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水を飲まない猫に!今すぐ試せる【水を飲ませる対策】まとめ【第11回】

編集部 まめお | 2018年05月04日


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水を飲まない猫に!今すぐ試せる【猫に水を飲ませる対策】まとめ

 

猫が水を飲まない…と心配する飼い主さん多いですよね。猫は元々水を飲むのが苦手な動物ですが、水分を摂らないことで結石症など尿路系の病気になりやすいという特徴も。病気予防のためにも水分補給は必要不可欠。そこで今回は、簡単な方法から裏ワザ的な方法まで、今すぐ試せる「水を飲ませる対策」特集としてまとめてご紹介いたします。

目次

水を飲まないと、猫はどうなる?

猫は本来水の少ない砂漠で暮らす生き物なので、少ない水分でも体が機能するようにできています。なので水分補給は苦手。ですが、だからといって水を摂らない状態のままで放っておくと、体内のおしっこの濃度が濃くなり尿結石症や膀胱炎などの腎臓・尿路系の病気を発症しやすくなります。

<水を飲まないことで発症しやすくなる病気>

  • 尿石症
  • 膀胱炎
  • 慢性腎不全 など

<猫には、1日にどのくらいの水分が必要?>

これらの病気を予防するためにも、一般的に、猫ちゃんには1日あたり体重1kg当たり60~70mlの水が必要であると言われています。つまり、体重4Kgの猫の場合、目安として1日に240ml以上の水を摂らせる工夫が必要。
しかし、これらはあくまで目安。子猫・成猫・シニア猫など、猫の年齢や筋肉量などにより必要な水分量は多少変わってきますので、おたくの猫ちゃんに適切な水分量が知りたければ、獣医さんにアドバイスをもらうのもオススメです。
水分をとる方法は、飲むだけでなく、食事に含まれる水分を増やすことでも対策は可能。それぞれの猫ちゃんに合う方法で、水分補給させるようにしましょう。

猫が水を飲まない理由

猫があまりにも水を飲まない場合は、何か飲みたくない理由があるのかもしれません。
まずは猫ちゃんの気持ちや飲まない原因を把握し、それにあった給水対策を実行するようにしましょう。

<水を飲まない理由>

猫が水を飲まない理由として、次のような要因が考えられます。

  1. 水が気に入らない
  2. 器が気に入らない
  3. 水がある場所が気に入らない
  4. ウェットフードが主食で、水分が足りている
  5. 老齢化や体調不良 など

<対策1>水を変えてみる

猫が水を飲まない原因の一つに、「その水が気に入らない」という理由が挙げられます。
そんな時は、猫が飲みたくなる水を用意することで飲む水の量が劇的に増える場合もあります。

<猫はこんな水が好き>

そこで、一般的な猫がついつい飲みたくなる水の特徴をご紹介します。
猫それぞれで好みが違うので、いろいろ試して愛猫にあった水のタイプを把握しましょう。

◯新鮮な水

猫ちゃんは、新鮮なお水が好き。いつでも新鮮な水を飲めるよう、できるだけこまめに水を取り替えてあげてください。水換え後すぐに水を飲みにくる猫なら、こまめに水を換えるだけで自然と飲む量が増えてきます。

◯流水

蛇口から流れる水やポタポタ落ちる水滴を好んで飲む猫ちゃんっていますよね。これは、猫が「流れている水=新鮮な水」と本能的に知っているからだと言われています。
台所や洗面所・お風呂などで水を使っている時に猫が寄ってきたら、蛇口から水滴がポタポタ落ちる程度にしておき、猫が自分から飲むようにするのも効果的です。

◯体温に近いあたたかいお湯

バスルームに入りたがる猫ちゃんっていますよね。猫は、お風呂のお湯や水滴など、自分の体温に近い温かさのお湯を好んで飲む傾向があります。
冷たい水ではなく、一度電子レンジなどで36℃~38℃のぬるま湯程度に温めてからあげると、いつもよりたくさん飲んでくれる場合があります。

◯沸騰させたお湯を冷ました水(白湯)

猫は、水道水のカルキ臭が苦手。そのため、水道水をそのまま与えても飲んでくれないことも。
水道水をあげる場合は、一度沸騰させてカルキ臭をとばして冷ました水(白湯)をあげるのがオススメ。猫は温かい水が好きなので、人肌くらいの温度まで冷まして与えればより効果的です。
「ペット用のミネラルウォーター」もオススメです。

 

アース・ペット ペットの天然水Vウォーター
伊豆天城山系の自然に恵まれた天然水。富士火山帯特有のバナジウム等の天然ミネラル含有です。

<猫が飲んではいけない水>

猫が飲むと危険な水もあるので、きちんと把握し猫に飲ませないよう注意しましょう。

×ミネラルウォーター(硬水)

