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猫にリードを付ける前に、必ず知っておきたいこと【第8回】

編集部 まめお | 2018年01月30日


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猫にリードを付ける前に、必ず知っておきたいこと

 

近年では、犬のように猫にもリードをつけてお散歩している場面を見かけることも増えてきました。しかし、やはり猫と犬では色々と勝手が違ってきます。「室内飼いの猫にお散歩させたい」とお考えの飼い主さんは、一度こちらでリードの選び方や付け方、慣らし方を確認しておきましょう。

目次

猫のリードは必要?

ひと昔前と異なり、猫は完全室内飼いが当たり前となっている昨今。「愛猫に外の世界を見せてあげたい」と考える飼い主もいれば、「外に出すなんてとんでもない」あるいは「リードをつけるなんてかわいそう」と考える飼い主もおり、猫にリードをつけて散歩に連れていくことには賛否両論あります。実際のところ、猫のリードが必要かどうかは、猫の性格や育ってきた環境にもよるでしょう。

犬と違って、猫の場合は家の中だけでも環境さえ整っていれば充分な運動量が確保されます。生まれてからずっと室内飼いを徹底していた猫であれば、そもそも外に出たがることもありません。ベランダにちょっと出ただけで、恐怖で硬直してしまう猫もいます。このような外に出るのを嫌がる猫は無理に連れ出さない方が良く、リードは必要ないでしょう。

ただ、野良猫を保護した場合など外の世界を知っている猫であれば、外に出たがることもあります。猫は本来リードをつけて散歩をする必要のない動物ですが、現代は交通事故や迷子、病原菌による感染症、拾い食いによる中毒症状など猫にとってたくさんの危険があります。事実、外飼いの猫の方が室内飼いの猫よりも寿命が短いというデータもあるため、安全性を考慮してリードをつけてあげるのもひとつの考え方でしょう。

どうしても必要ならハーネスで

猫は犬と違って、首輪+リードはあまり向いていないとされています。猫は頭が小さく、狭い場所ならするりと入り込める動物。首輪の場合、何かの拍子にスポッと抜けてしまうことがあるためです。また塀に飛び乗るなど動作も大きいため、首がしまって苦しくなってしまうことも。リードを付けると決めた場合は、首輪ではなく猫用のハーネスを付けると良いでしょう。

ハーネスは紐状あるいはベストなどの服の状態になっており、腕を通して猫の胴体に着用させて使用します。胴体を支えるので首輪に比べて猫のカラダへの負担が少なく、また抜けにくい点がメリットです。付け方は前足を通させて、背中でマジックテープやバックルを留めるだけ。ただ猫が嫌がってしまうことがあるので、焦らず行いましょう。締めすぎず、きつくならないように付けてあげてください。

嫌がったら無理にリードは付けない

リード(散歩紐)は、ハーネスの金具に取り付けて使用します。しかし最初はハーネスを着用するだけでも硬直してしまう猫や、ハーネスに激しい抵抗感を持つ猫もいます。嫌がるようなら無理にリードをつけず、まずはハーネスに慣らしてあげると良いでしょう。

どうしても嫌がる場合は、猫にリードやハーネスを付けることを諦めるのもひとつの選択肢です。室内飼いを徹底するか、ベランダに脱走防止のワイヤーネットなどを設置してベランダだけで外の空気を吸わせてあげるのも良いでしょう。猫にとってリードが過剰なストレスになってしまっては意味がありません。臨機応変に対応しましょう。

徐々に慣らしたい場合に気をつけること

ハーネスやリードを用意したからといって、すぐに着用させて散歩というわけにはいきません。猫にとってリードは未知のもの。数日かけて少しずつ慣らしていくことが大切です。この時、「ハーネス・リードは嫌なもの」という印象を与えないようにしましょう。

具体的には、食べ物を利用した方法があります。まずはハーネスをしばらく猫の見える範囲にただ置いておきましょう。エサ皿に近くに置いておくのも効果的です。そしてそっと着用させてみてください。最初はバックルを留めず、被せるだけでOKです。違和感を持ちそうな素振りを見せたら、すかさずおもちゃで遊んだり、おやつを与えたりして気を逸らしましょう。またごはんの際に着用させるようにすると、「ハーネス=ごはん」という良いイメージになります。

ハーネスに慣れたら、リードを付けて歩く練習をしましょう。リードはピンと張らないように、ゆるくしたままにします。まずはスプーンに入れた食べ物を猫の顔の前に差し出し、少し歩かせて食べさせましょう。徐々にスプーンとの距離を長くし、リードを付けていても普通に歩けるように練習します。そして少しずつリードを張るようにし、誘導していきましょう。

リード(ハーネス)の選び方

ハーネスには紐タイプと服(ベスト)タイプがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。

紐タイプは動きやすくてカラダへの負担が比較的少ないですが、場合によっては肌に食い込んでしまったり、抜けてしまったりすることもあります。服(ベスト)タイプはデザイン性も良くて抜ける心配がなく、食い込みもありませんが、付けた時に違和感を持ちやすく、慣れるまでに時間がかかります。基本的には猫の好みに合わせて選んであげると良いでしょう。紐タイプは嫌がるけど服タイプなら付ける、という猫もいます。

また、必ずサイズが合ったものを選びましょう。首周りや胴回りを採寸してください。着用させた時に指が一本入るくらいがジャストサイズです。ある程度サイズを調整できるものが良いでしょう。さらに、カラダに触れる部分が安全な自然素材のものかどうか、軽くてやわらかい素材かどうか、丈夫かどうかなども選定ポイントです。リードは1.8mや2mなど、長めのものを選びましょう。

リードを付けることは、猫の安全のためでもあります。外の世界に連れていくことは、きっと猫にとって良い刺激になるでしょう。なかには、お散歩が待ち遠しくてリードが好きな猫もいるようです。反対に、どうしても嫌がる場合は、諦めて別の対策を考える必要があります。おしゃれだから、かわいいから、という理由ではなく、あくまでも愛猫にとっての快適な暮らしを最優先に考え、リードの必要性を判断しましょう。

 

 

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