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猫のトイレしつけ方法!知っておきたい重要ポイント【第6回】

編集部 まめお | 2018年03月29日


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猫のトイレしつけ方法!
知っておきたい重要ポイント

 

一般的に簡単だと言われている猫のトイレのしつけ、だけど実は「しょっちゅうトイレ以外で粗相する…」とお悩みの飼い主さんも多いんです。そこで今回は、子猫をはじめ成猫のトイレトレーニング方法と、知っておきたいしつけの重要ポイントをご紹介します。

目次

意外と簡単!猫のトイレトレーニング方法

猫は本来、砂漠に住む動物。本能的に砂の上に排泄し、ウンチやおしっこに砂をかけて隠そうとします。この習性を利用したトイレを準備すれば、子猫をはじめ成猫でもトイレのしつけは比較的簡単です。

<猫のトイレトレーニング方法>

(1)猫が床の匂いをしきりに嗅いだり、穴を掘るしぐさ、そわそわ落ち着かない様子の時は、トイレをしたいというサイン。すぐにトイレに連れて行きましょう。
(2)猫が排泄を終えて、トイレから出るのを少し離れた場所で確認。
(3)しばらくしてから排泄物を処理する
(4)1~3を繰り返すうちに、猫は自分からトイレに行くようになります。

最初は「すぐに排泄物を処理しない」のがポイント

とくに最初は、トイレに排泄物の臭いをつけることが大切。猫のウンチやオシッコがついた猫砂やペットシーツなどがあれば、最初にそれをトイレにしばらく置いておくのも効果的。自分の排泄物の臭いがすることで「そこは排泄していい場所」と猫が覚えやすくなります。そして猫がトイレの場所を認識しだしたら、トイレ後の排泄物はすぐに取り除き、できるだけキレイな状態を保てるように心がけましょう。

トイレと間違いやすいものは置かない

また猫がトイレを理解するまでは、プランターなどトイレと間違いやすいものは部屋に置かないようにしましょう。

失敗しても叱らない

粗相をしても、叱ったり体罰を与えてはいけません。猫は叱られたことで不安を感じ、ますますいろいろな場所に排泄するようになることも。怒ったりするのではなく、根気よくトレーニングを繰り返すことでトイレの場所を覚えさせてあげましょう。

トイレトレーニングを始めるタイミング

子猫のトイレトレーニングは、生後3~4週間を過ぎ自分でウンチやおしっこができるようになった頃からしつけトレーニングを始めるのがベスト。ですが成猫の場合でも、猫にとって快適なトイレ環境を準備しトレーニングを繰り返せば、トイレの使い方をマスターできるようになります。

また母猫や先住猫がいる場合は、その猫たちの行動をお手本として自分からトイレの使い方を覚えることもあり、意外と簡単なケースもあります。

 

トイレ以外で排泄する猫、失敗する原因は!?

しかし、しつけをしても猫がトイレ以外の場所で粗相する場合は、まずは失敗した理由を知ることから始めてみましょう。

<トイレ以外で粗相してしまう原因>

トイレ以外で粗相してしまう場合、以下のような原因が考えられます。

  • トイレが汚れている
  • トイレや、猫砂が気に入らない
  • トイレのある場所や環境が気に入らない
  • マーキング(スプレー)のため
  • トイレの位置が変わった
  • 環境や生活の変化によるストレス(引っ越し・多頭飼いなど)
  • 泌尿器や腎臓など、体調不良の可能性も
それぞれの原因に合う対処法が必要です

猫がトイレ以外で排泄する理由にあわせて、対処することが大切。
トイレのしつけは、理想的なトイレ環境をつくることが成功の秘訣です。

まずは、猫にとって理想的なトイレ環境を作ろう!

トイレに強いこだわりを持っている猫、実は多いんです。
なので、猫ちゃんが気にいるトイレ環境を作ることが、トイレトレーニングの第一歩。
場所や猫砂の選び方やトイレの数など、まずは知っておきたい猫トイレの基本をご紹介します。

トイレに最適な場所

人間にとってもトイレは一人になれる大切な場所。猫だって、できるだけ誰にもじゃまされず静かに用を足せるトイレが理想的です。

<猫トイレの場所を選ぶポイント>

次のポイントを注意しながら、トイレを設置してあげましょう。

  • できるだけ人の行き来が少なく、静かな場所
  • 猫が食事する場所や寝る場所から少し離れた所
  • 風通しがよければ、なお良い
  • 猫がトイレに入るのを飼い主がチェックできる場所だとより良い
  • 場所はできるだけ移動させない

トイレの回数や排泄物のチェックをしよう

また、猫がトイレに入るのを飼い主が確認できる場所に置くのがベスト。
その日のウンチやおしっこの状態や回数、排泄時の様子などを把握することは、猫の健康管理をする上で重要なポイントになります。

猫砂の選び方

最近では、おから・木製チップ・紙系・鉱物系(ベントナイト)・脱臭効果のあるシリカゲルなど、いろいろな素材でできた多種類の猫砂があります。
ただし飼い主が掃除しやすいからと選んだ猫砂でも、猫は気に入らないという場合も。
それぞれの猫で好みが異なるため、初めのうちは素材が違う何種類かの砂を並べて、どのタイプの砂が良いかテストするのもオススメです。