硬水にはたくさんのミネラル成分が含まれています。猫の体は、ミネラル成分を排出するのが苦手なので体内に蓄積されやすく、採り続けることで尿路結石症などの健康トラブルを引き起こす可能性も。
猫には硬水ではなく、軟水かペット用のミネラルウォーター・水道水などを与えるようにしましょう。

×人間用の飲み物

人間用の飲み物には、猫の健康に良くない成分が含まれていることがあります。基本的に、猫の体には水以外の水分は必要ありませんので、人間の飲み物は与えないようにしましょう。

×塩分が多いゆで汁など

塩分や調味料の入ったゆで汁は、与えないようにしましょう。
人間用の魚の水煮缶詰の汁なども、実は塩分が含まれている場合もあるので要注意です。

×花瓶や水槽の水

花瓶の水には、花を長持ちさせるための安定剤や農薬などが溶け込んでいる可能性があります。
また、植物によっては猫にとって毒性のあるものもあり、その毒成分や花粉などが溶け込んだ水を飲むことで中毒を起こす可能性もありますので、飲ませないような対策が必要。
また、水槽の水にもpH調整剤や魚の治療薬など、様々な薬品が投入されている可能性もありますので、猫の健康のためにも飲まさないようにしっかり管理しましょう。

 

<対策2>器を変えてみる

容器や飲みやすさを変えるだけで、猫が水に興味を持ち、飲水の量が増えることもあります。

●器を変える

<器の材質>

陶器・金属、ガラス・プラスチック、シリコンなど、猫それぞれで好みの材質が違いますので、いろんな種類の器を試して、好みのタイプの器を把握するようにしましょう。
またプラスチックやシリコンの器は臭いがつきやすいため、臭いに敏感な猫ちゃんには好まれない場合もあるようです。

<器の形>

縁が広く表面積の大きい器がおすすめ。猫は水を飲む時に器にひげが当たるのを嫌がります。しかも、神経質な猫は、一度嫌な思いをした食器には一切口をつけないというケースも。愛猫がストレスなく水を飲めるよう、ひげがあたらないくらい広く、縁が丸い器がオススメです。また猫が飲みやすい高さで飲めるような脚付きの器も、より効果が期待できます。

<目盛り付きの器で、毎日飲んだ量をチェック>

毎日どれくらいの水を飲んでいるかチェックすることで、愛猫の健康管理に役立ちます。目盛り付きタイプの器なら、減った水の量を簡単に把握しやすく便利です。

<器はつねに清潔に保つ>

器に匂いや汚れが残っていると、キレイ好きな猫は水を飲まなくなる場合も。
できるだけこまめに水を換えるとともに、器も清潔な状態に保ちましょう。

<流水タイプの器も効果的>

最近では、猫の「飲みたい」という気持ちを刺激する、流水タイプの水飲み器もあるようです。
循環式でろ過装置がついているので、まるで水が湧き出るオアシスのような感覚で、猫が好きな時に、いつでも綺麗な水を飲むことが可能です。

【オススメの猫用水飲み器】

ピュアクリスタル 2.5L [猫用]
いつもたくさんキレイな水が飲める、多頭飼いにも対応できる大きめのサイズの循環式水飲み器。

 

 

GEX CATIT フラワーファウンテン(猫用循環式水飲み器)
ネコちゃんの「飲みたい」を刺激する、3通りに水が流れるよう設計された循環式水飲み器。

 

 

猫壱 ハッピーダイニング 脚付ウォーターボウル 猫柄
猫ちゃんが飲みやすい高さの脚付ウォーターボウル。目盛り付きで、1日の飲水量が把握出来ます。

 

 

ヘルスウォーター ボウル M
不思議なほど猫が水を飲むと話題の、瀬戸の陶器製ガブ飲みボウル。

<対策3>器を置く場所や、水飲み場を増やす

猫はキレイ好きで嗅覚に優れているため、水の置き場所も重要なポイント。「気にいらない場所の水は飲まない」なんてことがないよう、猫が飲みたくなるような水飲み場を準備してあげましょう。
猫が飲みたい時に飲めるような場所に水場を作るのが、重要なポイントです。

●猫が好む、水を飲む場所とは?

