黄疸などの症状が見られることが多いので、あわせてチェックすると良いでしょう。その他、いつもと違うことがあれば早めに医師に相談してください。
愛猫がトイレの砂を食べている姿を見たら心配になってしまうと思います。しかしそこには何らかの原因が隠れているはずなので、普段の生活や環境を見直してみましょう。最適な対策をとり、誤食の習慣をなくしてあげてください。

 

 

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