にゃんにゃん編集部

国内特派員/ぼくはちび!白い靴下の王子様

人見知りなぼく【第15話】

特派員 ちび | 2017年03月08日


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ぼくはとっても大きくてたくましい、立派でカッコいいオス猫なんだけど、実はちょっと人見知り。

てか、とっても人見知り!

だから、知らない人が来ると部屋の隅に隠れて避難することにしている。

別に怖いわけじゃないんだよ。ただ、人見知りなだけ。
だって、知らないひとから「かわいいねー」とか言われてベタベタ触られるの、好きじゃないんだもん。

何度も遊びに来るお姉ちゃんのお友達にはずいぶん慣れてきた。猫好きの周りには猫好きが集まるって言うけど、やっぱりお姉ちゃんのお友達のお家にはみんな猫がいるんだって。
いつもいろんな猫の匂いを付けてくるから、クンクン嗅いでチェックするんだよ。
やっぱり、猫の匂いがする人間はなんとなく安心するんだよね。

ところが、家にやってくるのは猫好きのお友達だけじゃない。たまに聞き馴れない声が玄関から聞こえてくる。
その声は、「ここにサインお願いしまーす。」とか、「代金は○○円です。」とか言ってる。
その、低くてでっかい声が聞こえると、ぼくは居ても立っても居られない!一目散に隠れ家に飛び込んで、じっと息をひそめるんだ。『早くいなくなれ!』って祈りながらね。

そんなことが何回か続いて、ぼくは気が付いた!
怖い声でしゃべる人間が来る前に、必ず『ピンポーン』っていう音が鳴ることに!

『ピンポーン!』って音が鳴ると、お姉ちゃんが『はーい』って言って、それからしばらくすると玄関で怖い声が聞こえるんだ!

そこでぼくは、『ピンポーン』が聞こえたら即、隠れ家に飛んで行くことにした。ゴロゴロ日向ぼっこしてても、ご飯食べてても、トイレにいても!その、目にも止まらぬ素早さ!そして一瞬で気配を消すしなやかさ!

さすがステキなぼく。誰にも負けないよ!

そんなぼくの様子を見て、お姉ちゃんはため息をついた。
「ちびたんは、お姉ちゃんに何かあっても絶対に助けに来てくれないねー。」

 

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