猫は本来狩猟動物なのですが、獲物の血液などで水を汚さないためにも、水場から離れた場所で食事をする習性があります。そういった猫の習性を利用し、ゴハンを食べる場所だけでなく、餌と離れた場所に水場を設けるのも効果的です。

<水を置く場所選びのポイント>
  1. トイレから離れた場所
  2. 食事する場所から離れた場所
  3. 静かで落ち着いて水を飲める場所
  4. 猫がよくいる場所や寝床の近く
  5. 猫の通り道となる場所

●水飲み場は、猫の数より多くする

猫が飲みたい気分の時に飲みやすいよう、できればあちこちに水飲み場を増やすのもオススメ。
一匹飼いでも多頭飼いの場合でも、猫の数よりも多い数の水飲み場を設置するよう心がけましょう。

<それぞれの猫専用の器を準備する>

多頭飼いでの場合、水に他の猫や犬などの唾液が混じると、猫はその水を飲みたがらないというケースも多いようです。猫はデリケートでこだわりが強いので、各猫専用のウォーターボウル(水飲み器)を最低でも1匹に1個以上準備しましょう。

 

<対策4>食事を変えて、水分を補給させる

必要な水分は、直接水を飲むだけでなく、食事からでも補給可能です。
日頃からウェットフードを与えている場合は、フードに含まれる水分で水分補給ができるため効率的です。

●ドライフードをウェットフードに変える

ドライフードに含まれる水分の割合は約5~10%なのに対し、ウェットフードは約75~80%程度。
水を飲むのが苦手な猫ちゃんでも、食事をドライタイプからウェットタイプに変えるだけで、楽に水分補給ができるようになります。ウェットフードの中でも、できるだけ水分が多いものを選ぶのもポイントです。

<ウェットフードだけを与えるなら「総合栄養食」を選ぶ>

ただし、ウェットフードだけを毎日与える場合、「総合栄養食」と書かれたものを選ぶようにしてください。「一般食」と書かれているフードはあくまで補助食として、ドライフードと合わせて与えるようにしましょう。

●ドライフードをお湯でふやかして与える

カリカリのドライフードを、お湯でふやかしてあげるのもオススメです。
ただし、この方法を嫌がる猫ちゃんもいますので、その場合は、鳥ささみのゆで汁や、ウェットフード(一般食)・猫用缶詰の汁やスープタイプのフードなどをかけて、ドライフードをふやかす方法も試してみてください。

<お湯でふやかし、人肌くらいの温度に>

猫は、冷たいものよりも、人肌くらいの温度のものを好みます。
冷たい水でふやかすよりも、お湯でふやかして36℃~38℃くらいまで冷ました方が香りも立ち、猫の食欲をそそります。

 

<対策5>水を飲ませるための最終手段とは?

それでもどうしても飲まない…なんて時の最終手段は、次に紹介する「猫が水飲み場に足を運ばないのなら、猫がいる場所に飼い主が水を運ぶ」という方法です。水が飲みたいな…と思っても、近くに水がなければ我慢してしまう面倒くさがりの猫ちゃんもいます。そんな猫ちゃんに使える、裏ワザ的な方法です。

●気づいた時に、猫の所に水を持っていく

時間がある時や気づいた時に、コップや器に水を入れて猫の元へ持っていき差し出し、直接水を飲んでもらう方法です。面倒くさくて水を飲まない猫ちゃんの場合、これで結構飲んでくれます。

●指などに水をつけ、猫に直接舐めさせる

器に入ったゴハンは食べなくても、飼い主さんの手からもらうゴハンは食べる…なんてこともありますよね。その効果を応用し、器ではなく手についた水を舐めてもらう作戦です。コップなどに水を入れて猫の側へ行き、指先を水で濡らし猫に差し出すと、意外と舐めてくれることがあります。(※手はキレイに洗い、ハンドクリームや洗剤などをしっかり洗い流してから行いましょう。)

<あくまで最終手段として行うのがポイント>

ただし、初めからこの方法を使うと、飼い主が水を持ってきたり飲ませてくれると勘違いし、自分から水を飲みに行かなくなる場合も。この方法は、あくまで「他の方法がダメだった時の最終手段」という認識で行うようにしましょう。

<対策6>それでも飲まない場合は、獣医さんに相談する

どんな対策を行っても猫が水を飲まない場合は、老齢化や体調不良が原因の場合も。
飲んだり食べたりしたくても口の中の口内炎が痛くて飲んだり食べたりできない…なんてことも考えられます。
水を全く摂らないでいると脱水症状に陥り、命に危険が及ぶケースがあるため、日頃からしっかり猫の様子を観察し、早めの対処が肝心。水を飲まなくなったと感じたり異変を感じたらすぐに動物病院に連れていき、診察や治療をしてもらいましょう。猫の健康を第一に考え、早めに獣医さんに相談しアドバイスをもらうことも大切です。
今すぐ始められる「猫に水を飲ませる対策」いかがでしたか?ちょっとした変化やコツで、気難しい性格の猫ちゃんが今までより多く水を摂取してくれるケースも。愛猫の健康管理のためにも、日頃から飲む水の量をチェックし、それぞれの猫に合った対策を実践しながら、毎日の健康をサポートしてあげてくださいね。

 

 

※サイトでは正確な診断はできません。異常を感じたら早めに掛かりつけの獣医さんに診てもらいましょう。
※上記で紹介した対策は、猫の種類、年齢、性格等にもよりますので、掲載のグッズや方法が必ずしも有効というわけではありません。

 

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