<猫砂を選ぶポイント>

猫の好みを重視しながら、掃除しやすいなどの利点もあわせて考慮しましょう。

  • 肉球にはさまらない大きさの粒
  • かたまりやすい(オシッコがバラバラにならない)
  • 散らかりにくい
  • できるだけ、自然に優しい素材のもの

トイレの数は、猫の数+1

多頭飼いの場合は、トイレのサイズや数はとっても重要なポイント。
トイレが汚れていたから、他の場所で粗相をする…なんてことがないよう、「猫の数+1」個のトイレを設置しておくことが理想的です。
また数がおけない場合は、できるだけ大きめサイズのトイレを準備するのもオススメです。

できるだけいつも清潔な状態に。

猫は清潔好きな動物なので、トイレの掃除はとっても大切。
トイレが汚れていると、違う場所でウンチやおしっこをしたり、排泄を我慢することで病気を引き起こす場合もあります。

そうならないためにも、定期的にトイレをチェックして排泄物を取り除き、できるだけ清潔なトイレ環境をキープできるよう心がけましょう。最近では、自動で排泄物を取り除ける便利な猫用トイレもあるので、必要に応じて活用を検討してみましょう。

徹底的にニオイを消して、失敗を繰り返さない!

トイレ以外の場所で粗相してしまった場合、そのニオイを徹底的に消すことも大切。
同じ場所での排泄を繰り返させないためにも、失敗の原因となる臭いはしっかり取り除いておきましょう。

しつこい猫のおしっこ臭を消すコツ

おしっこした場所をアルコールや中性洗剤で拭きとり、ペット用の消臭剤を吹きかければ、基本的には大丈夫。
それでも同じ場所で粗相を繰り返す場合は、まだニオイが残っている可能性も。

ニオイが残りやすい布やカーテン・畳などは、おしっこを拭きとってから熱湯をかけ、温度が少し下がってから早めに雑巾などで水分を拭き取ります。熱湯でおしっこのニオイ成分「アンモニア」を分解するため、これだけでほとんど臭わなくなります。
それでもニオイが残っている場合は、もう一度熱湯をかけて拭き取る作業を繰り返したり、漂白剤を薄めたもので濡らした後に硬くしぼった布で拭きあげるのも効果的です。

猫のスプレー(尿マーキング)行為は治る?

猫のトイレ問題で、けっこうやっかいなのがスプレー行為。
自分の縄張りを主張するためのマーキングとして、部屋のあちこちに「スプレー」と呼ばれる濃くて臭いが強い尿をかける猫ちゃんもいます。
去勢していないオス猫に多い行動ですが、去勢したオスやメスでもスプレー行為に及ぶ場合があります。

<猫のスプレー行為のおもな理由>

スプレー行為には次のような理由があります。

  • オス猫の縄張り意識として
  • 新入りの猫や、新しい家族が来た場合の、縄張りアピールとして
  • ストレス(生活環境や、トイレ・食事・部屋などへの不満)

<猫のスプレー行為対策>

スプレー行為を行う原因に合わせて対策が必要です。

  • 去勢手術をうける
  • ストレス発散・解消させる(遊んだり、散歩などの運動をさせる)
  • 猫ができるだけ安心できる環境をつくる
  • 猫が環境の変化などに慣れるのを待つ

去勢すれば、スプレー行為はなくなる?

オス猫の場合は、性ホルモンが大きく関与しているため、去勢手術を受けるとスプレーをしなくなる可能性が高くなります。ただし、去勢手術の時期が、はじめての発情期の後の場合は、時にあまり効果がない場合もあるようです。
(去勢手術をうける適切な時期は諸説ありますが、一般的に生後6~10ヶ月くらいが目安と言われています。)
去勢・避妊手術は、猫ちゃんの体にとっても、メリットとデメリットがある問題。獣医さんとしっかり相談し、飼い主さんが十分に検討した上で判断することが大切です。

ストレスが原因のスプレー対処法は?

ストレスが原因の場合は、できるだけ猫が安心できる環境作りを心がけた上で、環境の変化に馴染めるよう時間をかけて待ちましょう。
また日頃からストレス解消となる遊びや、運動を心がけるのもオススメです。
スプレーをしたからと厳しく叱りすぎると、ストレスでさらにスプレー行為がひどくなる場合もありますので要注意。それでもどうしても改善しない場合は、獣医さんなどに相談し、プロのアドバイスを聞くことも大切です。

毎日の排泄物のチェックは、重要な健康管理の一つ。

トイレのしつけをすることで、猫の体調管理もしやすくなるというメリットがあります。

トイレのしつけは、猫の健康管理にもつながります

猫の祖先は砂漠に暮らしていたため、水分補給が上手ではありません。
そのためおしっこの濃度が濃くなり、泌尿器や腎臓のトラブルを抱えることも少なくありません。そのため、毎日のおしっこの回数や量に変化がないか必ずチェックしましょう。
ウンチに関しても、便の硬さや色、回数などを毎日確認しておくことが大切です。

また、排泄時の様子もできるだけ観察しましょう。痛そうだったり鳴き声をあげたりいつもと違う様子の時は、泌尿器系をはじめとする体調に異変があることも。すぐに獣医さんに相談するようにしてください。

猫は言葉を話せない生き物。飼い主さんが猫の健康状態をしっかり把握するためにも、排泄物はこまめにチェックしてあげてください。

 

 

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